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富士フイルムホールディングス(4578)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

富士フイルムホールディングスはかつてカメラ用フイルムで確固たる地位を築いた企業です。

カメラが趣味だった人で富士フイルムホールディングスの製品を使ったことがないという人は皆無でしょう。

そんな富士フイルムホールディングスへ投資してみたいという人も多いことでしょう。

しかし、実際の株価分析や売上の状況は投資に適していると言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待は貰えるのでしょうか。

そこで今回は富士フイルムホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

富士フイルムホールディングス(4578)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

富士フイルムホールディングス(4578)の株価分析

富士フイルムホールディングスの事業内容

富士フイルムホールディングスがカメラ用フイルムを製造していたのもいまは昔。

すでに若い人はカメラ用フイルムの存在自体を知らないのではないでしょうか。

そのような事業環境の変化に対応して富士フイルムホールディングスは事業ポートフォリオを大胆に転換しました。

現在、富士フイルムホールディングスはヘルスケア、ドキュメント、イメージングソリューションの3つの事業を手掛けています。

ヘルスケアは医療機器や医薬品などの医療関連事業。

ドキュメントはプリンターやスキャナーなどのオフィス機器関連の事業です。

そして、イメージングソリューションはデジタルカメラや各種産業用のレンズなど光学機器にまつわるサービスを手掛ける事業です。

このように、いまや富士フイルムホールディングスは医療、オフィス機器、光学機器といった3つの顔を持つ企業となりました。

株価分析の際は単一の事業領域だけではなく複数の市場を注視するようにしましょう。

富士フイルムホールディングスの売上の状況

2020年3月期における富士フイルムホールディングスの連結売上高は2兆3151億円。

各種経費をのぞいた経常利益は1,731億円です。

また、2021年3月期の売上予測は5.0%減の2兆2000億円。

新型コロナウィルスの影響によりドキュメント、イメージングソリューション部門の売上が大幅減少となるも、ヘルスケア事業である程度カバーできると見込まれています。

まさに富士フイルムホールディングスならではのバランスの良い事業ポートフォリオが功を奏した結果と言えるでしょう。

富士フイルムホールディングスの資産状況

富士フイルムホールディングスの2020年6月期の総資産は3兆2821億円。

自己資本比率は60.6%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本と資本金などが占める割合。

高いほど財務的に健全であると判断される指標です。

富士フイルムホールディングスの自己資本比率60.6%は十分に高い数値です。

株価分析をするうえで財務的な部分でネガティブな評価をする必要はありません。

富士フイルムホールディングスの株価分析

富士フイルムホールディングスの株価は新型コロナウィルス以前の水準まで戻したあと5,000円付近で揉み合っている状況。

ただ、本業の売上は好調、先行きの見通しも悪くありません。

したがって割安である現在は良い買いのタイミングと考えられます。

5年、10年といった中長期で見ても富士フイルムホールディングスの株価は緩やかに上昇しています。

長い目で見ても悪くないタイミングと言えるでしょう。

ただし、富士フイルムホールディングスのような医薬品を手掛ける銘柄には特有のリスクも潜んでいます。

2020年4月から5月にかけて富士フイルムホールディングスの株価は急騰を経て急落しています。

これは新型コロナウィルスの治療薬として注目されていたアビガンにまつわる報道が原因です。

富士フイルムホールディングスがアビガンを大量供給する見込みという報道による急騰、そしてその可能性が低まったことによる失望にともなう下落です。

このように医薬品関連の銘柄は新薬開発の動向によって株価が大きく動くことが珍しくありません。

医薬品関連の企業へ投資するときはそういったリスクは承知しておきましょう。

富士フイルムホールディングス(4578)の配当金

富士フイルムホールディングスの予想配当金は95円。

配当金利回りは1.83%です。

配当金利回りは投資額に対する配当金の割合。

富士フイルムホールディングスの1.83%はまずまずの数字です。

現在の富士フイルムホールディングスの株価は5,000円程度。

最低売買単位である100株を購入する際には50万円近くが必要になります。

50万円の投資に対して95円×100株=9,500円の配当金と考えると悪くはないでしょう。

富士フイルムホールディングス(4578)の株主優待

富士フイルムホールディングスの株主優待は保有株の数量や保有期間に応じて複数あります。

まず100株以上の場合、申し込みをすれば自社グループヘルスケア商品の株主優待割引購入が可能です。

また、100株以上を1年以上保有している場合は自社グループのフォトブック等のプリントサービス利用券が貰えます。

そして、300株以上の場合、自社グループヘルスケア商品の4,000円~5,000円相当の詰め合わせが株主優待として貰えます。

さらに500株以上では9,000円~10,000円相当と詰め合わせ内容も増額。

富士フイルムホールディングスの株主優待は保有株数を多めにすると利回りが劇的に上がります。

できれば300株以上を保有するようにしましょう。

富士フイルムホールディングス(4578)の株価分析を競合他社と比較

富士フイルムホールディングスの競合他社としてここではオリンパス株価分析を比較してみましょう。

オリンパスは富士フイルムホールディングスと同じくカメラ事業と医療関連事業をあわせて営む企業です。

ヘルスケア関連の事業はないものの競合としては問題ないでしょう。

オリンパスの株価は富士フイルムホールディングスとは違い右肩上がり。

新型コロナウィルスの影響は免れませんでしたが、その後も株価は堅調に推移して年初来高値を更新しています。

やや高値感はありますが、今後も医療関連事業の需要が尽きることはありません。

長い目で見ればまだ投資の価値は十分にあるでしょう。

ただし、富士フイルムホールディングスとは異なりオリンパスの事業内容が医療に偏っていることは先に触れたとおりです。

したがって完全な富士フイルムホールディングスの代わりとして投資するには不向きと言えるでしょう。

富士フイルムホールディングス(4578)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

富士フイルムホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については売上の状況は悪くないものの先行きがいまひとつ読めません。

しかし、足元の業績を考えると割安な現在は良い買いのタイミングと言えそうです。

また、富士フイルムホールディングスは配当金もそれなりで、さらに手厚い株主優待があります。

配当金と株主優待をもらいつつ、じっくりと成長を待つといった中長期の投資スタイルにはうってつけの銘柄と言えるでしょう。