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ダイフク(6383)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ダイフクは物流システムを手掛けるグローバル企業のひとつ。

一般的な知名度は今ひとつですが、いまや世界の物流になくてはならない企業です。

そんなダイフクへ投資してみたいという人も少なからずいるのではないでしょうか。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、直近の売上状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はダイフクの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

ダイフク(6383)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ダイフク(6383)の株価分析

ダイフクの事業内容

ダイフクは保管・搬送機器メーカーの世界的な大手。

主に倉庫内や工場内で物品を移動させるシステムを製造しています。

また、身近なところでは空港の手荷物搬送ラインや洗車機、立体駐車設備などの多くもダイフクの製品です。

Eコマースの普及で倉庫内の移動システムの需要は旺盛。

自動車の生産ラインにもダイフクの製品は必須です。

総じて、成長著しい分野であると言えるでしょう。

なお、国境による物流の垣根がほとんどない現在、ダイフクの海外売上比率は65%以上です。

株価分析の際には国内のみならず海外の経済動向にも目を向けるようにしましょう。

特にダイフクは北米、中国、韓国での売上比率が高めです。

日本ももちろん大切ですが、そちらの業績もおろそかにしないようにしましょう。

余談ですが、ダイフクの社名の由来は大阪と福知山。

社名変更当時に大阪市と京都府福知山市に工場があったことから大福機工株式会社となりました。

その後にグローバル展開するにあわせてカタカナ表記の現在のダイフクとさらに社名変更。

現在は世界各国に「Daifuku」の名称で現地法人を設立しています。

ダイフクの売上の状況

ダイフクの2020年3月期決算の連結売上高は4,437億円。

そこから経費などを引いた経常利益は410億円です。

また、2021年3月期の売上は前期比3.7%増の4,600億円と予測。

新型コロナウィルスによる巣ごもり消費は物流システムへの需要を増加させダイフクの売上高を押し上げました。

ただし、新型コロナウィルスによる特需がなくともダイフクの売上高は好調。

今後も順調な業績を期待して良いでしょう。

ちなみに、ダイフクの2021年の業績予測に対してはやや慎重すぎるとする向きも少なくありません。

それでもプラスの予測ということからも底堅い経営状況が見て取れます。

ダイフクの資産状況

2020年6月期におけるダイフクの総資産は4,234億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は55%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる指標。

ダイフクの55%という自己資本比率は十分に健全であると判断して良い数字です。

基本的に株価分析の際にダイフクの財務面を気にする必要はないでしょう。

ダイフクの株価分析

足元の好調な業績を織り込んでダイフクの株価は右肩上がり。

ここが天井とも見えますが、先に軽く触れたとおりダイフク自身の売上予測はやや慎重な印象です。

市場の予測を上回る売上が出ればより一段の株高も期待できるでしょう。

ただ一方で10年という長期で見ると現在のダイフクの株価には過熱感が見られます。

どこかでいったん調整が入る可能性も低くないでしょう。

中期的にはさらなる成長が見込める銘柄ですが、できれば安値で投資したいという人は少しばかり様子見するのも良いかもしれません。

ダイフク(6383)の配当金

ダイフクの予想配当金は75円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.69%です。

配当金の利回りとしてはかなり寂しい数字です。

ただ、ダイフクは4カ年中期経営計画2020で配当性向30%を掲げています。

配当性向とは当期利益のうちの何割を配当金へ回すかの指標。

したがって、今後ダイフクが順調に利益を上げれば配当金増額も十二分にありえます。

現状いまひとつの配当金だからといってそれだけで投資する価値がないとは言い切れないところです。

中長期保有前提であれば配当金だけでもそれなりのリターンが狙えないこともないでしょう。

ダイフク(6383)の株主優待

ダイフクに株主優待はありません。

日本では株主優待はそう珍しくありません。

しかし国際的に見ればこういった株主限定の特典は一般的ではありません。

すでに多数の現地法人を設立しているダイフクです。

今後なんらかの株主優待を設定する可能性も低いと考えておいたほうが良いでしょう。

なお、初めての株式投資で株主優待を貰ってみたいという人は国内の一般消費者向けのビジネスをしている企業を狙うと良いでしょう。

たとえば、家電量販店、あるいは百貨店やスーパーの株主優待の多くは手厚い内容です。

手始めにそれらの銘柄で配当金と株主優待を貰ってみる経験をするというのも良いのではないでしょうか。

ダイフク(6383)の株価分析を競合他社と比較

ダイフクの競合他社としてここでは椿本チエインと豊田自動織機(とよたじどうしょっき)、そしてトーヨーカネツの株価分析と比較してみましょう。

まずは椿本チエインの株価です。

椿本チエインは産業用スチールチェーンや自動車エンジン用チェーン製造の世界首位。

ダイフクと同じく搬送・保管システムも手掛けています。

しかし株価は明らかに不調。

物流は好調なものの、その他メイン事業のチェーンや自動車部品が新型コロナウィルスに影響により大きなダメージとなりました。

ダイフクの代わりに投資するのは難しいでしょう。

次に豊田自動織機の株価です。

豊田自動織機はトヨタ自動車の本家。

世界的なフォークリフトの大手であるため物流で必須という点ではダイフクの競合です。

ダイフクほどではありませんが株価は堅調。

ただ、長期的に見ても豊田自動織機の株価は7,000円がひとつの壁です。

現状が投資に良いタイミングかどうかというと難しいところです。

最後にトーヨーカネツの株価を見てみましょう。

トーヨーカネツは石油・LNGタンクでは業界大手。

そしてダイフクと同じく空港向けの物流システムも手掛けています。

しかし株価は厳しい展開。

新型コロナウィルスの影響により物流システムの工事が遅延したり新規契約受注も滞っていたります。

配当金利回りは4.39%と破格ですが、とうていダイフクの代わりの投資先とはならないでしょう。

ダイフク(6383)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

ダイフクの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については好調な売上を反映して右肩上がり。

かつてない高値水準にあります。

ただ、ダイフクの次期売上予測は控えめな印象であるため、もう一段の値上がりも十分期待できるでしょう。

一方でダイフクは配当金もそれなりで株主優待もありません。

副次的なリターンについてはあまり期待しないほうが良いでしょう。