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伊藤忠商事(8001)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

伊藤忠商事は日本を代表する総合商社のひとつ。

普通に生活しているぶんにはその名を目にする機会はありませんが、実際は人々の生活を支えるなくてはならない企業です。

そんな伊藤忠商事へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、伊藤忠商事の株価分析は投資に値する結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はあるのでしょうか。

そこで今回は伊藤忠商事の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

伊藤忠商事(8001)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

伊藤忠商事(8001)の株主分析

伊藤忠商事の事業内容

伊藤忠商事は日本を代表する商社のひとつ。 繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、情報、金融など幅広い事業を展開しています。

ただ、商社という仕事がどういうものなのかよく分からないという人も多いのではないでしょうか。

商社の仕事のベースは貿易です。

他国で商品を仕入れて自国で売る、逆に自国の商品を他国で売るのが基本です。

その過程で企業間の仲介に入ったり、流通のための保険や金融サービスを提供したりもします。

しかし、伊藤忠商事のような大手総合商社の仕事はそれだけにとどまりません。

他国で製品を製造するための投資や、現地企業のコンサルティングなど貿易にかかわる様々な事業を手掛けています。

ちなみに、伊藤忠商事の名前の由来はそのまま創業者である「伊藤忠兵衛」です。

1858年に伊藤忠兵衛が麻布を大阪、泉州、紀州間で行商したことが事の起こりです。

ひとりの商人が起こした商売がここまでの大企業になっていると考えると実に感慨深いものがありますね。

伊藤忠商事の売上の状況

伊藤忠商事の2020年3月期決算の売上高は10兆9829億円。

経費などをのぞいた純利益では5592億円です。

2021年の予想純利益は4,000億円。

新型コロナウィルス拡大による影響はあるものの金融事業の業績でカバーできる見込みです。

なお、貿易をベースとする伊藤忠商事の業績は為替変動に強い影響を受けます。

そして、伊藤忠商事が経営計画で想定している為替レートは1ドル=105円。

決して楽観的な想定ではありませんが、株価分析においてはこれ以上の円高が続くようであれば黄色信号と考えておきましょう。

また、先日伊藤忠商事はファミリーマートを買収しました。

この戦略が吉と出るか凶とでるかにも中止しておく必要があるでしょう。

伊藤忠商事の資産状況

伊藤忠商事の2020年3月期決算の総資産は10兆9195億年。

総資産のうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は27.4%。

自己資本比率は高いほど財務的に安定していると判断する指標です。

伊藤忠商事の27.4%は一見すると低そうにも思えるかもしれません。

しかし、実は大手商社の中では5本指に入るほど高い数字です。

自己資本比率が低いのは借入金などが多いことを意味しますが、逆に言えば借入金をうまく活用して大きな事業を展開しているということでもあります。

伊藤忠商事に関しては投資と財務安定性がうまく両立できていると判断して良いでしょう。

株価分析のうえで自己資本比率の低さをマイナスのポイントとしてとらえる必要はありません。

伊藤忠商事の株価分析

伊藤忠商事の株価は新型コロナウィルス拡大によって一時的に値を下げたものの順調に回復し、現在は年初来高値を更新しました。

やや高い印象はありますが、やはり底堅い業績は高く評価できます。

いったん調整が入る可能性はありますが、良い買いのタイミングと考えて良さそうです。

また、5年、10年といった中長期で見ても伊藤忠商事の株価は右肩上がりです。

長期保有前提でも有望な銘柄のひとつと言って良いでしょう。

伊藤忠商事(8001)の配当金

伊藤忠商事の予想配当金は88円。

購入額に対するリターンの割合である配当金利回りは3.23%です。

配当金だけでもそれなりにまとまった利益を期待できます。

たとえば、現在の伊藤忠商事の株価はおよそ2,700円。

売買単位は100株なので100株×2,700円=27万円から投資できます。

それに対して100株×88円=8,800円の配当金と考えると悪くないリターンです。

また、伊藤忠商事は2013年の配当金46円から増配を続け、現在の88円にまで達しています。

今後も同じような増配も期待できるでしょう。

伊藤忠商事(8001)の株主優待

伊藤忠商事に株主優待はありません。

ただ、伊藤忠商事は配当金が良いことは先に触れたとおりです。

また、業績も中長期的に右肩上がりです。 十分に値上がりしてから株を売却すればまとまった利益を狙うことも可能です。

そういった意味では、へたな株主優待を貰うよりはその分の資金を本業に回してもらう現状のほうが良いかもしれません。

伊藤忠商事(8001)の株価分析を競合他社と比較

伊藤忠商事の競合他社と言えば、三菱商事、三井物産、住友商事です。

いずれも財閥系の総合商社です。

まずは三菱商事の株価分析と比較してみましょう。

三菱商事の株価は伊藤忠商事とは異なりやや軟調。

自動車関連の事業が新型コロナウィルスにより大打撃を受けたことが影響しているようです。

まだ以前の株価まで戻しきれてはいません。

ただ、これを割安と見て買うのも悪くないでしょう。

三井物産の株価の値動きは伊藤忠商事とかなり似ています。

株価の単価は伊藤忠商事にくらべてやや安いのでシンプルに伊藤忠商事の代わりの投資先としても使いやすいでしょう。

最後に住友商事です。

住友商事の株価は伊藤忠商事とは対照的に軟調。 住友商事は金属関連の事業が強み。

新型コロナウィルスの拡大により金属関連事業の減益が続いたことが尾を引いています。

株価分析へこの点は織り込み済みと考えられますが、まだ回復の足取りは重いと言わざるを得ません。

伊藤忠商事と同じような考え方で投資するのは難しいと思われます。

ちなみに、今回株価分析には挙げていませんが丸紅も日本を代表する総合商社のひとつです。

丸紅を加えて日本の5大総合商社と呼び、それぞれ得意とする事業領域が異なります。

たとえば、伊藤忠商事は食料、三井物産は生活産業・化学品、住友商事は金属・資源の売上高比率が高くなっています。

同じ総合商社でも株価の値動きが異なるのはこうった売上高比率の違いによります。

総合商社へ分散投資する人はこういった売上高構成比率にも注意して株価分析するようにしましょう。

伊藤忠商事(8001)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

伊藤忠商事の株価分析と配当金、株主優待を解説してきました。

株価はやや高値感はありますが全体的に堅調で今後も順調に成長していくと考えられます。

また、伊藤忠商事は株主優待こそありませんが、配当金の利回りは高めです。

業績に応じて増配が期待できることも魅力です。

総じて、伊藤忠商事は株価値上がりと配当金収入の双方が見込めるため、中長期の投資に向いた銘柄と言えるでしょう。