ゼロ株

ゼロから株を知りたい方向に情報を発信しています

ディスコ(6146)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ディスコは精密加工装置・ツールの大手。

主に半導体製造装置向けの機器を作っています。

そんなディスコへ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はディスコの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

ディスコ(6146)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ディスコ(6146)の株価分析

ディスコの事業内容

ディスコは精密加工装置メーカー。

その事業は「精密加工ツール」「精密加工装置」「アプリケーション」「サービス」の4つの分野で成り立っています。

精密加工ツールは、装置につけて回転させることで素材の切断や研磨をおこなうもの。

人造ダイヤモンドが代表的な精密加工ツールです。 精密加工装置は「切る、削る、磨く」装置の総称。 アプリケーションとサービスはこの精密加工装置・ツールに付随する事業です。

これだけ見るとディスコの主要顧客は金属加工をおこなう製造業のように思えるかもしれません。

しかし、ディスコの主な顧客は半導体や電子部品メーカーです。 昨今のパソコンやスマホなどは軽量化が進んでいます。

そこにディスコの「精密」加工ツールが活かされているというわけです。

ちなみに、ディスコの社名の由来は「第一製砥所(せいとじょ)」。

グローバル展開に際して海外の人にも発音しやすいように頭文字をとってディスコとなりました。

また、砥石の形状を意味するディスクという英単語も同時に意味しています。

ディスコの売上の状況

ディスコの2020年3月期の連結売上高は1,411億円。

そこから各種経費などを引いた経常利益は383億円です。

2021年3月期の売上については新型コロナウィルスの影響により予測困難として非公表。

第三四半期までの累計を、前年比18%増の1,215億円と見積もっています。

新型コロナウィルスの流行は様々な業界に大きなダメージを残しました。

半導体関連の企業も同様です。

しかし、ディスコの主要顧客に関しては当初の設備投資計画に大きな変更はなし。

その結果としてディスコの業績はそれほど悪化しませんでした。

なお、ディスコの売上高の約7割はアジア地域荷依存しています。

より詳細にディスコの業績を探りたい人はアジア地域での動向を調べてみると良いでしょう。

ディスコの資産状況

2020年6月期におけるディスコの総資産は2,750億円。

そのうち株主資本等が占める割合である自己資本比率は79.8%です。

自己資本比率は高いほど財務的に健全であると判断される指標。

ディスコの自己資本比率はほぼ8割。

十分すぎるほど健全と言える数字です。

そもそもディスコは有利子負債が0円。

完全無借金経営です。

株価分析の際に財務面を心配する必要は皆無です。

ディスコの株価分析

ディスコの株価は堅調です。

新型コロナウィルスを契機に一時下落したものの、すぐに値を戻しています。

それどころか現在は年初来高値を更新する水準です。

ただ、そのぶん割安感は薄れてしまっています。

足元の業績は悪くありませんが、良い買い場かというと微妙なところです。

実際、5年、10年といった中長期で見ても現在のディスコの株価はかなりの高値水準です。

よほどの好材料がなければこれ以上の値上がりは不自然とも思えます。

投資するにしてもいくらか様子見しておくことをおすすめします。

ディスコ(6146)の配当金

ディスコの予想配当金は450円~500円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.48%です。

良くも悪くもない平均的な利回りです。

ただ、ディスコの現在の株価は約30,000円。

そして売買単位は100株。

したがって、最低でも300万円の資金が必要になる計算です。

そう考えると1.48%の利回りは少しばかり寂しい印象です。

ちなみに、ディスコは当初予定していた経費などを超える部分の利益の1/3を配当金へ回すという明確な方針があります。

一見するとこれは投資家にとって有利な方針のようにも思えます。

しかし、これは業績悪化の際は機械的に減配されるということでもあります。

ディスコは無借金経営であるため潤沢なキャッシュが手元にあるにもかかわらず、です。

そういった部分から見てもディスコの配当金はいまひとつと言わざるを得ません。

ディスコ(6146)の株主優待

ディスコに株主優待はありません。

精密加工装置・ツールという事業内容を考えると株主優待がないのも仕方のないことでしょう。

とはいえ、「これが初めての株式投資だからとりあえず株主優待を貰ってみたい」という人もいるかもしれません。

そういった人はスーパーや家電量販店などの小売の銘柄を探してみましょう。

それらの株主優待の大半は手厚い割引や店舗で利用できる商品券です。

あるいはチケットが大幅割引になる交通系の株主優待も良いでしょう。

ディスコ(6146)の株価分析を競合他社と比較

ディスコの競合他社としてここではアドバンテストと東京精密、そしてアルバックの株価分析と比較してみましょう。

まずはアドバンテストの株価です。 アドバンテストは半導体検査装置の大手。

検査装置とは要するに半導体に不良品がないかチェックする装置です。

株価の動きは比較的ディスコに似ています。

やはり半導体関連は新型コロナウィルスの影響がそれほど出なかったことが見て取れます。

次に東京精密の株価を見てみましょう。

東京精密はもともとは計測機器の製造が本業ですが、近年は半導体製造装置にも手を広げています。

株価についてはディスコに似た動きをしているように見えます。

しかし、直近で異常な跳ね上がりが見られることが大きく違います。

これは直近の決算で業績の上方修正があったこと、そして自社株買いが発表されたことが大きな理由です。

自社株買いは結果として市場に出回る株式数が減るため、投資家にとっては1株あたりの配当金が増すなどのメリットがあります。

そういったことが好感されて株価も急落したものと思われます。

最後にアルバックの株価です。

アルバックの株価はディスコとはまったく様相が異なります。

総じていまひとつ冴えていません。

アルバックは半導体も手掛けていますが主力はフラットパネルディスプレイ。

この違いがダイレクトに株価へ反映したかたちです。 ディスコと同じような感覚で投資するのは危険でしょう。

ディスコ(6146)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

ディスコの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

売上はそれほど好調ではないものの期待感も含めて株価は急騰。

中長期的にも高値水準です。

また、ディスコは株主優待もなく配当金もそれなりです。

株価が約30,000円と値がさ株であることも投資へのハードルを高くしています。

決して悪い銘柄ではないのですが、今が良い買いのタイミングかどうかというと微妙なところです。