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花王(4452)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

新月のマークでお馴染みの花王。

ビオレやアタックなど様々な花王製商品のお世話になっている人も少なくないでしょう。

そんな花王に投資してみたいという人も多いはずです。

しかし、花王の株価分析は投資するに値する結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は花王の株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

花王(4452)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

花王(4452)の株価分析

花王の事業内容

花王の事業内容は「化粧品」「スキンケア・ヘアケア」「ヒューマンヘルスケア」「ファブリック&ホームケア」「ケミカル」の5つに分かれています。

化粧品はソフィーナやキュレル、スキンケア・ヘアケアはビオレU、ヒューマンヘルスケアはヘルシアやバブ、ファブリック&ホームはアタックやマジックリンなどが代表的な製品です。

一般によく知られている製品のイメージと事業内容はほぼ一致しています。

それぞれの売上高はバランス良く構成されており、ひとつの事業内容に依存してはいません。

ただし、ケミカル事業をのぞけば花王の主なマーケットは一般消費者向けです。

可能性は極めて低いですが、仮に大きくブランドを損ねるような事態が生じると事業全体に大きな悪影響を及ぼすこともありえますのでその点だけは注意しておきましょう。

花王の売上の状況

花王の2019年12月決算の売上高は1兆5,022億円。

経費などをのぞいた経常利益は2,106億円です。

2020年12月決算の売上予測も前年同期比で2割り程度落ち込むと予想されています。

これは新型コロナウィルス拡大による外出制限やインバウンド需要の低下がダイレクトに影響しています。

もっとも、その影響も限定的。

多くの投資家がほどなくして値を戻すと株価分析しています。

ちなみに、花王のような化粧品事業の売上高に対する広告宣伝費の割合は他の業種に比較して非常に高くなっています。

通常、1~5%程度の広告宣伝費比率が化粧品事業では15~20%にものぼります。

もっとも、すでに確固たるブランディングが完了している花王に関しては数%です。

株価分析において広告宣伝費が利益を圧迫するのではといったような懸念は不要でしょう。

花王の資産状況

花王の2020年3月決算の総資産は1兆5,649億円。

そのうち資本金と株主資本等の占める割合である自己資本比率は53.7%です。

自己資本比率は財務健全性を表す指標です。

花王の53.7%という自己資本比率は十分に健全と言える数値です。

株主資本するうえで財務面の不安定さを考慮する必要はありません。

花王の株価分析

花王の株価分析は難しいというのが率直な印象です。

3年という中期で見ると花王の株価は7,500円~9,000円のレンジで上下しています。

新型コロナウィルス拡大の影響からの回復は見られるものの、そのまま9,000円に向けて一直線に値上がりするかとは言い切れません。

とはいえ、5年、10年といった長期の株価分析では話しは別です。

長期で見れば花王の株価が右肩上がりであることは誰の目に見ても明らかです。

長期投資前提であれば現在の株安は良い仕込み時と考えて良いでしょう。

花王(4452)の配当金

花王の予想配当金は140円。

投資額に対する配当金の割合である配当金利回りは1.73%です。

これはまずまずの数字です。

花王の株価は8,000円前後と値ごろ感もあります。

8,000円×100株=80万円の投資に対して、100株×140円=14,000円の配当金と考えれば悪くないリターンと言えるのではないでしょうか。

また、花王の配当金は一定ではありません。

花王は株主還元方針として配当性向40%を掲げています。

配当性向とは、利益のうち何割を配当金として株主に還元するかの指標です。

したがって、花王が順調に事業を拡大していけば、さらなる配当金も期待できます。

事実、10年前の2010年の配当金は58円であったのに対して、現在は140円まで増配しています。

ちなみに、花王は2019年までで30期連続で増配を実現しています。

今後も同様に高い確率で増配を継続すると考えて差し支えないでしょう。

花王(4452)の株主優待

意外なことに花王に株主優待はありません。

豊富なコンシューマ向け製品を製造・販売しているのだからそれらの試供品やテスターなどの株主優待がありそうなものですが、そういった特典もありません。

とはいえ、花王の配当金が悪くないこと、そして業績により増配も期待できることは先に解説したとおりです。

花王自身の成長がそのまま株主還元と考えれば、株主優待がないことも納得できるのではないでしょうか。

花王(4452)の株価分析を競合他社と比較

化粧品、ヘルスケアという事業であるため花王の競合他社は多数ありますが、すべての株価分析を比較するのは現実的ではありません。

そこでここでは、資生堂、ライオン、P&Gと比較してみましょう。

まずは資生堂です。

資生堂も花王と同じく新型コロナウィルスの影響を強く受けています。

しかし、回復の足取りは弱く、以前の水準に戻すにはいましばらくの時間を要するように見受けられます。

ここを底と見ることもできなくはありませんが、花王ほど強気の判断は難しいところです。

ライオンは花王とは対照的に新型コロナウィルス拡大のタイミングで株価が急騰しています。

これはハンドソープや消毒液への需要の高まりを受けたものです。

やや投機的な側面があるため急騰した株価は現在落ち着いています。

ただ、新型コロナウィルスの流行はまだ収束する気配がありません。

今後も堅調に需要があると考えられるため株価の反転も十分に期待できます。

したがって、割安になっている現在は良い買い時と判断して良いかもしれません。

最後にP&Gです。

P&Gの事業内容は花王とよく似ています。

株価も買おう同様に右肩上がり。

ただし、P&Gの日本法人であるプロクター・アンド・ギャンブルジャパンは上場していません。

投資するには外国株の取り扱いのある証券会社を使う必要があります。

ただ、花王同様に有望株のひとつであることは間違いありません。

外国株へ投資できる人は投資先の選択肢のひとつとして考えてみても良いのではないでしょうか。

花王(4452)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

花王の株価分析と配当金、株主優待を解説してきました。

花王の株価は新型コロナウィルスの影響で一時的な落ち込みが見られるものの中長期的には右肩上がり。

割安感のある現在は良い買い場と言ってよさそうです。

そして、花王は株主優待こそないものの配当金による株主還元が、増配の見込みも含めてたいへん手厚くなっています。

株価も8,000円台と手の届く範囲です。

ある程度の資金力が合って中長期的に配当金で継続的にリターンを得たいという人にとって花王は非常に魅力的な銘柄と言って良いでしょう。