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ブリヂストン(5108)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ブリヂストンはタイヤの大手。

雪国にお住まいでブリヂストンのCMを見たことがないという人はまずいないでしょう。

そんなブリヂストンへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、ブリヂストンの売上はどのようになっているのでしょうか。

その結果として株価分析は投資に適したタイミングと判断できるのでしょうか。

また、配当金や株主優待は期待できるのでしょうか。

そこで今回はブリヂストンの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

ブリヂストン(5108)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ブリヂストン(5108)の株価分析

ブリヂストンの事業内容

ブリヂストンと言えばタイヤというイメージをお持ちの人が大半かと思います。

実際、ブリヂストンの事業内容はイメージと変わらずタイヤです。

ブリヂストンの売上高の8割以上はタイヤに依存します。

一般的に、ひとつの事業に売上を依存しているというのは株価分析のうえでは高く評価できるものではありません。

ただ、ブリヂストンに関してはすでの圧倒的な地位を築いていることからそれほどこの点をネガティブ評価する必要はないでしょう。

ブリヂストンはタイヤ業界ではトップクラス。

ミシュラン、グッドイヤーと並んでタイヤ業界のビッグスリーと呼ばれています。

競争の厳しいタイヤ業界でですから下手に多角化経営に注力してはその地位も失いかねません。

現状の経営方針で問題ないと言って良いでしょう。

ちなみに、ブリヂストンの社名の由来は創業者である石橋正二郎氏。

橋を意味するブリッジと石を意味するストーンが合わさってブリヂストンです。

ストーンブリッジではなくブリヂストンなのは単にそのほうがゴロが良いからです。

また、ブリッジストーンは英語で橋の要石(かなめいし)を意味します。

おそらく後付ですが、創業当初のブリヂストンのロゴはこの要石になっています。

ブリヂストンの売上の状況

ブリヂストンの2019年度の売上高は3兆5,256億円。

そこから経費などを引いた営業利益は3,260億円です。

ブリヂストンの売上高の8割以上がタイヤ事業によるものであることは先に触れたとおりです。

加えて、実はブリヂストンの売上高の8割は海外販売に依存しています。

日本での売上は約2割にすぎないのです。

そのためブリヂストンの株価分析では海外の経済動向と為替レートが重要になってきます。

なお、ブリヂストンは決算資料において次期の為替レートを1ドル=108円と想定しています。

ただ、108円の想定為替レートはやや楽観的な印象です。

これ以上の円高が続くようであれば予想売上高の下方修正も十分にありえますので注意しておきましょう。

ブリヂストンの資産状況

2020年6月期におけるブリヂストンの総資産は4兆1,469億円。

自己資本比率は52.7%です。

自己資本比率とは、企業の総資本のうち資本金と株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に安定しているとみなされます。

ブリヂストンの自己資本比率52.7%は十分に安全な水準と言えます。

株価分析の際に財務的な部分を不安視する必要はないでしょう。

ブリヂストンの株価分析

ブリヂストンの株価は新型コロナウィルスの影響で急落。

その後に回復の動きもありましたが、以前の水準までの道のりはまだ遠い現状です。

新型コロナウィルスは様々な業界の売上にとって大きな痛手でした。

なかでも自動車に関わる産業へのダメージは致命的。

ブリヂストンもその例に漏れず苦境に立たされています。

株価回復にはいましばらくの時間がかかるものと思われます。

投資判断としては若干の様子見をおすすめします。

ただ、ブリヂストンが世界でもトップクラスのタイヤメーカーであることは揺るぎない事実です。

長期的に見れば株価が回復することもまたほぼ確実と言ってよいでしょう。

したがって、長い目で見れば割安である今のうちに仕込んでおくというのもひとつの手段です。

ブリヂストン(5108)の配当金

ブリヂストンの予想配当金は100円~120円。

配当金利回りは2.88%です。

配当金利回りとは、投資額に対する配当金の割合です。

たとえば、ブリヂストンへ100万円分投資したとすると、100万円×2.88%=28,800円の配当金が貰える計算になります。

この2.88%という配当金利回りは悪くない数字です。

仮に株価回復にいくらか時間がかかるとしても、そのあいだ配当金でいくらかの利益は確保可能です。

ちなみに、ブリヂストンは配当政策として配当性向20~40%を掲げています。

配当性向とは利益の何割を配当金へ回すかの指標です。

したがって、ブリヂストンの業績次第ではさらなる配当金も期待できます。

事実、ブリヂストンの配当金は2011年の22円から増配をつづけ、2019年には160円にまで至っています。

新型コロナウィルスが収束すればさらなる増配を見込んでも良いでしょう。

ブリヂストン(5108)の株主優待

ブリヂストンに株主優待はありません。

数年ごとに買い換える必要のあるタイヤ。

決して安い買い物ではありません。

なんらかの株主優待でどうにか安く済ませたいという人も少なくないでしょう。

しかし、残念ながらブリヂストンにかぎらずタイヤ関連の企業でそういった株主優待が貰えるところはありません。

貰えても僅かなクオカードや商品券程度です。

ブリヂストンについても株主優待ではなく配当金によるさらなる手厚い株主還元を期待しましょう。

ブリヂストン(5108)の株価分析を競合他社と比較

ブリヂストンの競合他社として、ここではトーヨータイヤ(TOYO TIRE)の株価分析と比較してみましょう。

トーヨータイヤの株価もまた新型コロナウィルスの影響で急落しています。

しかし、ブリヂストンとは違いすでに株価は以前の水準を回復。

それどころか、さらに上昇を続けています。

特に8月11日の株価が急騰しています。

これはトーヨータイヤの業績が市場の予想に反して悪くなかったことが原因です。

短期的に見れば株価上昇の勢いも緩まってはいますが、まだ上振れの余地はありそうです。

また、株価が1,800円程度と手頃な価格であることもメリットです。

配当金利回りも2.5%程度、株主優待も一応貰えます。

タイヤが主力事業という点もブリヂストンとまったく同じです。

ブリヂストンの代わりに投資してみる価値は十分にあるでしょう。

ブリヂストン(5108)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

ブリヂストンの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は残念ながら軟調。 新型コロナウィルスによる売上減少がやはり大きく影響しています。

また、ブリヂストンに株主優待はありません。

ただ、配当金利回りは悪くはありません。

配当金をもらいつつ長い目で株価回復を待つには悪くない銘柄と言えるでしょう。