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コマツ(6301)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

黄色いボティに青字で書かれたロゴでお馴染みのコマツ。

重機を扱う職種の人でコマツを知らない人はいないことでしょう。

そんなコマツへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、コマツの株価分析の結果は投資に適していると言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどうなっているのでしょうか。

そこで今回はコマツの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

コマツ(6301)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

コマツ(6301)の株価分析

コマツの事業内容

コマツは国内最大手の建設機械メーカー。

おそらく、建設土木に関わらない人であってもコマツ製の黄色い重機を見たことがない人はいないでしょう。

それほどまでにコマツの建設機械におけるシェアは圧倒的です。

また、国際的に見てもコマツはキャタピラー社に次ぐ第2位と、世界に誇る重機メーカーです。

事実、コマツの売上高に占める日本の比率は15%程度にすぎず、売上高の8割以上は海外が源泉です。

ちなみに、コマツの社名の由来は創業の地。

現在は本社を東京へ移転してしまいましたが、石川県は小松市で創業されたことが名前の由来です。

ところで、名前に関してはもうひとつ補足が必要かもしれません。

実は「コマツ」は正式な企業名ではありません。

コマツの登記上の正式名称は小松製作所です。 株価分析をする際にコマツでは銘柄が見つからない場合もあるので注意しましょう。

コマツの売上の状況

コマツの2020年3月期の連結売上高は2兆4,449億円。

そこから各種経費を引いた経常利益は2,231億円です。

また、2021年3月期の売上予測は前期比で15.4%減の2兆680億円を見込んでいます。

これは言うまでもなく新型コロナウィルスの影響によるものです。

直接に人を相手にするビジネスではないコマツと言えども、経済活動の停滞はやはり大きな痛手となったかたちです。

ただ、中国や進行経済国などからの重機への需要は旺盛。

新型コロナウィルスが収束すれば遅からず売上高も従来の水準に回復することでしょう。

コマツの資産状況

2020年6月期におけるコマツの総資産は3兆6,608億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は48.2%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

コマツの48.2%はやや不安な数字です。

とはいえ、コマツは世界シェア2位を誇る超巨大企業です。

そう簡単に経営が傾くとはとうてい考えられません。

株価分析をするうえでそれほど財務的な部分を不安視する必要はないでしょう。

コマツの株価分析

コマツの株価は新型コロナウィルス拡大を契機に下落。

しかし、その後ほどなくして以前の株価まで戻しています。

中期的な下落トレンドの波も反転の兆しが見え始めています。

割安な現在のうちに買い進めておくのも良いでしょう。

長期的に見ると株価3,000円近辺が当面の目標と思われます。

中長期保有前提の人はそのあたりを目安としておくと良いでしょう。

ただし、コマツの売上は為替レートの影響を強く受けます。

過剰な円高がつづけば回復の足取りが重くなるどころかさらなる株価下落もありえます。

コマツのように海外売上比率の高い銘柄にはそのようなリスクがあることは承知しておきましょう。

具体的にはコマツは今期の業績予想で為替レートを1ドル=105円と想定しています。

それ以上の円高が続くようであれば業績の下方修正、ひいては株価下落といった状況も警戒しておきましょう。

コマツ(6301)の配当金

コマツの予想配当金は36円。

投資金額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.48%です。

これは配当金利回りとしては平均的かやや低い水準です。

ただ、コマツは配当政策において配当性向40%以上を掲げています。

配当性向とは利益の何割を配当金に回すかの指標です。

したがって、コマツの業績が上向けばさらなる増配も十分に期待できます。

新型コロナウィルスの影響が残るこの1,2年はともかくとして、中期的には十分な配当金を期待しても問題ないでしょう。

コマツ(6301)の株主優待

コマツの株主優待は自社製品のオリジナルミニチュアグッズです。

ただし、300株以上の株を3年間以上保有している長期保有者限定です。

長期保有者限定のうえにミニチュアとはなんと残念な株主優待かと感じる人もいるかもしれません。

しかし、このミニチュアは非売品、かつ毎年ことなる機種をリリースしているシリーズ品です。

現状、コレクターに人気があるのはもちろんのこと、保存状態が良ければ将来的には驚くほどの価値を持つ可能性もあります。

そういった意味ではただのミニチュアグッズと侮れない株主優待と言えるでしょう。

そもそも建設機械という業態を考えると、コマツに株主優待があること自体が意外なくらいです。

とりあえず遠慮なく貰えるものは貰っておきましょう。

コマツ(6301)の株価分析を競合他社と比較

コマツの競合他社としてここでは日立建機と加藤製作所の株価分析と比較してみましょう。

まずは日立建機の株価です。

日立建機の株価はコマツとはかなり様相が異なります。

新型コロナウィルスの影響下を脱したうえ、その後も株価は上昇しています。

ただ、正直なところこの値上がりの理由はいまひとつ分かりません。

日立建機はコマツと同じく海外売上比率の高い企業ですから為替が原因とも思えません。

そのほか株価が上昇するような特別な好材料もとくに見いだせません。

そのため少し投機的な資金が入っているのではといった疑念が拭えません。

投資には少し慎重になっておいたほうが良いかもしれません。

次に加藤製作所の株価です。

加藤製作所の株価はコマツとほぼ同じ動きをしています。

株価は中期的な下降トレンドの真っ最中。

いまのところ目立った反転の兆しはありません。

ただ、株価は1,000円台と手頃のため10万円程度から投資可能であることは大きなメリットです。

資金力の関係でコマツに手が届かない人は代わりに投資するのも良いかもしれません。

また、加藤製作所はコマツとは違い海外売上比率はそこまで高くはありません。

建設機械というカテゴリー内で為替リスクを分散する意味で投資するのも良いでしょう。

コマツ(6301)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

コマツの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は売上不振を反映して軟調。

ただし回復の兆しは十分に見えています。

割安な今のうちに投資しておくのも悪くない判断と思われます。

配当金についてはコマツは平均的。

ただ、株主優待は長期保有者限定でオリジナルミニチュアグッズの贈呈といった変わった内容です。

もっともオリジナルミニチュアグッズは非売品かつ毎年内容が変わります。

コマツの重機が好きな人にとっては株価云々をさしおいても投資する価値のある銘柄と言えるでしょう。