ゼロ株

ゼロから株を知りたい方向に情報を発信しています

クボタ(6326)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

クボタは国内トップの農業機械メーカー。

園芸や農業で日々お世話になっている人も多いのではないでしょうか。

そんなクボタへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、クボタの株価分析は投資に適した結果と言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はクボタの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

クボタ(6326)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

クボタ(6326)の株価分析

クボタの事業内容

クボタと言えば農機具というイメージをお持ちの人が大半かと思います。

実際そのとおりでクボタの主な事業内容は耕うん機やトラクタなどの農業用機械の製造・販売です。

ただ、もうひとつクボタの事業を考えるうえで外せないものがあります。

それは水・環境用ソリューションと素材制作です。

これらはそもそものクボタの歴史が関係しています。

クボタの創業は130年前の明治時代。 鋳物(いもの)の製造・販売からスタートしました。

その後に水道用鉄管、農業用機械などを展開していきますが、クボタの起源はやはり鋳物です。

その経験と技術が引き継がれ、水道管をはじめとした水・環境ソリューションと各種素材制作事業にも注力しているのです。

たとえば、石油精製プラントで使われている配管などは高熱に耐えうる必要があるため、クボタ製の耐熱鋼製品が多く使われています。

あるいは我々の生活を支える重要なインフラである水道管もクボタ製です。

このように、クボタは単なる農業機械メーカーではありません。

農業、水、それらの事業のもととなる素材など幅広い事業を手掛けているのです。

株価分析のうえでも多様な事業をおこなっていることは前提としておきましょう。

クボタの売上の状況

クボタの2019年12月期の連結売上高は1兆9,200億円。

そこから各種経費などを引いた経常利益は2,090億円です。

そして2020年12月期の売上予測は前期比7.3%減の1兆7,800億円としています。

これはやはり新型コロナウィルスの影響によるものです。

農業機械という事業柄、需要に直接の影響はないものの工場の稼働停止による生産や出荷の遅れが響いたかたちです。

新型コロナウィルス収束後の売上の回復は確実ですが、いましばらく時間を要するでしょう。

なお、クボタは海外売上比率が高めであるため、為替レートも売上に大きく影響してきます。

そしてクボタ自身は2020年の売上予測に際して為替レートを1ドル=107円と想定しています。

これは若干楽観的な想定といった印象です。

為替の状況によっては業績の下方修正、ひいては株価下落というケースもありえるでしょう。

クボタの資産状況

2020年6月期におけるクボタの総資産は3兆1,278億円。

そのうち株主資本と資本金等が占める割合である自己資本比率は46.1%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

クボタの46.1%という自己資本比率は重機メーカーのなかではやや低めです。

とはいえ、基本的にそこまで低い数字でもありません。

株価分析をするうえでそれほど気にかける必要もないでしょう。

ちなみに、社名からイメージできるようにクボタの創業者は久保田家です。

ただ、現在のクボタはすでに一族経営ではありません。

一族との複雑な資本関係などはないので、その点も心配不要です。

クボタの株価分析

クボタの株価は新型コロナウィルス拡大時に急落。

しかしほどなくして以前の水準にまで戻しています。

それどころか、その後も上昇傾向が続き、現在は年初来高値を更新しています。

とはいえ、中長期的に見ればまだまだ値上がりの余地はあると見られます。

比較的割安な今のうちに投資しておくという判断も十分ありと言えるでしょう。

ただし、クボタの業績が為替レートに影響されることは先に触れたとおりです。

投資の際には為替の動向には一応の注意を払っておくようにしましょう。

クボタ(6326)の配当金

クボタの予想配当金は34円~36円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.77%です。

悪くも良くもない数字です。

とはいえ、クボタの株価は2,000円弱と手頃です。

20万円程度の投資で配当金が貰えると考えれば決して悪くない投資と言って良いのではないでしょうか。

なお、クボタは経営方針資料における株主還元の基本方針で配当性向30%を「最低ラインとして一層の向上を目指す」としています。

配当性向とは利益の何割を配当金として回すかの指標です。

あくまで「最低ライン」であり「向上を目指す」と明言していることから、今後の業績次第では配当金の増額も十分に期待して良いでしょう。

クボタ(6326)の株主優待

基本的にクボタに株主優待はありません。

しかし、今年でクボタは創業130周年。 これを記念して例外的に「玄米パスタ」と「新潟県産ブランド米”新之助”」の株主優待が実施されました。

あくまで130周年を記念しての株主優待であるため今回かぎりです。

ただ、評判が良ければこれを機になんらかの株主優待を継続する可能性もゼロでないかと思います。

決して可能性は高くありませんが、今後の株主優待に期待しましょう。

クボタ(6326)の株価分析を競合他社と比較

クボタの競合他社としてここでは井関農機とコマツの株価分析と比較してみましょう。

まずは井関農機の株価です。

井関農機は農業機械で国内3位。主にコンバインと田植え機に強みを持ちます。

しかし、クボタとは異なり株価は冴えません。

とはいえ、下降トレンドも終わりが見えてきています。

株価も1,500円程度と手頃。

クボタとあわせて投資しておくのも悪くないでしょう。

次にコマツの株価です。 コマツの主力事業は農業機械ではなく産業機械。

ただ農業機械もまた取り扱っています。

株価についてはしばらく下落していましたが反転の兆しが見えます。

割安な現在のうちに投資しておくのも良いでしょう。

また、同じ重機でありながらクボタは農業とコマツは産業と棲み分けができていることもメリットです。

完全に他業種ではないため十分なリスクヘッジにはなりませんが、同時に投資しておくのも面白いかもしれません。

クボタ(6326)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

クボタの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は新型コロナウィルスの影響を脱して年初来高値を更新しています。

しかし、売上の状況や過去の推移を見るとまだ上昇の余地はありそうです。

今のうちに投資しておく価値はあるでしょう。

株主優待については、今年は創業130周年記念で実施されましたが今後は不明です。

ただ一方で、配当金に関しては現状それほどではないものの株主還元方針を見ると今後の継続的な増配が期待できます。

そういった意味で、クボタは中長期保有前提で投資するのにも適した銘柄と言えるでしょう。