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アステラス製薬(4503)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

アステラス製薬は日本最大手の製薬企業のひとつ。

積極的なCMで知名度も高いためその名を聞いたことがある人も少なくないでしょう。

そんなアステラス製薬へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、アステラス製薬はどのように株価分析すれば良いのでしょうか。

また、配当金や株主優待は期待して良いのでしょうか。

そこで今回はアステラス製薬の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

アステラス製薬(4503)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

アステラス製薬(4503)の株価分析

アステラス製薬の事業内容

アステラス製薬はその名前を知らない人はいないと思います。

その一方でどういった製品を作っているのかまで知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

それもそのはずアステラス製薬の主力製品は医療機関向けの医薬品です。

そのため、一般消費者が手にする製品にアステラス製薬製のものは多くありません。

事実、アステラス製薬の事業の大半はがん治療薬などの医療用医薬品です。

株価分析においても基本的には医療用医薬品の動向を分析すれば十分でしょう。

ちなみに、アステラス製薬の前身は、山之内製薬と藤沢薬品工業。

両社が2005年に経営統合したことでアステラス製薬となりました。

社名の由来はラテン語で星を意味するステラ。

また、明日を照らすという意味も同時に含んでいます。

アステラス製薬の売上の状況

アステラス製薬の2020年3月決算の売上高は1兆3008億円。

経費などを引いた経常利益は2,454億円。

前期比で微増です。

製薬業界という業界柄、新型コロナウィルスの影響もそれほど長引かず2021年売上予測も微減といったところです。

なお、アステラス製薬の売上高に占める国内市場は約3割にすぎず、海外の売上高が7割超にも達しています。

このようにアステラス製薬はいまや日本の1製薬企業という枠組みを超えたグローバル企業のひとつです。

アステラス製薬の株価分析をする際は国際経済の動向と為替レートに注視しておきましょう。

ちなみに、アステラス製薬は2021年業績予想につき想定為替レートを1ドル=109円としています。

為替はなかなか先が読めないため難しいところですが、やや楽観的な想定という印象です。

そのため今後の為替の状況によっては業績予想の下方修正も十分にありえる点にも要注意です。

アステラス製薬の資産状況

アステラス製薬の2020年6月期における総資産は2兆2560億円。

そのうち株主資本と資本金などが占める割合である自己資本比率は57.9%です。

自己資本比率は企業の財務的健全性をはかる指標。

アステラス製薬の自己資本比率は50%を超えているため、資産の半分以上が自己資本ということになります。

これは株価分析では十二分に財務的に健全であると言える数値です。

アステラス製薬が財務的に不安定になるような心配は不要と言って良いでしょう。

アステラス製薬の株価分析

アステラス製薬の株価は新型コロナウィルス流行時に急落したものの、ほどなくして以前の水準まで値を戻しています。

しかしその勢いは長くは続かず低い水準でもみ合っています。

ただ、アステラス製薬の事業は好調であり、さらなる成長も見込めます。

現状を割安と見て買いに走るという選択肢も十分にありと言えるでしょう。

しかし、10年という長期で見るとアステラス製薬の株価は2,000円が大きな壁になっています。

中長期投資ではこの2,000円のラインを超えるかどうかがその後のトレンドを決める重要な分水嶺となるでしょう。

アステラス製薬(4503)の配当金

アステラス製薬の予想配当金は42円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは2.58%です。

これはまずまずの利回りです。

アステラス製薬の株価の売買単位は100株から。

したがって、100株×42円=4,200円の配当金が見込めます。

また、アステラス製薬の現在の株価は1,600円程度。

1,600円×100株=160,000円程度から気軽に投資できることも大きなメリットです。

金額いかんにかかわらず、まずは株式投資をはじめて配当金をもらってみたいという人にもおすすめの銘柄と言えるでしょう。

ちなみに、アステラス製薬は株主還元の基本方針として、「成長を実現するための事業投資を優先しながら、還元水準の向上を図る」としています。

その方針どおり、アステラス製薬は事業投資を主軸としつつ配当金もわずかながら年々増配しています。

もちろん業績にもよりますが、長期的に見ればもう一段の配当金増配も期待して良いでしょう。

アステラス製薬(4503)の株主優待

アステラス製薬に株主優待はありません。

アステラス製薬の主力製品は医療用医薬品。

医師の処方箋なしには処方できないものばかりです。

このことを考えると株主優待がないことも仕方のないことと言えるでしょう。

いずれにせよ、昨今、株主優待は株主とそれ以外の消費者との公平性を損ねるという理由から廃止する企業も珍しくありません。

今後もアステラス製薬に株主優待は期待しないでおいたほうが良いでしょう。

アステラス製薬(4503)の株価分析を競合他社と比較

アステラス製薬の競合として武田薬品工業と第一三共の株価分析を比較してみましょう。

まずは武田薬品工業です。

武田薬品工業の株価はアステラス製薬とは対照的に明らかな下落トレンド。

ただし、その下落の勢いも落ち着きつつあり反転の兆しも見て取れます。

足元の業績も悪くないため、今後の成長に期待して投資しておくのも悪くないでしょう。 次に第一三共です。

第一三共はアステラス製薬以上に明らかな上昇トレンドの流れが見て取れます。

本業も好調ゆえさらなる株価上昇も期待できますが、一方で割高感があることも否めません。

株価が10,000円目前と値がさ感があるところも手が出しにくい要因のひとつです。

配当金利回りも1%以下といまひとつ。

100万円近くの最低投資額で1%以下の利回りというのはやや寂しい数字です。

アステラス製薬の代わりとして投資するには難しい銘柄と言わざるを得ないでしょう。

はじめて株式投資をするという人には、最低投資額の低さや成長期待などを含めてやはりアステラス製薬への投資のほうがおすすめです。

アステラス製薬(4503)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

アステラス製薬の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については新型コロナウィルスの影響もあり現在はやや割安。

2,000円の上値は重いですがちょうどよい投資のタイミングと言えそうです。

株主優待はないものの比較的安定した配当金が見込めることもポジティブに評価できます。

現在のアステラス製薬の株価はおよそ1,600円程度。

20万円もあれば十分に手が届く銘柄です。

配当金や成長期待など総合的に考えて、アステラス製薬は初めて投資する銘柄としてもおすすめできます。