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エーザイ(4523)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

「ヒューマンヘルスケア」の企業メッセージでお馴染みのエーザイ。

栄養ドリンクやサプリメントでいつもお世話になっているという人も多いことでしょう。

そんなエーザイへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、エーザイの株価分析は投資に適している結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はエーザイの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

エーザイ(4523)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

エーザイ(4523)の株価分析

エーザイの事業内容

チョコラBBや青汁などのサプリメントや健康食品で有名なエーザイ。

日常的にエーザイの製品のお世話になっている人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、エーザイのメイン事業はそのような小売業ではありません。

エーザイの一般用医薬品の総売上高に占める割合は約4%にすぎません。

エーザイの事業を支えているのは医療機関用の医療用医薬品です。

特にエーザイは神経系、消化器系の医薬品に強みを持ちます。

また、認知症薬や抗がん薬も海外の企業と協業を進めているところです。

いずれにしろ、株価分析をする際にはエーザイは一般用医薬品ではなく医療用医薬品事業がメインということは念頭に置いておきましょう。

ちなみに、エーザイの社名の由来は「日本衛材」。

衛材とは衛生材料、すなわち包帯やマスク、ガーゼなどの医薬品です。

さらに余談となりますが、エーザイの代名詞であるチョコラシリーズ。

この名前の由来はチョコレートとコーラです。

もっとも、実際の製品にチョコレートもコーラも使われてはいません。

ちょっとしたきっかけで、たまたまその商標がビタミン剤に使われるにいたっただけです。

エーザイの売上の状況

エーザイの2020年3月期決算の総売上高は6,956億円。

経費などを引いたあとの経常利益は1,281億円です。

また、2021年3月期の売上高は前年比3.4%増の7,190億円を見込んでいます。

これはエーザイの主力製品のひとつである抗がん薬の好調な売上が新型コロナウィルスの影響による収益悪化を吸収したことによります。

見方を変えれば、これは新型コロナウィルスの悪材料さえなければかなりの売上が立ったはずであったということでもあります。

新型コロナウィルスの収束が間もないと見据えられれば強気の株価分析をしても問題ないでしょう。

エーザイの資産状況

2020年6月期におけるエーザイの総資産は1兆402億円。

自己資本比率は65.2%です。

自己資本比率は総資産のうち資本金と株主資本などが占める割合。

高いほど財務的に健全であることを表します。

そして、エーザイの自己資本比率65.2%は製薬企業としては十二分すぎるほどに安定した数字です。

株価分析の際に財務的な部分を考慮する必要はないでしょう。

エーザイの株価分析

エーザイの株価は堅調。

新型コロナウィルス拡大による急落も長くは続かず順調に株価は値を戻しています。

過熱感もそれほど見られないため、今後の成長を期待して投資するには良いタイミングと言えるでしょう。

ところで、エーザイの株価は2019年10月に急騰しています。

これはエーザイの手掛けるアルツハイマー認知症の新薬の開発について治験の効果ありと発表されたことが原因です。

このように、エーザイのような医薬品メーカーは新薬の開発状況に大きく株価が影響されます。

実際、2019年3月には治験が中止されたことで逆に株価が急落しています。

医薬品メーカーに関してはそういった株価乱高下のリスクがあることも心得ておきましょう。

エーザイ(4523)の配当金

エーザイの予想配当金は160円です。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.67%。

これは配当金としては平均的か、やや低い利回りです。

また、エーザイの株価が1万円近いということもいただけません。

現在のエーザイの株価は9,500円程度。

そして最低売買単位は100株からです。

したがって、最低でも95万円が初期投資に必要です。

よほど資金力に自信があるのでなければ、100万円近い資金を単一の銘柄に拘束されるのは厳しいはずです。

配当金狙いで行くにしてもエーザイ単一ではなく、複数銘柄を組み合わせることをおすすめします。

エーザイ(4523)の株価優待

エーザイに株主優待はありません。

エーザイはサプリメントなどのヘルスケア関連商品のラインナップも豊富です。

それらの商品の試供品を使ってみたい、あるいは優待価格で定期購入したいという人も少なくないでしょう。

ただ、残念ながら株主優待は一般消費者との公平性に問題が生じるとして廃止する企業も珍しくありません。

そのため、エーザイが今後なんらかの株主優待をあらためて設定する可能性も低いと考えられます。

ちなみに、健康食品の株主優待をもらいたい人はファンケルがおすすめです。

ファンケルではマルチビタミンをはじめとして化粧品や発芽米など多彩な選択肢から好みの株主優待を選べます。

株価も3,000円台とエーザイにくらべればはるかに手頃な価格です。

医薬品メーカーというカテゴリーからは外れますが、株主優待目当てであれば十分に検討する価値があるかと思います。

エーザイ(4523)の株価分析を競合他社と比較

エーザイの競合他社としてここでは武田薬品工業とアステラス製薬の株価分析と比較してみましょう。

まずは武田薬品工業の株価です。

武田薬品工業の株価はエーザイとは異なり冴えません。

4,000円を境に揉み合っている様子が見て取れます。

ただし、足元の業績は決して悪くありません。

方向感を探している今のうちに投資しておくのも良い判断と言えそうです。

次にアステラス製薬の株価を見てみましょう。

アステラス製薬の株価は乱高下を繰り返しています。

そういった意味ではエーザイの株価とよく似た動きとも言えるでしょう。

ただ、株価は1,000円台と手頃な価格。配当利回りも悪くありません。

今後の成長も十分に期待できるため、短期、中長期いずれでも利益を狙っていけるところも魅力です。

エーザイの代わりとまではいきませんが、十分検討に値する銘柄と言って良いでしょう。

エーザイ(4523)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

エーザイの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価はおおむね好調。

やや高値感はありあますが今後のより一層の株高も十分に期待できます。

ただし、エーザイに株主優待はありません。

さらに配当利回りもそれほど良くはなく、そもそも最低投資額が100万円近く必要であることも投資へのハードルを高くしています。

全体的にエーザイは資金力に余裕があり、かつ、中長期のスタイル向きの銘柄という印象です。

もしエーザイに強いこだわりがあるのでなければ、他の医薬品メーカーへの投資も一応は検討してみたほうが良いでしょう。