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アドバンテスト(6857)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

アドバンテストは対法人向けの企業であるため名前を知らない人も多いかもしれません。

しかし、アドバンテストは半導体製造には必須の機器を作るメーカー。

そんなアドバンテストへ投資してみたいという人も少なからずいることでしょう。

ただ、株価分析の結果は投資に値すると言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はアドバンテストの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

アドバンテスト(6857)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

アドバンテスト(6857)の株価分析

アドバンテストの事業内容

アドバンテストの主な事業は半導体試験装置の製造・販売です。

半導体そのものではなく、半導体試験装置の製造・販売ということがポイントです。

半導体試験装置とは半導体を製造する過程でその性能をテストするために使う装置。

半導体の需要が高まればアドバンテストの業績も上向きます。

たとえば、半導体はスマートフォンからパソコン、家電や自動車など実に様々な機器に使われています。

当然、これらの産業が潤えばアドバンテストの業績も上向くことになります。

ただし、冒頭で申し上げたようにアドバンテストの事業は半導体の試験装置の製造・販売。

アドバンテストが半導体そのものを製造しているわけではありません。

したがって、株価分析の際には半導体の需要だけではなくその他の要因も見ていく必要があります。

たとえば、半導体関連企業の設備投資のサイクルはアドバンテストの業績に小さくない影響を及ぼします。

あるいは、半導体技術の進歩などもアドバンテストの業績に強く影響してきます。

半導体の性能が上がればより高性能な試験装置も必要になってくるからです。

事実、2019年は新型コロナウィルスの影響により半導体需要が減少。

しかし、アドバンテストは取引先の一部が半導体高性能化に注力したため、業績への悪影響も比較的軽く済みました。

このように、アドバンテストの株価を分析する際は半導体だけではなくその周辺情報にも注意を払っておきましょう。

アドバンテストの売上の状況

アドバンテストの2020年3月期決算の連結売上高は2,759億円。

そこから各種経費を引いた経常利益は586億円です。

これは前期比で4.6%増です。

一方でアドバンテストは2021年の売上予測を前期比5.8%減の2,600億円としています。

とはいえ、この売上はやや悲観的な予測です。

半導体設備動向に大きな変化はないものの新型コロナウィルスの影響がどのように響くかは不透明。

そのためあえて慎重な予測にとどめているのです。

基本的には、この売上予測を株価分析の際にネガティブ評価する必要はないでしょう。

アドバンテストの資産状況

2020年6月期におけるアドバンテストの総資産は3,590億円。

自己資本比率は65.2%です。

自己資本比率は総資産のうち資本金と株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に健全であるとされる指標です。

アドバンテストの65.2%という自己資本比率は十分に高い数字です。

財務的な部分に関して心配は不要でしょう。

アドバンテストの株価分析

アドバンテストの株価は新型コロナウィルス発生時に急落。

ほどなくして値を戻していますが、その後にふたたび下落、そして上昇とせわしない動きをしています。

この株価下落はアドバンテストが決算発表で業績予測を下方修正したことが大きな理由です。

ただし、5Gの普及や半導体の高性能化などアドバンテストを取り巻く事業環境は決して悪くありません。

中長期的にはさらなる株価上昇を望んでも良いのではないでしょうか。

ただ、中期的に見るとアドバンテストの株価はすでに高値水準です。

一応の天井と見える7,000円を突破するとしてもそこからどれほど上昇するかは未知数。

利益確定のタイミングは難しくなるでしょう。

アドバンテスト(6857)の配当金

アドバンテストの予想配当金は60円~70円。

投資総額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.91%です。

この配当金の利回りは平均よりも低い数字です。

配当金についてはアドバンテストにはあまり期待しないほうが良いでしょう。

ちなみに、一般的にですが成長著しい企業は配当金の利回りが低めです。

これは利益を配当金として株主へ還元するよりは事業へ再投資したほうが効率的だからです。

配当金重視で投資するつもりの人は、ある程度成長しきった知名度の高い銘柄へ投資すると良いでしょう。

アドバンテスト(6857)の株主優待

アドバンテストに株主優待はありません。

半導体試験装置の製造・販売という事業内容を考えると株主優待がないのも仕方のないことでしょう。

アドバンテストは配当金も低めであることは先に触れたとおり。

そのうえ株主優待もないというのは株主還元が不十分な印象です。

今後の改善を期待しましょう。

ちなみに、家電量販店や交通系の銘柄は手厚い株主優待が期待できます。

仮に不要だとしても金券ショップで売却することも可能です。

初めての投資で株主優待を貰ってみたいという人はそういった銘柄を探してみてはいかがでしょうか。

アドバンテスト(6857)の株価分析を競合他社と比較

アドバンテストの競合他社としてここではテセックと山一電機の株価分析と比較してみましょう。

まずはテセックの株価です。

テセックは自動車用部品をメインとした試験装置メーカー。

製造だけではなくサポートまでおこなう点もアドバンテストと共通しています。

しかし、株価はアドバンテストとは対照的。

新型コロナウィルス以降、低い水準のままです。

これはやはりテセックの業績が自動車業界の影響を強く受けるからです。

ただ、自動車業界はすでに回復の兆しが見られます。

割安な今のうちに投資しておくというのも悪くないでしょう。

次に山一電機の株価を見てみましょう。

山一電機は半導体検査に必要な部品を製造する企業。

半導体の検査関連ということでアドバンテストと極めて似た事業内容と言えます。

しかし、株価に勢いは見られません。

とはいえ、中期的に見て山一電機の株価が割安であることは明らかです。

株価も1,400円程度と手頃です。

直近の決算の内容はそれほど良くありませんでしたが、今後の回復が絶望的というほどでもありません。

資金力の問題でアドバンテストへ手が届かない人は代わりに投資してみるのも良いかもしれません。

アドバンテスト(6857)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

アドバンテストの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

売上については新型コロナウィルスの影響も比較的軽微。株価も堅調です。

ただ一方でアドバンテストは配当金も安く株主優待もありません。

アドバンテストへ投資するつもりの人はあくまでも株価値上がりによる売却益を狙っていきましょう。