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キヤノン(7751)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

デジタルカメラやプリンターで有名なキヤノン。

現在進行系でキヤノン製品を使っている人も少なくないでしょう。

そんなキヤノンへ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、キヤノンの株価分析は投資に良いタイミングと判断できる結果なのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はキヤノンの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

キヤノン(7751)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

キヤノン(7751)の株価分析

キヤノンの事業内容

キヤノンの事業セグメントは「オフィス」「イメージングシステム」「メディカルシステム」「産業機器その他」の4つです。

オフィスはオフィス用の複合機やレーザープリンターなどを扱うセグメント。

このオフィスセグメントだけでキヤノンの売上の約半数を占めます。

次いで事業規模の大きいセグメントがイメージングシステムです。

イメージングシステムセグメントは我々がキヤノンと聞いて思い浮かべるデジタルカメラやインクジェットプリンターを手掛けています。

そして、メディカルシステムセグメントではCTやMRIのような大型の医療機器を製造しています。

ただ、メディカルシステムの総売上高に占める割合は1割程度です。

キヤノンの株価分析をするうえでは基本的にオフィスとイメージングシステムの事業領域を中心に見ていくと良いでしょう。

ちなみに、キヤノンの社名の由来は観音さまです。

また、ヤの字も小文字ではなく大文字です。

これは小文字にすると空白ができて見た目が悪いから大文字にしているとか。

社名ひとつとっても小さなこだわりがあるというのは、いかにも精密機器メーカーという感じがして面白いですよね。

キヤノンの売上の状況

キヤノンの2019年12月期の売上高は3兆5,933億円。

経費などを引いた経常利益は1,957億円です。

また、2020年の売上予測は前期比14.3%減の3兆800億円です。

これは言うまでもなく新型コロナウィルスが大きな原因のひとつです。

ただ、キヤノンの売上高への影響は他社にくらべると軽微です。

これはイメージングシステム事業がうまく在宅需要に応えて売上を伸ばしたからです。

実際、自宅で仕事をするようになって慌ててプリンターを揃えたという人も多いのではないでしょうか。

なお、キヤノンの総売上高に占める日本の割合は約25%にすぎません。

7割以上の売上が海外販売に依存しています。

業績をもとに株価分析をする際には海外の経済動向、そして為替レートには注意しておきましょう。

ちなみに、キヤノンは業績予測に際して為替レートを1ドル=108円としています。

これはやや楽観的な想定といった印象です。

したがって、今後の為替レートの状況によっては想定以上の売上減少、ひいてはもう一段の株価下落もありえます。

キヤノンへ投資する際はそういったリスクも織り込んでおきましょう。

キヤノンの資産状況

2020年6月期におけるキヤノンの総資産は4兆6,707億円。

自己資本比率は54.1%です。

自己資本比率は総資産に占める資本金と株主資本等の占める割合。

高いほど財務的に健全であるとみなされます。

キヤノンの自己資本比率54.1%は十分に高い数字です。

株価分析のうえで財務的な部分心配する必要はないでしょう。

キヤノンの株価分析

キヤノンの業績は決して悪くありません。

しかし一方で株価は軟調。冴えていません。

イメージングシステムが新型コロナウィルスの影響を緩和したとはいえ、それも限定的。

外出自粛によるカメラ需要の減少、渡航制限による産業機器の輸出減などキヤノンを取り巻く事業環境はいまもなお厳しいものです。

また、そもそもキヤノンの株価は下降トレンドでした。

5年、10年といった長期で見てもキヤノンの株価は下値を探る展開です。

できるだけ底値で買いたいという人は、まだしばらくは様子見をしておいたほうが良いでしょう。

キヤノン(7751)の配当金

キヤノンの予想配当金は80円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは4.7%です。

これはかなり割りの良い配当金です。

キヤノンの株価が軟調であることは先に触れたとおりです。

ただ一方で、利回りの良い配当金はたしかな魅力です。

手厚い配当金をもらいつつ長い目で株価の回復を待つというスタンスであれば十分に投資する価値はあるのではないでしょうか。

キヤノン(7751)の株主優待

キヤノンに株主優待はありません。 デジタルカメラのフィルタレンズやプリンターのインクなどちょっとした小物でも欲しいところですが、そういったものもありません。

キヤノンにかぎらず、昨今、株主優待は一般消費者との公平性の観点から廃止する企業も珍しくありません。

そういった事情を考えると今後もキヤノンに株主優待は期待できないと思われます。

株主優待を貰って見たいという人は他の銘柄を探しましょう。

ちなみに、カメラやプリンターなどは家電量販店の株主優待を使うとお得に購入できます。

投資に必要な資金も10万円~20万円程度と手頃です。

とりあえず株主優待を貰ってみたいという人はそちらへ投資してみるのも良いでしょう。

キヤノン(7751)の株価分析を競合他社と比較

キヤノンの競合他社として、イメージングシステムセグメントではニコン、オフィスセグメントに関してはリコーの株価を比較してみましょう。 まずはニコンの株価です。

ニコンの株価はキヤノンと同様に明らかな下落トレンド。

そもそも、スマホの普及によりカメラの需要が落ち込むなど、カメラというビジネス自体が厳しいという現状もあります。

現在、ニコンはカメラではなく半導体露光装置を主力へと事業転換しましたがそれでも厳しい状況は変わりありません。

キヤノンの代わりに投資するのに向いているとはとうてい言えません。。

次にリコーの株価です。

リコーの株価はキヤノン以上に厳しい展開です。

リコーもまた主力事業はオフィス機器。

新型コロナウィルスによる出社制限は大きな痛手となりました。

ただ、現在の株価は700円程度と手頃。

キヤノンに手が届かない人は代わりに投資してみるのも良いかもしれません。

キヤノンとは違い、自社製品のカメラと時計の特別価格販売という株主優待がある点も魅力です。

キヤノン(7751)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

キヤノンの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

新型コロナウィルスによる売上減少をある程度食い止めたにもかかわらず株価は軟調。 株価回復にはいましばらくの時間を要するかと思われます。

また、キヤノンには株主優待はありません。

ただ一方で配当金の利回りは4.7%とかなり高めです。

株価回復を待ちつつ、そのあいだは手厚い配当金を貰っておくというスタンスであれば十分に投資する価値はあるでしょう。