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デンソー(6902)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

デンソーはトヨタ自動車をメインとした自動車部品メーカー。

そんなデンソーへ投資してみたいという人も少なくないのではないことでしょう。

しかし、デンソーの株価分析の結果はどのようになっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待はあるのでしょうか。

そこで今回はデンソーの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

デンソー(6902)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

デンソー(6902)の株価分析

デンソーの事業内容

デンソーは自動車部品メーカーの最大手のひとつ。

もともとはトヨタ自動車のいち部門でしたが1949年に分離独立するにいたりました。

デンソーの事業セグメントは「電動化」「先進安全・自動運転」「コネクティッド」「非車載事業」の4つ。

コネクティッドはヒトやモノの移動をサービスとして提供する事業。

非車載事業は工場での自動化、ファクトリーオートメーションを主力とした事業セグメントです。

ただし、やはりデンソーの主力事業は自動車部品。

非車載事業などの売上高は総売上高の10%にも満たしません。

株価分析においては自動車関連の事業セグメントだけを見ていけば良いでしょう。

ちなみに、デンソーの社名の由来は「日本電装」。

「日本」という単語を取り除くことでグローバル企業を目指すという意味合いを含ませています。

事実、デンソーの売上高の約半分は海外販売が占めています。

また、海外拠点も100以上。10万人以上の従業員が海外で働いています。

名前のとおりデンソーはすでに立派なグローバル企業のひとつです。

デンソーの売上の状況

デンソーの2020年3月期の売上高は5兆1,535億円。

経費などを引いた経常利益は896億円です。

また、2021年3月期の売上は約12%減の4兆5,400億円と予測されています。

これは言うまでもなく世界的な新型コロナウィルスの流行が大きな原因です。

ちなみに、デンソーの取引先の50%近くはトヨタ自動車グループです。

SUBARUやホンダなどその他の自動車メーカーの売上高に占める構成比はそれぞれ数%にしかなりません。

株価分析をする際はトヨタ自動車グループの動向にも注意しておきましょう。

デンソーの資産状況

2020年6月期におけるデンソーの総資産は6兆785億円。

自己資本比率は54.8%です。

自己資本比率は総資産のうち資本金と株主資本などが占める割合。

高いほど財務て健全であることを意味します。

デンソーの自己資本比率54.8%は十分に財務的に安定していると判断できます。

また、デンソーの大株主としてトヨタ自動車がいるこもと大きな安心材料です。

特に財務的な問題で株価が下がるようなことはないでしょう。

デンソーの株価分析

デンソーの株価は新型コロナウィルス拡大により一時急落。

しかし、その後じわじわと値を戻しつつあります。

新型コロナウィルスの影響をのぞけばデンソーの業績は堅調。

中長期的には非車載事業の成長も見込めます。

一時的に割安になっている現在は良い買い場と言って良いでしょう。

ただし、視点を広めて見るとデンソーの株価は頻繁に上下していることが分かります。

これはグローバル企業であるがゆえ為替レートの影響を受けやすいことがひとつの要因です。

デンソーは2021年の業績予想において想定為替レートを1ドル=106円と設定しています。

想定レートとしては妥当な水準と思われますが、それ以上の円高が続けばいったん株価ももう一段下がる可能性もあることは心得ておきましょう。

また、デンソーの業績がトヨタ自動車に依存していることにも一応の注意が必要です。

仮にトヨタ自動車の業績がなんらかの理由で悪化した場合、デンソーへの波及は避けられません。

デンソーへ投資するときはあわせてトヨタ自動車の株価分析も軽く見ておくことをおすすめします。

デンソー(6902)の配当金

デンソーの予想配当金は140円。

投資額に対して何割のリターンがあるかの配当金利回りは3.12%です。

この数字はかなり良い利回りと言って良いでしょう。

また、現在の株価が4,500円程度と比較的廉価なことも大きなメリットです。

デンソーの株の最低売買単位は100株から。

したがって、およそ45万円から投資できます。

それに対して100株×140円=14,000円の配当金と考えると悪くないリターンではないでしょうか。

また、デンソーはここ5年のあいだ毎年120円~140円の配当金を実施しています。

新型コロナウィルスにより大幅減収減益となっても減額しなかったことを考えると、今後も安定した配当金を期待しても良いでしょう。

デンソー(6902)の株主優待

デンソーに株主優待はありません。

デンソーの主力事業が自動車部品ということを考えるとこれも仕方のないことでしょう。

ただ、そのぶんデンソーの配当金が手厚いことは先に解説したとおりです。

株主優待がないからといって株主還元を軽視しているわけではないので、その点の心配は不要です。

デンソー(6902)の株価分析を競合他社と比較

デンソーの競合他社としてケーヒンとサンデンの株価分析を比較してみましょう。

まずはケーヒンです。

ケーヒンはホンダ系の部品を扱う企業では最大手。

チャートを見てもらうと分かりますが異常な値動きをしています。

これはケーヒンを含む自動車部品メーカー複数社が合併、新会社が設立されるとの情報を受けて株価が急騰したことが原因です。

そして、2020年に正式にケーヒンはホンダの子会社となることが決定しました。

これを受けてケーヒンはほどなくして上場廃止となる見込みです。

当然ながらデンソーと同じような感覚で投資することはできません。

次にサンデンです。

サンデンは海外の自動車、特にフォルクスワーゲンをメインとした自動車機器メーカー。

デンソーとは異なり新型コロナウィルス後も回復の足どりは重い現状です。

現在は事業再生のための民事調停や金融機関への資金支援要請などをおこなっており、お世辞にも安定した経営とは言えません。

とうてい、デンソーの代わりとしての投資先とはできないでしょう。

なお、ここでは株価分析をしていませんが、同じトヨタ自動車系の部品メーカーとしてはアイシン精機が有名です。

株価の動きもデンソーと極めて似ています。

株価も少しだけデンソーより安いので、資金力に不安のある人はそちらへ投資するのも良いかもしれません。

デンソー(6902)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

デンソーの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については新型コロナウィルスの影響により一時的に急落。

しかし、ほどなくして回復基調に乗っています。

足元の業績、今後の成長期待どれをとっても悪い材料は見当たらないため良い投資先と言って良いでしょう。

また、デンソーは株主優待こそありませんが、配当利回りも高めです。

中長期で配当金をもらいつつ、じっくりと成長を待つというスタイルにも適した銘柄と言えるでしょう。