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KDDI(9433)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

KDDIといえば大手通信事業者のひとつ。

ストーリー性のあるCMを楽しみにしている人も少なくないでしょう。

そんなKDDIに投資してみたいという人も多いかと思います。

しかし、実際のところKDDIの株価分析はどうなっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待はもらえるのでしょうか。

そこで今回はKDDIの株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

KDDI(9433)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

KDDI(9433)の株価分析

KDDIの事業内容

KDDIは言わずとしれた大手通信事業者。

携帯キャリアではNTTドコモに次いで2位のシェアを誇ります。

KDDIの事業セグメントは大きく分けて以下の3つ。

・パーソナルセグメント

・ビジネスセグメント

・グローバル

パーソナルセグメントでは携帯キャリア以外にも「じぶん銀行」や「auでんき」などの金融、インフラ関連事業も展開しています。

ビジネスセグメントについてはさらに手広くなっています。

たとえば、KDDIの筆頭株主にはトヨタ自動車がいるため、ビジネスセグメントにおけるシナジー効果が見込めることが大きな特徴です。

実際、自動運転自動車の車載機器の通信プラットフォームなどはKDDIが構築しています。

KDDIというと携帯キャリアばかりを見がちですが、こういったビジネスセグメントもまた株価分析では重要になります。

一例として、KDDIは通信に使用される海底ケーブルなども敷設しています。

世界中がインターネットで結ばれているのは、このような海底通信ケーブルが世界中に張り巡らされているからというのは意外と知られていないのではないでしょうか。

ちなみに、テレビ局の国際中継などは衛星通信だけではなくこの海底通信ケーブルもまた安定した通信方法として併用されています。

妙に画像の乱れが目立ちときは衛星通信を使っているのだなといった視点であらためてニュースを見てみると面白いかもしれません。

KDDIの売上の状況

KDDIの2020年3月期決算の売上高は5兆2,372億円。

経費等を抜いた経常利益でも1兆0207億円です。

2021年の売上予測は5兆2,500億円。

新型コロナウィルスの影響により携帯事業で売上が落ちたものの、電力事業の好調やリモートワーク需要の高まりでカバーしたかたちです。

今後の株価分析に関してはau payなどのキャッシュレス決済の動向がカギになると考えられます。

KDDIの資産状況

KDDIの総資産は9兆5,800億円。

そのなかに占める株主資本と自己資本の割合である自己資本比率は45.8%。

自己資本比率は企業の財務安定性を表す指標。

KDDIの45.8%はかなり優秀な値です。

株価分析において財務面の心配はないと言ってよいでしょう。

なお、2019年のKDDIの自己資本比率は約60%。

一時的に減少しているのは、じぶん銀行を子会社化したためです。

数値上の見た目が変わっただけでありKDDIの財務が実質的に悪化したわけではありません。

KDDIの株価分析

KDDIの株価分析の結果は長期的に見ればやや強気といったところです。

売上の状況で触れたように新型コロナウィルスによるテレワーク需要の高まりは今後も続くと予想されます。

不確定要素の比較的少ない通信事業でこの要素は大きく評価できると考えられます。

ただし、短期、中期で見るとやや難しいところです。

2020年9月現在、次期首相が不明な中、後任として携帯料金引き下げを提唱していた菅官房長官が有力視されたことでKDDIの株価は急落しています。

これを一時的なものと見るかどうかが問題です。

もっとも、KDDIの株価は長期的に見れば確実に右肩上がりで成長しつづけています。

長期チャートで見てもらえれば分かりますが、この10年で株価は約3倍になっています。

したがって、長期保有前提であれば今は良い買い時と考えて良さそうです。

KDDI(9433)の配当金

KDDIの予想配当金は120円。

投資金額の何割が配当金としてもらえるかを示す配当金利回りは3.97%です。

ゼロ金利がつづく日本でこの利回りは驚愕の数値です。

利回りを銀行預金の利率とくらべるのは正確ではありませんが、それでもこれはかなり手厚い配当金と言えるのが分かるのではないでしょうか。

なお、KDDIは利益に対する配当金の割合である配当性向の基本指針を明らかにしていませんが、配当方針として「持続的な増配」を示しています。

事実、KDDIの配当金は2015年度の70円から120円まで増配しています。

業績次第ではありますが、今後も手厚い配当金が期待できるでしょう。

KDDI(9433)の株主優待

KDDIは手厚い配当金にくわえて株主優待ももらえます。

KDDIの株主優待は以下のとおりです。

・「au PAYマーケット」商品カタログギフト・・・100株以上で3,000円相当、1,000株以上で5,000円相当

※ 長期保有優遇あり

仮に3,300円で100株を購入したとすると株主優待の利回りは以下のようになります。

・3,000円÷3,300円×100株×100=0.9%

配当金の利回りとあわせるとおよそ4%の利回りです。

総じて、KDDIは利回りの優れた銘柄と言ってよいでしょう。

また、株主優待に長期保有優遇があることからもKDDI自身も株主には長期的な付き合いを望んでいることが見て取れます。

投資家としてもそのような前提で株価分析をすると良いのではないでしょうか。

KDDI(9433)の株価分析を競合他社と比較

KDDIの競合他社と言えばNTTドコモとソフトバンク。

これらの株価分析と比較してみましょう。

まずはNTTドコモです。

NTTドコモとKDDIの株価の動きはほぼ同じです。

首相の後任候補によって急落していることも見て取れます。

株価の単価もほぼ同程度。

ただ、NTTドコモには株主優待がありません。

優待や配当金利回りを重視して株価分析するのであればKDDIのほうが一歩秀でていると言えるでしょう。

次にソフトバンクです。

ソフトバンクもKDDI同様に政治的な影響を直接受けていることが分かります。

短期的にはKDDIと同じような動きをするでしょう。

ただし、ソフトバンクは親会社であるソフトバンクグループの影響も強く受けます。

そのため中期的に見るとNTTドコモやKDDIとは異なる値動きをするケースが散見されます。

株価の単価はKDDIにくらべて安いものの、完全に代わりとして購入するのは危険です。

ソフトバンクは孫正義氏の経営戦略によって業績が大きく変わります。

通信インフラ系銘柄の安定感を魅力に感じる人にはあまり向いていない銘柄と言えるかもしれません。

KDDI(9433)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

KDDIの株価分析と配当金・株主優待を解説してきました。

株価分析についてはKDDIは政治の影響で現在、先行きが不透明です。

しかし、中長期的にはかなり安定した成長が見込めると言ってよいでしょう。

また、KDDIは配当金と株主優待が非常に手厚いという特徴があります。

配当金と株主優待の利回り重視で投資する人にとってKDDIはたいへん魅力的な銘柄であることは間違いないでしょう。