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アイシン精機(7259)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

アイシン精機はトヨタ系列の自動車部品メーカー。

エンジンやブレーキ、ボディなど自動車関連の部品を幅広く生産しています。

そんなアイシン精機へ投資してみたいという人も少なくないでしょう。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、直近の売上状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はアイシン精機の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

アイシン精機(7259)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

アイシン精機(7259)の株価分析

アイシン精機の事業内容

アイシン精機の主な事業内容は自動車用部品の製造です。

特にトヨタ自動車向けの部品では最大手です。

アイシン精機はそのほか冷暖房などのエネルギー関連事業、リフォームなどの住宅関連事業も手掛けていますが、これらの売上は微々たるもの。

株価分析の際には自動車部品事業だけを見ておけば十分でしょう。

また、アイシン精機は自動車部品事業に関してセグメントを「アイシン精機」「アイシン高丘」「アイシン・エィ・ダブリュ」「アドヴィックス」の4つに分けています。

これらのセグメントは個別に財務情報が入手可能です。

より詳細に分析したい人はセグメント別の業績を見ていくことをおすすめします。

ちなみに、アイシン精機の社名の由来は「愛知工業株式会社」と「新川工業株式会社」。 名前から想像できるとおり、アイシン精機は両社が合併して生まれた企業です。

合併当時、両社は国際競争力強化のため「小異を捨て大同につこう」と決断したと言われています。

すでにグローバル企業のひとつとなった今のアイシン精機を思うと、これは実に英断だったと言えるでしょう。

アイシン精機の売上の状況

アイシン精機の2020年3月期の通期連結売上高は3兆7,845億円。

そこから各種経費を引いた経常利益は533億円です。

売上は前年比で6.4%の減。

経常利益は実に75.4%の減少です。

これは新型コロナウィルスの影響もありますが、先行投資にかかる償却費用や事業にかかる減損処理など特殊な要因もあります。

ただ、新型コロナウィルスの影響は2021年度の売上からようやく表面化してきます。

アイシン精機は2021年の売上については前期比10.7%減の3兆3,800億円と予測。

経常利益についても6.4%減の500億円の予測です。

総じて、アイシン精機を取り巻く経営環境は厳しいと言えるでしょう。

実際、アイシン精機は決算資料において現状を「勝つか負けるか」ではなく「生き残れるか否か」の戦いと評しています。

そのような事業環境への対策として、アイシン精機は子会社の統廃合や新たな設備導入など積極的な競争力強化策を実施しています。

こうした施策が実を結ぶかどうか今後の業績には注目しておきましょう。

アイシン精機の資産状況

2020年6月期におけるアイシン精機の総資産は3兆6,009億円。

自己資本比率は34.5%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に安定しているとみなされる指標です。

アイシン精機の自己資本比率34.5%はごく平均的な数字と言えます。

株価分析の際に特別に財務的な部分を不安視する必要はないでしょう。

そもそもアイシン精機の大株主は世界のトヨタです。

基本的に会社が倒産するような危機的な事態は生じないと考えておいて差し支えないでしょう。

アイシン精機の株価分析

アイシン精機の株価は新型コロナウィルスを契機に一時急落。

その後に反発していますが戻りの勢いは強くありません。

直近の決算を見るに自動車業界の経済活動は回復傾向にあります。

しかし、アイシン精機の株価にはいまひとつそれも反映しきっていません。

やはり冬にかけての新型コロナウィルス再流行のおそれが足かせになっている印象です。

とはいえ、5年、10年といった中長期で見ると現在のアイシン精機の株価はあまりにも安すぎます。

売上状況でも見たようにアイシン精機はただ無策でいるわけでもありません。

積極的な構造改革も推し進めている途中です。

そういった背景を考えると、時間はかかれど以前の株価まで戻す可能性は決して低くないと思われます。

ある程度の中長期保有を前提とすれば今は良い買いのタイミングと言えるのではないでしょうか。

アイシン精機(7259)の配当金

アイシン精機の予想配当金は60円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.94%です。

この配当金利回りは悪くない数字です。 アイシン精機の現在の株価はおよそ3,100円。 売買単位は100株なので約31万円もあれば投資できます。

それに対して100株×60円=6,000円の配当金と考えると悪くない投資と言えるでしょう。

当然、くわえて株価が回復すれば売却益も狙えます。

総じてアイシン精機は初めての投資にも向いている銘柄と言えるでしょう。

アイシン精機(7259)の株主優待

アイシン精機に株主優待はありません。

トヨタ自動車向けの部品生産という事業内容を考えるとこれも仕方のないことでしょう。

とはいえ、初めての株式投資なのだから株式投資を貰う経験をしてみたいという人もいるのではないでしょうか。

そういった人はできるだけ株価の安い小売業への投資をおすすめします。

個別銘柄の紹介は控えますが、探せば数万円の資金で株主優待が貰える銘柄も珍しくありません。

まずはそういった銘柄で株主優待を貰ってみてはいかがでしょうか。

アイシン精機(7259)の株価分析を競合他社と比較

アイシン精機にはなかなかはっきりとした競合が見当たりません。

同じ自動車部品というカテゴリーの銘柄はあるものの、売上規模が違いすぎるからです。

そこでここではアイシン精機と同じくトヨタ系列の自動車部品メーカーであるデンソーの株価分析と比較してみましょう。

アイシン精機にくらべるとデンソーの株価は比較的堅調です。

自動車部品という事業内容であるだけに新型コロナウィルスの影響はデンソーの売上にも大打撃でした。

しかし、直近の決算では中国市場の回復傾向が明るみに出ました。

こういったことが好感され株価も上昇したのだと思われます。

ただ、株価はすでに5,000円台と比較的高値。

アイシン精機の代わりに投資するとしても、いくらかの資金力が必要になることが唯一の難点です。

アイシン精機(7259)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

アイシン精機の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は厳しい売上状況を受けてやや軟調。

ただ、中期的に見れば現在のアイシン精機の株価は安すぎる印象です。

株主優待こそないもののアイシン精機の配当金は悪くありません。

不透明感は残りますが、配当金を貰いつつ気長に株価回復を待つスタイルであれば今のタイミングで買いに走るのも悪くないのではないでしょうか。