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キッコーマン(2801)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

キッコーマンと言えば醤油の一大ブランド。

日本の醤油の3割ものシェアを誇ります。

そんなキッコーマンへ投資してみたいという人も多いことでしょう。

ただ、株価分析の結果は投資に値すると言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、そして売上の状況はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はキッコーマンの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

キッコーマン(2801)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

キッコーマン(2801)の株価分析

キッコーマンの事業内容

キッコーマンと言えば醤油というイメージをお持ちの人が大半かと思います。

事実、醤油はキッコーマンの事業の中核となるものです。

しかし、具体的な日本の売上高で見ると醤油は総売上高の約3割にすぎません。

キッコーマンは醤油以外にも食品や飲料も手掛けており、それぞれ総売上高の約3割を占める重要な事業です。

食品はめんつゆや焼肉のタレなど、飲料は豆乳やトマトジュースがキッコーマンの主力商品です。

たとえば、実はデルモンテのブランドはキッコーマンの製品です。

このように、キッコーマンは単なる醤油メーカーではありません。

株価分析の際には、食品・飲料も総合的に手掛ける企業として考えるようにしましょう。

また、意外なことにキッコーマンの売上は約6割が海外に依存しています。

そして海外の売上高に関しては醤油の割合は約8割。

したがって、キッコーマンの株価分析では国内は食料・飲料・醤油とバランス良く見る一方で、海外は醤油の売上をメインに見ていくことになります。

ちなみに、キッコーマンの社名の由来は千葉県にある香取神宮に奉納されている「三盛亀甲紋松鶴鏡(みつもりきっこうもんまつつるきょう)」と言われています。

千葉県は知る人ぞ知る醤油の一大産地。 今でこそキッコーマンの本社は東京都ですが、やはり前身は千葉県の醤油醸造会社です。

キッコーマンの売上の状況

キッコーマンの2020年3月期決算の連結売上高は4,686億円。

そこから各種経費を引いた経常利益は390億円です。

前期比では売上高は3.3%増。経常利益は3.0%増です。

ただ、この売上高にはまだ新型コロナウィルスの影響がしっかりと反映されていません。

とはいえ、キッコーマンの事業内容柄、その影響は比較的軽微。

キッコーマンは直近の決算資料で2021年の売上を前期比3.0%減の4,638億円としています。

株価分析の際にそこまで新型コロナウィルスの影響を考慮する必要はないでしょう。

キッコーマンの資産状況

2020年6月期におけるキッコーマンの総資産は3,888億円。

自己資本比率は71.4%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本と資本金等が占める割合。

高いほど財務的に健全であるとみなされます。

キッコーマンの自己資本比率71.4%は十分に高い数字です。

また、キッコーマンは年々自己資本比率を徐々に高めています。

株価分析の際に財務的な部分の心配は不要でしょう。

キッコーマンの株価分析

キッコーマンの株価は堅調に推移しています。

売上こそ落ち込んでいないものの新型コロナウィルスの影響で株価は一時急落。

しかし、その後順調に値を戻し断続的に上昇を続けています。

これは外出自粛により家庭用調味料の需要が増加したことがひとつの要因と考えられます。

後ほど詳しく解説しますが、競合他社についても同じです。

なお、11月初旬にキッコーマンの株価が急騰していますが、これは決算発表によるものです。

先に触れたとおりキッコーマンの通期売上予測は0.3%減。

しかし、経常利益で見ると0.1%増と予測されています。

これは8期連続での最高益更新です。

このようなコロナウィルス禍においても最高益を更新したことが好感され株価も急騰したのです。

キッコーマンの底堅い経営が証明されたかたちと言えるでしょう。

ただ、投資するに良いタイミングかというと微妙なところです。

いったん調整が入るまで待つというのも良いかもしれません。

キッコーマン(2801)の配当金

キッコーマンの今期の配当金は42円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.66%です。

この配当金利回りは決して高くありません。

配当金についてはキッコーマンへはあまり期待しないでおきましょう。

同じ食品系の銘柄を探せば、倍以上高い配当金利回りの銘柄も珍しくありません。

たとえば、醤油と並ぶ調味料であるソース大手のブルドックソース。

こちらの配当金利回りは2.83%です。

また、味の素の配当金利回りは1.46%です。

調味料に限定しなければさらに高配当な銘柄も珍しくありません。

いずれにせよ、配当金重視の人はキッコーマンではなく他の銘柄を探すことをおすすめします。

キッコーマン(2801)の株主優待

キッコーマンの株主優待は自社グループ商品です。

100株以上で1,000円相当、1,000株以上で3,000円相当の商品が貰えます。

また、1,000株以上を3年以上保有している人は追加で2,000円相当の自社グループ製品またはクオカードが貰えます。

ただし、キッコーマンの株主優待は1年以上の保有が条件です。

権利落ち日を狙って投資しても株主優待は貰えませんので注意しましょう。

ちなみに、味の素とブルドックソースの株主優待も自社グループ商品です。

そして味の素の株主優待の条件は6ヶ月以上の保有。

ブルドックソースには条件はありません。

調味料関係の銘柄で株主優待が貰いたい人はこれらへの投資がおすすめです。

キッコーマン(2801)の株価分析を競合他社と比較

キッコーマンの競合他社としてここでは味の素とブルドックソースの株価分析と比較してみましょう。

味の素は言わずと知れた調味料の大手。

醤油も販売しています。

株価に関してもキッコーマンとほぼ同様。

新型コロナウィルス後に急騰しています。

これもやはり決算発表による業績の上方修正が大きな理由です。

確たることは言えませんが、まだ上昇の余地はありそうです。

資金力の関係でキッコーマンへ投資できない人は代わりに投資してみるのも良いでしょう。

次にブルドックソースの株価を見てみましょう。

ブルドックソースの株価もキッコーマンと同じく右肩上がり。

やはり好決算が大きな理由です。

ただ、少しばかり上げ過ぎな印象もあります。

キッコーマンをはじめとした調味料関連銘柄の株価はのきなみ高値水準。

投資するにしてもいったん調整を待つというのもありでしょう。

キッコーマン(2801)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

キッコーマンの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については好調な売上を反映して高値水準を維持しています。

さらなる株価上昇も望めますがタイミングは難しいところです。

また、キッコーマンの配当金は1%未満と期待できません。

株主優待も1年以上保有という条件付きです。

決して悪い銘柄ではないのですが、キッコーマンはある意味で慎重な判断が必要な銘柄と言えるでしょう。