ゼロ株

ゼロから株を知りたい方向に情報を発信しています

光通信(9435)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

光通信は法人向けの多彩なサービスを手掛ける持株会社。

お勤め先で積極的な営業を受けた経験がある人も少なくないのではないでしょうか。

そんな光通信ですが、投資先としてはどうなのでしょうか。

株価分析の結果は投資に値すると言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、そして売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は光通信の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

光通信(9435)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

光通信(9435)の株価分析

光通信の事業内容

光通信と言うと、名前から主な事業内容はインターネットプロバイダーではとイメージする人も多いのではないでしょうか。

たしかに光通信はインターネットプロバイダーも手掛けています。

しかし、実際の事業内容はOA機器の販売や保険代理店、ITソリューション、電力など多岐に渡ります。

ただ、いずれの事業にも共通するのは大半が法人向けであるということ。

個人向けも無視できませんが、やはりメインは法人向け。

基本的に株価分析の際には法人向け事業の業績を見ていくと良いでしょう。

ちなみに、光通信はいわゆるブラック企業の代名詞と言われることもあります。

実際、軍隊のような規律や毎朝の社訓の唱和など、光通信の労働環境は一般的なブラック企業のイメージそのままです。

しかし、今の光通信の労働環境はかなり改善されつつあるようです。

かつて問題の多かった企業だからといってそれだけで投資先候補から外す必要はないでしょう。

ただ、光通信は過去に大量の携帯電話の架空契約をおこなった不正により株価が急落したという歴史があります。

その際に当時24万円だった株価は3,000円台まで急落しました。

それからここまで回復したのはさすがとも言えます。

とはいえ、今後ふたたびそういった不正が発覚しないともかぎりません。

光通信へ投資するにあたってはそういった過去があることは一応把握しておきましょう。

光通信の売上の状況

光通信の2020年3月期決算の連結売上高は5,246億円。

そこから経費などを引いた経常利益は801億円です。

また、2021年の連結売上高は前期比0.1%増の5,250億円と予測されています。

新型コロナウィルスは多くの業種に多大なダメージを与えましたが、光通信への影響はほぼ無し。

直近の四半期決算資料でも業績予測に変更はありませんでした。

ただ、光通信の売上を支えるているのは営業です。

それゆえ外出自粛がそこまで影響していないのは少し不自然な印象があります。

今後の四半期決算の発表には注意したいところです。

光通信の資産状況

2020年6月期における光通信の総資産は9,725億円。

自己資本比率は31.7%です。

自己資本比率は総資産のうち資本金と株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に安定していることを意味します。

光通信の自己資本比率31.7%はやや低めの数字です。

とはいえ、もちろん危機的な状況というわけでもありません。

基本的に株価分析の際にそこまで不安視する必要はないでしょう。

光通信の株価分析

光通信の株価は新型コロナウィルス拡大時に一時急落。

しかし、その後に反転してかなりの水準まで回復しています。

ただ、株価25,000円近辺からは方向性が見えません。

たしかに割安ではありますが、今が買い時かどうかは判断が難しいところです。

また、光通信が持株会社であり本業の動向が見えにくいということも判断を鈍らせる一因です。

子会社の事業内容も広範囲にわたり実態が見えません。

IR情報も少なく情報不足が否めません。

総じて光通信は個人投資家にとっては投資しにくい銘柄と言って良いでしょう。

光通信(9435)の配当金

光通信の予想配当金は420円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.65%です。

この配当金利回りはごく平均的な数字と言えるでしょう。

ただ、光通信の株価は値下がり後の現在でも25,000円近く。

最低売買単位の100株を購入するだけでも約250万円の資金が必要です。

配当金狙いだとしても、気軽に投資できる金額ではありません。

また、入手できる企業情報が少ないのも先に解説したとおりです。

やはり光通信は個人投資家にとっては少々ハードルの高い銘柄と言わざるを得ないでしょう。

光通信(9435)の株主優待

光通信に株主優待はありません。

配当金も平均的であることを考えると光通信は株主還元が不十分な印象です。

そもそも、光通信の資本関係を見ると半数近い株式を創業者が実質的に支配する企業が保有しています。

株式会社という体裁をとってはいますが、事実上、光通信はオーナー企業と考えておいたほうが良いでしょう。

そう考えると株主優待がないのもある意味では当然のことかもしれません。

総じて、光通信は配当金、株主優待などの副次的なリターンは期待できません。

投資するにしても純粋な値上がりによる売却益を狙っていくこととなるでしょう。

光通信(9435)の株価分析を競合他社と比較

光通信の競合他社としてここでは日本プリメックスとティーガイア、そして大塚商会の株価分析と比較してみましょう。

まずは日本プリメックスの株価です。

日本プリメックスはプリンターの卸専門。

事業所向けOA機器の部分で光通信の競合に当たります。

株価については明らかに軟調。

そもそも出来高が少なすぎます。

株価は700円台と手頃ですが、光通信の代わりに投資するのは難しいでしょう。

次にティーガイアの株価を見てみましょう。

ティーガイアは携帯販売代理店の最大手。 実は光通信の原点は携帯販売代理店です。

そういった意味でもひとつの競合と言って良いでしょう。

しかし、株価は光通信とは対照的。 総じて冴えていません。

やはり光通信の代わりとはなりえないでしょう。

最後に大塚商会の株価です。

大塚商会の株価は比較的光通信の値動きに似ています。

大塚商会の事業内容は中小企業向けの情報サービス構築から保守まで請け負う幅広いもの。

この点、光通信とよく似ています。

それゆえ株価もよく似た動きをしているものと思われます。

一方で株価は5,000円台とそれなりに手頃。

資金力の問題で光通信へ投資できない人は代わりに投資してみるのも良いのではないでしょうか。

光通信(9435)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

光通信の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

新型コロナウィルスの状況下においても光通信の売上は好調。

株価も一度は下落したものの現在は高値水準を維持しています。

ただ、光通信は株主優待がなく配当金もそれなりです。

副次的なリターンについては期待しないほうが良いでしょう。

また、光通信は最低投資額が250万円と高いうえに十分な企業情報を公開していません。

率直に言って、個人投資家にとっては気軽に投資できる銘柄とは言えないでしょう。