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味の素(2802)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

味の素は調味料を扱う大手食品メーカー。

アミノ酸調味料で言えば日本国内の実に7割のシェアを誇ります。

そんな味の素へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、味の素の株価分析の結果は投資に値すると言えるものなのでしょうか。

また、配当金や株主優待、売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は味の素の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

味の素(2802)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

味の素(2802)の株価分析

味の素の事業内容

味の素は調味料を扱う企業の最大手。

その事業は大きく「食品事業」と「アミノサイエンス事業」に分かれています。

アミノサイエンス事業は味の素グループのアミノ酸技術をもとにした幅広い事業です。

サプリメントはもとより、牧畜用の飼料や電子材料なども製造しています。

ただ、味の素の総売上高に占める割合で見るとアミノサイエンス事業は約3割。

残りの7割は食品事業です。

株価分析の際にも基本的には味の素は食品事業を手掛ける企業と考えておけば良いでしょう。

その際は国内だけではなく海外へも目を向けておきましょう。

味の素の売上高のうち、実に43%が海外の食品事業に依存しているからです。

対して、国内事業の割合は33%。 実は海外食品事業がもっとも味の素の総売上高に占めるウェイトが高いのです。

特にアジア地域の食品事業は今後の味の素グループの成長を牽引すると期待されています。

味の素の今後の業績を予想するときはアジア地域の食品事業の伸びを見ると先が見通しやすいでしょう。

ちなみに、人の味覚は甘み、苦味、塩見、酸味のほか「うま味」が基本となります。

そのうま味を発見したのは味の素の創業のきっかけとなった化学者です。

この発見は日本の10大発明とまで言われています。

味の素の売上の状況

味の素の2020年3月期の連結売上高は1兆1,000億円。

そこから経費などを引いた経常利益は488億円です。

また、直近の四半期決算では味の素は2021年3月期の売上を前期比3.1%減の1兆660億円としています。

これは前期比でマイナスながら、前回の予測からはわずかな上方修正に当たります。

理由は食品事業の売上が当初想定を上回る見通しだからです。

総じて、現段階の味の素の業績は悪くありません。

ただし、新型コロナウィルスの影響が今後どのように出てくるかは依然として不透明です。

ふたたびの業績予測の修正もありえるのでその点は注意しておきましょう。

味の素の資産状況

2020年6月期における味の素の総資産は1兆3,726億円。

自己資本比率は41.1%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

高いほど良いとされています。

味の素の自己資本比率41.1%はごく平均的な数字と言えます。

基本的に株価分析の際になんらかの注意が必要になることはないでしょう。

味の素の株価分析

味の素の株価は上昇傾向です。 新型コロナウィルス拡大時に一時急落したものの、その後に急反発。

年初来高値を更新しています。

ただ一方で、あまりにも急激に上がり続けている印象があります。

実際、短期で見ても株価はいったん調整局面に入りつつある兆しが見て取れます。

中長期的に見れば味の素が有望な銘柄であることは変わりありません。

しかし、できるだけ安く投資したい人はいったん様子見すると良いかもしれません。

味の素(2802)の配当金

味の素の予想配当金は32円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.44%です。

この配当金の利回りは良くも悪くもないといったところです。

味の素の現在の株価が2,200円程度と比較的手頃なことも悪くありません。

約20万円の投資で3,000円近くの配当金が貰えると考えれば決して悪くないリターンです。

また、味の素は年々配当金を増額しています。

増額の幅こそ大きくありませんが、減額もなく着々と増配を続けています。

短期的にはともかく、長い目で見れば安定した配当金を期待しても良いでしょう。

味の素(2802)の株主優待

味の素の株主優待は自社グループ製品の詰め合わせセットです。

今期で言えば、固形コンソメ、料理の素が2箱、サプリメント1つ、インスタントコーヒーが基本の詰め合わせ内容でした。

いずれも貰って困る人はいないでしょうから、地味に嬉しい株主優待と言えるでしょう。

ただし、味の素の株主優待は100株以上を半年以上継続保有していることが条件です。

また、味の素の株主優待は継続保有している期間に応じて内容が変わります。

具体的には100株以上で1,500円相当、500株以上で3,000円相当、1,000株以上で4,000円相当。

さらに1,000株以上を3年以上継続保有で7,000円相当になります。

できるだけ手厚い株主優待を貰いたい人は継続保有を前提として投資しましょう。

味の素(2802)の株価分析を競合他社と比較

味の素の競合他社としてここではハウス食品グループ本社と永谷園ホールディングス、そして日清食品ホールディングスの株価分析と比較してみましょう。

まずはハウス食品グループ本社の株価です。

ハウス食品グループ本社の株価は味の素とは対照的。

いまひとつ冴えていません。

これは新型コロナウィルスによる外食敬遠により主力商品のひとつであるウコンの力の売上が大幅に落ち込んだことが大きな理由です。

ハウス食品というと家庭での団らんというイメージがあるかと思いますが、実は外食を促すような商品も主力というのは少し意外ですね。

次に永谷園ホールディングスの株価を見てみましょう。

永谷園ホールディングスの株価も今ひとつ。

外出自粛で家庭用食品の売り上げは好調でした。

しかし、永谷園は味の素とは違いフランチャイズで外食事業も展開しています。

おそらくそちらのダメージが影響して株価もいまひとつ上がりきらないものと思われます。

最後に日清食品ホールディングスの株価です。

日清食品ホールディングスの株価の動きは少し味の素に似ています。

ただ、急騰も長くは続かず反落。

現状、新型コロナウィルス流行前の水準にまで戻しています。

正確な理由は分かりませんが、外出自粛=袋麺というイメージから加熱した株価が本来の値に戻していると見るべきでしょう。

ただ、少し急激に下がり過ぎな印象もあります。

株価の値段が高いため味の素の代わりにというわけには行きませんが、今のタイミングならば投資するのも悪くないかもしれません。

味の素(2802)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

味の素の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については好調な売上を反映して好調。

ただし、現状の株価には割高感があります。

配当金については味の素は平均的。

一方で株主優待は長期保有前提であればかなり手厚い内容と言えます。

味の素は値上がり益を基本としつつも中長期保有前提で投資することをおすすめします。