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富士通(6702)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

富士通と言えばLIFEBOOKなどのノートPCで有名なメーカー。

現在進行系で富士通製のPCを使っている人もいるかもしれませんね。

そんな富士通へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、富士通の株価分析は投資に値する結果と言えるのでしょうか。

また、売上状況はどのようになっているのでしょうか。

あるいは配当金や株主優待は期待できるのでしょうか。

そこで今回は富士通の株価と売上、配当金と株主優待について分かりやすく解説していきます。

富士通(6702)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

富士通(6702)の株価分析

富士通の事業内容

富士通というとPCやエアコンなどの製品をイメージする人も多いのではないでしょうか。

しかし、富士通の主力事業は一般消費者向けの製品販売ではありません。

大企業向けの電子デバイスの製造・販売から保守運用までを総合的に提供する、ICTの総合ソリューションビジネスが富士通のメイン事業です。

特に富士通は官公庁や学校法人などの予算で動く取引先に強みがあります。

公務員や大学教員の知り合いがいる人は富士通製の製品が職場にないか聞いてみてください。

かなりの確率で富士通製のPCが導入されているはずです。

ちなみに、かつて富士通や日立、東芝、NECなどは電機メーカーとして同列に語られていました。

しかし、選択と集中の結果として現在はそれぞれ異なる特徴を持つにいたりました。

具体的には富士通とNECは官公庁向けITシステム、日立と東芝はインフラ事業に特化しています。

株価分析をする際にはひとくちに電機メーカーとくくらず、こういった企業ごとの主力事業の違いに注意しておきましょう。

余談ですが、富士通の社名の由来は「古川電機」のフと「シーメンス」のシです。

両社が合弁で設立された富士電機製造株式会社が設立され、そこからさらに富士通新規製造株式会社が分離独立、その後に現在の富士通に社名変更するにいたりました。

富士通の売上の状況

富士通の2020年3月期における連結売上高は3兆8578億円。

そこから各種費用などを引いた経常利益は2,286億円です。

この中で私達のよく知る家電やPCの売上が占める割合は10%程度にすぎません。

9割近くの売上が官公庁や大企業を相手とした取り引きに由来しています。

また、富士通の売上のもうひとつの特徴は国内の取り引きが強いこと。

総売上高に占める海外の売上高は3割程度です。

株価分析で軽視できるほどの数字ではありませんが、どちらかと言えば国内の状況を重視して見ていくほうが良いでしょう。

富士通の資産状況

富士通の2020年6月期の総資産は2兆9850億円。

自己資本比率は41.4%です。 自己資本比率は総資産のうち資本金と株主資本などが占める割合を表す指標。

高いほど財務的に健全であると判断されます。 富士通の自己資本比率41.4%は十二分に健全であると評価できます。

財務的な部分で株価が下がる可能性は極めて低いと言って良いでしょう。

ちなみに、自己資本比率は高すぎると資本効率が悪いと判断されて株価が下がる原因ともなりえます。

その点、富士通の自己資本比率はバランスが取れていると言えます。

富士通の株価分析

富士通の株価は堅調。 やはり新型コロナウィルス流行の影響で一時急落したものの、その後は順調に値を戻し現在は年初来高値を更新しています。

今後、引き続きリモートワーク需要が拡大することも予測できるため、一段の株価上昇も期待できます。

ただし、10年という長期で見ると現在の富士通の株価はやや加熱しすぎている印象もあります。

いったん調整を待ち、少し値下がりしたところで買いに走るという判断もできるでしょう。

一応、短期で見ると13,500円あたりの株価が狙いやすいポイントです。

富士通(6702)の配当金

富士通の予想配当金は200円。 投資額に対する配当金の割合である配当金利回りは1.42%です。

まずまずの数値と言えるでしょう。

ただ、富士通の株価は1万円超えと値がさ株です。

初期投資が14,000円×100株=140万円と100万円を超えるところはややハードルが高いと言わざるを得ません。

配当金狙いで言えば株価も安く利回りの良い銘柄は他にも多数あります。

資金力に不安のある人は無理に富士通へ投資する必要はないでしょう。

富士通(6702)の株主優待

富士通に株主優待はありません。

ノートPCを割引で購入できると嬉しいのですが、そういった特典もありません。

昨今、株主優待は消費者との公平性の観点から廃止する企業もあります。

そういった事情を考えると、今後も富士通が株主優待を実施する可能性は低いでしょう。

ちなみに、富士通製のPCをお得に入手したいのであれば家電量販店の株主優待がおすすめです。

たとえば、ヤマダ電機の株主優待は1,000円以上の商品購入につき500円分の優待券が利用可能。

最大で54枚使えるので、枚数を集めれば単純に27,000円引きで購入できることになります。

富士通(6702)の株価分析を競合他社と比較

富士通の競合他社としてNECとNTTデータの株価分析を比較してみましょう。

まずはNECの株価です。

NECは単なる電機メーカーではなく、官公庁向けITソリューション分野でも富士通の競合と言えます。

ちなみに、NECの正式名称は日本電気株式会社。

利用する証券会社のプラットフォームによってはNECで検索しても出てこないので注意しましょう。

事業内容同様にNECの株価は富士通とほぼ同じ値動きをしています。

配当利回りに関しても1.33%と同水準。

ただ一方でNECの株価は6,000円程度と安めです。

富士通に手が届かない人にとっては十分に代わりとなる銘柄と言って良いでしょう。

次にNTTデータの株価を見てみましょう。

NTTデータもまた銘柄検索には要注意です。

正式名称はアルファベットではなくカタカナ表記でエヌ・ティ・ティ・データです。

検索するときは注意しましょう。

NTTデータの株価もまた堅調です。

ただその勢いは富士通には遠く及びません。

これはNTTデータの事業領域が官公庁だけではないこと、また海外売上高の構成比も高いことが大きな要因のひとつと考えられます。

同じITソリューションを主力事業としながらも富士通の代わりに投資するのには不向きと言えるでしょう。

ただ一方で株価は1,000円台と手頃。

配当利回りも1.3%とそう悪くありません。

配当金目当てで投資するのであれば一考に値するのではないでしょうか。

富士通(6702)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

富士通の株価と売上・配当金、そして株主優待について解説してきました。

株価は明らかな右肩上がり。

やや過熱感が見られますが、それでも十分に投資する価値はあると言って良いでしょう。

株主優待については期待できませんが、配当金はそれなりです。

ただし、富士通の株価は価格が1万円超えであるため初期投資には100万円以上の資金が必要になります。

より一層の成長が期待できる銘柄ではありますが、総じて資金力に余裕のある人向けの銘柄と言って良いでしょう。