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キーエンス(6861)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

製造や医療の現場で働いている人の中にはキーエンスという企業の名を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

そこでキーエンスに投資してみたいと考えた人も少なくないでしょう。

しかし、キーエンスの株価分析はどのようになっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待はもらえるのでしょうか。

そこで今回はキーエンスの株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

キーエンス(6861)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

キーエンス(6861)の株価分析

キーエンスの事業内容

キーエンスは各種センサーや画像処理装置などの生産現場の生産性や安全性を向上する商品を開発・販売している企業です。

BtoB(企業向け)の事業のため一般の消費者にはあまり馴染みのない会社と言えるでしょう。

ただ、キーエンスは自動車や半導体、薬品や食品など実に幅広い分野に顧客を持つ一大企業です。

投資の対象として株価分析するには申し分ないと言ってよいでしょう。

余談ですが、キーエンスは実力至上主義の業績連動型給与体系のため、新卒でも実力があれば年収1,000万円も不可能ではありません。

そのため、転職市場ではキーエンス出身者はとかく能力が高いと評価されやすいと言われています。

能力に自身のある人は投資するのではなくキーエンスへの入社を狙ってみるというのもよいかもしれません。

キーエンスの売上の状況

キーエンスの2020年3月期の決算では売上高は5,518億円。

経費などをのぞいた経常利益は2,803億円です。

売上高に対して経常利益の割合が高いことが大きな特徴です。

これはキーエンスが自社で工場を持たないファブレスと呼ばれる形態をとっていることが大きく影響しています。

ただ、その影響もありコロナショックや米中貿易摩擦により事業に大きな逆風が吹く結果となってしまいました。

2021年度決算では厳しい数字が予想されます。

もっとも、市場参加者の多くそれでもキーエンスの底力を高く評価しているため株価分析にそこまで大きな影響は出ていません。

キーエンスの資産状況

キーエンスの総資産は1兆8360億円。

総資産に占める資本金と株主資本の割合は実に95.8%。

有利子負債はゼロ。

いわゆる無借金経営です。

したがって、株価分析においてキーエンスには財務面の不安材料は皆無です。

ちなみに、キーエンスの特徴は盤石な財務状況だけではありません。

その高い営業利益率も大きな特徴です。

キーエンスの営業利益率は驚異の54%。

売上のおよそ半分がそのまま利益になっています。

営業利益率は一般的に数パーセント、高くても10~20%程度です。

これに比べるといかにキーエンスの経営が特殊なのか分かるのではないでしょうか。

キーエンスの株価分析

2020年8月下旬現在、キーエンスの株価分析の結果は堅調と言えます。

コロナショックの影響も見て取れるものの、すぐさま値を戻しそのまま値上がりを続けています。

これによりむしろキーエンスの経営の底堅さが証明されています。

少し時間軸を狭めると45,000円近辺で揉み合っている様子が分かります。

ただ、今のところ特に目立った悪材料もありません。

多少の調整のあとなんらかの好材料があれば再び値を上げ始めることが容易に予想されます。

若干の不透明感は残るものの様子見の現在がよい買い時と言ってよいかもしれません。

キーエンス(6861)の配当金

キーエンスは2021年3月期決算で年間200円の配当金を見込んでいます。

投資額に対して何割の配当金があるかの配当金利回りは0.46%程度。

驚異の営業利益率を誇るにもかかわらず、配当金は決して高くはありません。

キーエンスは配当金に関してはあまり期待しないほうがよいでしょう。

ちなみに、キーエンスは有価証券報告書で配当政策を明らかにしています。

詳細は省略しますが、概要としては「将来的の事業展開と経営体質強化のために内部留保(利益の社内蓄積分)を確保しつつ、安定した配当金の分配をしたい」としています。

キーエンスは研究開発費にもかなりのコストをかけているのでこれも仕方のないことかもしれません。

安定した配当金が見込めるだけでもよしとしましょう。

キーエンス(6861)の株主優待

キーエンスに株主優待はありません。

BtoB企業であることから株主に向けて提供できるサービスもないので、これも仕方のないことでしょう。

配当金もそうですが、キーエンスはあまり株主に対して手厚い姿勢をとっていないという印象です。

実際、多くの株主がキーエンスの、営業利益率が高いにもかかわらず安い配当金に不満を持っています。

もっとも、キーエンス自体が健全に成長をつづければ最終的には株の売却益で多大な利益が見込めます。

長期的に見ればこれもまた株主の利益に配慮しているとも受け取れないこともありません。

キーエンス(6861)の株価分析を競合他社と比較

キーエンスの競合他社としては同じようにセンサーなどの各種機器を開発販売しているミツミ電機(現、ミネべアミツミ)とヒロセ電機、そしてオムロンが挙げられます。

ミツミ電機の株価分析をはじめに見てみましょう。

キーエンスにくらべるとかなりの波があることが分かります。

ただ、実際の経営を見ると一時的に業績が悪化しているもののほぼ確実に持ち直すことが予想されます。

株価の単価も安いことから、資金力に不安のある人はキーエンス代わりに投資するというのもよいかもしれません。

ただし、ミツミ電機は海外売上高比率が高いため、為替レートの変動によるリスクがキーエンスよりも高くなっていますのでその点には注意が必要です。

ヒロセ電機はミツミ電機とほぼ同じ値動きをしています。

ヒロセ電機の商材はキーエンスとは異なり、スマホや車載用品に特化しています。

そのため、それらの業界が不振の場合、業績に悪影響が予想されます。

ただ一方で、ヒロセ電機はキーエンスのような同業での株価分析では割安と判断されています。

ミツミ電機と同じく今のうちに仕込んでおくといずれ大きく成長する可能性もあるのではないでしょうか。

最後に体温計でおなじみのオムロンです。

オムロンのチャートを見ると分かりますが、キーエンスとかなり似た値動きをしています。

自己資本比率などの財務状況もキーエンスには及ばないもののの盤石。

将来に向けての設備投資や研究開発もしっかりとおこなっています。

4万円を超えるキーエンスの株価に対してオムロンは7,000~8000円程度。

配当金もキーエンスと同じく200円。

100万円未満で投資できるため、キーエンスには手が届かないという人には買いやすい銘柄と言えるでしょう。

キーエンス(6861)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

キーエンスの株価分析の結果、今後も株価は堅調に推移していくと考えられます。

ただ、キーエンスは配当金が高くないうえに株主優待もありません。

そのため短期的なリターンを狙うのには向いていません。

キーエンスへ投資する際は長期的な値上がりのあとの売却益を期待したほうがよいでしょう。