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京セラ(6971)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

京セラは京都に本社を置く大手複合電気機器メーカー。

スマホやCDプレーヤー、キッチン用品など扱う製品は幅広く、様々な場面で京セラの製品を目にすることができます。

そんな京セラへ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、京セラの売上の状況や資産状況はどのようになっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待は貰えるのでしょうか。

そこで今回は京セラの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

京セラ(6971)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

京セラ(6971)の株価分析

京セラの事業内容

京セラというとスマホを思い浮かべる人も多いかもしれません。

そのため京セラの正式名称を京都セルラーと勘違いしている人もまれにいるようです。

しかし、京セラのもともとの社名は京都セラミック。

その名が表すとおり、京セラは本来はセラミックメーカーです。

ただ、ひとくちにセラミックと言っても京セラが手掛ける事業は極めて多岐にわたります。

単なる素材としてのセラミックはもとより、自動車部品、電子機器、果てにはネットワーク事業までをも手掛けています。

あえて京セラの事業領域を分けるとすれば「部品・素材」「機器・システム」「その他」の3事業です。

そして、総売上高に占める割合はそれぞれ、部品・素材が6割弱、機器システムが4割強です。

ただ、株価分析に際しては事業というよりは、自動車や電機機器といった市場別に見たほうが分かりやすいかもしれません。

京セラの手掛ける事業で大きなところは「自動車部品」「半導体」「電子デバイス」「スマートフォン」「複合機などのドキュメントソリューション」あたりです。

これらの売上などを考慮して株価分析していくと良いでしょう。

京セラの売上の状況

京セラの2020年3月期の売上高は1兆5,991億円。

そこから経費などを引いた経常利益はは1,488億円です。

そして2021年度3月期の売上予測は前期比6.2%減の1兆5,000億円です。

新型コロナウィルスの影響により前期比減の予測ですが、他業種に比較するとこの減少幅は控えめです。

これは京セラの多角経営が功を奏した結果と思われます。

なお、京セラの売上のうち約6割は海外に依存しています。

株価分析の際は日本での売上と同様に海外の動向にも目を向けておきましょう。

その際は為替レートにも注意が必要です。

京セラは2021年の業績予測に際して想定為替レートを1ドル=105円としています。

これはかなり現実的な想定といった印象ですが、為替については絶対はありません。

この水準を超えて円高が続くようであれば売上予測の下方修正もありえると考えておきましょう。

京セラの資産状況

2020年6月期における京セラの総資産は3兆2,654億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は74.7%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性を図る指標。

高いほど安定していることを意味します。

むろん、7割を超える京セラの自己資本比率は財務的な盤石さを表しています。

株価分析の際に財務上のなんらかの問題を考慮する必要はないでしょう。

ちなみに、京セラの創業者は稲盛和夫氏。 日本のカリスマ経営者のひとりです。

稲盛和夫氏の書籍を座右の書としている人も多いのではないでしょうか。

しかし、一代で京セラをここまでの地位に築き上げたにもかかわらず、氏の持ち株は全体の2.7%にすぎません。

したがって、創業者個人の事情で財務状況が悪化するような心配も不要でしょう。

京セラの株価分析

京セラの株価は新型コロナウィルスを契機に急落。

その後、もみあいつつ6,000円前後の株価を保っています。

多角経営で売上減少を比較的軽微におさえているにもかかわらず、株価にはあまり反映していないかたちです。

ただ、新型コロナウィルス収束後の見通しは暗くありません。

割安な今のうちに投資しておくというのも決して悪い手ではないでしょう。

実際、5年とやや視点を広げてみても現在の京セラの株価は底値に近い水準です。

もう一段の下げがないとは言い切れませんが、中期的には良い投資のタイミングと言っても良いでしょう。

京セラ(6971)の配当金

京セラの予想配当金は120円です。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りとしては2%。 平均的な数字です。

ただ、京セラの株価がやや値がさであることが投資へのハードルを少し高くしています。

現在の京セラの株価は6,000円程度、売買単位は100株です。

したがって最低でも60万円の資金が必要になります。

それに対して100株×120円=12,000円の配当金というのは、ほんの少しばかり寂しい印象です。

配当金だけを狙っていくのであれば京セラ以外にも有望な銘柄はたくさんありますので、そちらを探したほうが良いかもしれません。

京セラ(6971)の株主優待

京セラの株主優待は自社グループ製品の優待価格販売です。

といっても、京セラのすべての製品が対象ではありません。

株主優待の対象となる製品は株主優待専用のカタログに掲載されているものにかぎります。

一例としては、宝飾品やキッチン用品、グループ系列ホテルの利用券や商品券などです。

ちなみに、京都にあるホテル日航プリンセス京都は京セラ系列です。

京都旅行が趣味という人はホテル割引の株主優待を目当てに投資するのも良いのではないでしょうか。

京セラ(6971)の株価分析を競合他社と比較

京セラの競合他社としてここではパナソニックとシャープの株価分析と比較してみましょう。

パナソニックは旧松下電工。

電子部品から住宅まで幅広い事業を手掛ける電機大手です。

多角経営という点では京セラと同じです。

ただ、その株価は右肩下がり。

新型コロナウィルス後も以前の水準へは戻っていません。

パナソニックとしては現在、経営体質強化に取り組んでいるところです。

とりあえずはそちらの目処が立つまでは京セラと同じように投資するのは難しいでしょう。

次にシャープの株価です。

シャープの株価は明らかに軟調。 新型コロナウィルス以前からすでに下降トレンドへ入っています。

反転を期待して今のうちに投資しておくといった考え方もありますが、実は色々な指標を考えると現状でもまだ割高です。

多少の資金力は必要になりますが、シャープへ投資するよりは京セラへの投資のほうがおすすめです。

京セラ(6971)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

京セラの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

京セラは多角経営が功を奏して新型コロナウィルスの影響も比較的軽微にすみました。

しかし、その業績とは裏腹に株価は下落。いまもなお過去の水準へと戻っていません。

ただ、足元の業績は決して悪くありません。

今後の値上がりに期待して投資しておく価値は十分にあるでしょう。

また、京セラは配当金も悪くないうえに株主優待も貰えます。

それらを貰いつつ気長に株価回復を待つというのも良いのではないでしょうか。