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かんぽ生命保険(7181)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

かんぽ生命保険は日本郵政グループの手掛ける生命保険。

郵便局というブランドと全国に広がるネットワークが大きな強みです。

そんなかんぽ生命保険へ投資してみたいという人も少なからずいることでしょう。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、直近の売上状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はかんぽ生命保険の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

かんぽ生命保険(7181)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

かんぽ生命保険(7181)の株価分析

かんぽ生命保険の事業内容

かんぽ生命保険は日本郵政グループのひとつです。

2007年の郵政民営化にともない郵便局の生命保険業務が株式会社として分離。

2015年に上場しました。

かんぽ生命保険の強みは全国に広がる郵便局のネットワーク。

規模だけで見れば生命保険業では最大級です。

ただ、かんぽ生命保険を一般的な生命保険業として考えるのは誤りです。

民営化されたとはいえ、いまだにかんぽ生命保険の大株主は日本郵政。

その株式の6割を日本郵政が保有しています。

それゆえかんぽ生命保険独自の判断で柔軟な経営ができていない部分も多数見られます。

株価分析の際にはかんぽ生命保険だけではなく日本郵政グループ全体の動向も見るようにしましょう。

かんぽ生命保険の売上の状況

かんぽ生命保険の2020年3月期の通期連結売上高は7兆2,114億円。

そこから各種経費などを引いた経常利益は2,866億円です。

また、2021年3月期の売上高は前期比5.0%減の6兆8,500億円、経常利益は30.2%減の2,000億円と予想しています。

かんぽ生命保険の不適切販売が発覚したのは2019年。

そこから、郵便局というかんぽ生命保険のブランドは大きく損なわれてしまいました。

一度失われた信頼を回復するのはたやすくありません。

かんぽ生命保険の業績が上向くのはまだとうぶん先のことになるでしょう。

かんぽ生命保険の資産状況

2020年6月期におけるかんぽ生命保険の総資産は70兆8,018億円。

そのうち株主資本等が占める割合である自己資本比率は3.3%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

かんぽ生命保険の3.3%という自己資本比率は極めて低い数字です。

ただ、これは生命保険業という業態では珍しくない値です。

かんぽ生命保険の主力商品は養老保険や学資保険など貯蓄性の高い保険商品です。

したがって、財務上、預かった掛金は負債として扱われるため自己資本比率も低くなるのです。

そもそも、生命保険業というカテゴリーに関して言えばかんぽ生命保険の自己資本比率は高めの部類です。

株価分析のうえでかんぽ生命保険の自己資本比率の低さを気にする必要はありません。

かんぽ生命保険の株価分析

かんぽ生命保険の株価は明らかな右肩下がり。

直近ではいくらか反発していますが、まだまだ低い水準をさまよっています。

通常、こういった状況は良い買いのタイミングとも考えられます。

しかし、かんぽ生命保険に関しては慎重な判断が必要でしょう。

やはり郵便局という圧倒的なブランドがあったからこそ、失った信頼は一朝一夕では取り戻せないと思われるからです。

とはいえ、鳴り物入りで上場した当初に比べてかんぽ生命保険の株価はすでに半値以下。

ここが底とも考えられます。

長期保有前提であればこのタイミングで投資するという手もあるかもしれません。

その際の目標株価は不適切販売が発覚する前の2,500円といったところでしょうか。

ただ、不適切販売がなかったとしても新型コロナウィルスによる営業自粛はかんぽ生命保険にとって大きな逆風です。

株価が以前の水準まで戻るには相当な時間がかかると考えておいたほうが良いでしょう。

かんぽ生命保険(7181)の配当金

かんぽ生命保険の予想配当金は76円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは4.26%です。

この配当金の利回りはかなり優秀な数字です。

かんぽ生命保険の株価上昇には時間がかかりそうであることは先に解説したとおりです。

しかし、この配当金利回りであれば株価が回復するまでの間にもそれなりのリターンが期待できるでしょう。

かんぽ生命保険(7181)の株主優待

かんぽ生命保険に株主優待はありません。

そもそも、かんぽ生命保険の自己資本比率は3.3%。

株主資本は3%程度です。 そう考えると株主優待がないのも仕方のないことです。

配当金の利回りが高いだけでも良しとしましょう。

とはいえ、初めての株式投資なのでとりあえず株主優待を貰ってみたいという人もいるかもしれません。

そういった人は一般消費者向けの製品を扱う銘柄への投資がおすすめです。

たとえば家電量販店の多くでは店舗で使える商品券が株主優待として貰えます。

あるいは日用品を扱う銘柄の場合は割引特典が受けられる株主優待もあります。

ご自分の生活スタイルにあわせて色々な銘柄を見てみると良いでしょう。

かんぽ生命保険(7181)の株価分析を競合他社と比較

かんぽ生命保険の競合他社としてここでは第一生命ホールディングスとライフネット生命保険の株価分析と比較してみましょう。

まずは第一生命ホールディングスの株価です。

第一生命ホールディングスについては実はかんぽ生命保険と提携しているため厳密には単純な競合とは言えません。

しかし、やはり生命保険の大手ですから比較してみる価値はあるでしょう。

第一生命ホールディングスの株価はかんぽ生命保険とかなり似た値動きをしています。

ただこれはかんぽ生命保険との提携が仇となったというわけでもありません。

単純に新型コロナウィルスによる営業自粛が響いたかたちと見るべきでしょう。

次にライフネット生命保険の株価を見てみましょう。

ライフネット生命保険の株価はかんぽ生命保険とは対照的。

右肩上がりどころかもはやウナギ登りといった様相です。

ライフネット生命保険はインターネット専業の生命保険の先駆け。

新型コロナウィルスによる外出自粛はライフネット生命保険にとって大きな追い風となったことが株価にも表れています。

ただ、現在の株価はあまりにも急騰している印象です。

また、かんぽ生命保険とは違いライフネット生命保険に配当金はありません。

投資するにしても同じように考えるのは難しいでしょう。

かんぽ生命保険(7181)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

かんぽ生命保険の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については厳しい売上状況を反映して明らかな下落トレンド。

反転の兆しもありますが、本格的な反発にはいましばらく時間がかかると思われます。

ただ、かんぽ生命保険は株主優待こそありませんが、配当金についてはかなり高い利回りが期待できます。

長期保有前提であれば今のタイミングで投資するのも悪くないでしょう。