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協和キリン(4151)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

協和キリンはキリン傘下の製薬企業。

一般消費者向け商品こそないため知名度は今ひとつですが、独自の技術に強みを持つ企業です。

そんな協和キリンへ投資してみたいという人の少なからずいるのではないでしょうか。

しかし、協和キリンの株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は協和キリンの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

協和キリン(4151)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

協和キリン(4151)の株価分析

協和キリンの事業内容

協和キリンはバイオ系に強みを持つ医薬品メーカー。

免疫・アレルギー、腎、中枢神経、がんを重点とした領域で新薬を開発・販売しています。

一般的な医薬品は化学合成により製造されるのに対して、バイオ医薬品の製造方法は遺伝子組み換えや細胞培養技術がもとになります。

世界のバイオ医薬品市場は拡大を続け、医薬品市場の中でも売上高の3割を占めるほどに存在感を増しています。

協和キリンはそんなバイオ医薬品市場へ日本を代表して挑もうとしている企業のひとつです。

したがって、協和キリンの売上高の約4割は海外に依存しています。

株価分析の際にはグローバル企業として考えるようにしましょう。

ちなみに、協和キリンは協和発酵とキリンファーマが合併して設立された企業です。

協和発酵と言えば健康食品で有名ですが、そちらは協和キリンではなくかつて子会社であった協和発酵バイオが製造販売しています。

そして協和発酵バイオは2019年に協和キリンからキリンホールディングスへ譲渡されました。 現在の協和キリンの業績とは切り離して考えるようにしましょう。

協和キリンの売上の状況

協和キリンの2019年12月期決算の売上高は3,058億円。

そこから経費や税金などを引いた当期利益は670億円です。

日本では薬価基準引き下げの影響で売上減少となりましたが、海外比率が高いことから影響は軽微。

前期比で増収となりました。

ただ、この協和キリンの業績は2019年までのものであるため新型コロナウィルスの影響を織り込んでいないのではとお考えの人もいるかもしれません。

しかし、協和キリンの事業内容はバイオ医薬品。市場も世界です。

そのため売上に関しては新型コロナウィルスの影響はほとんどありません。

2020年度の売上も前期比で6.9%増の3,270億円と予測されています。

株価分析のうえで特段、新型コロナウィルスの影響を加味する必要はないでしょう。

協和キリンの資産状況

2019年12月期決算における協和キリンの総資産は7,796億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は88%です。

自己資本比率は企業の財務的な安定性をはかる一般的な指標。

高いほど安定していると判断されます。

協和キリンの自己資本比率は8割以上ですから、財務的な部分では盤石と言って良いでしょう。

株価分析をする際に財務的な面の心配は不要です。

協和キリンの株価分析

協和キリンの株価は新型コロナウィルス拡大時に一時急落。

売上こそ影響はなかったものの、株価はそれだけでは動かないことが分かります。

ただ、いずれにせよ協和キリンの株価はほどなくして回復。

ある程度の波こそあるものの現在も高値水準を維持しています。

この傾向は長期でみても同様です。

ただ、これをもって良い買いのタイミングかどうかというと判断が難しいところです。

株価が比較的上下していることから市場参加者が上値を探っている様子が見て取れるからです。

本業の業績は悪くないのですが、投資タイミングとしては難しい局面です。

協和キリンへ投資するつもりの人はいったん様子見してできるだけ流れを見極めたほうが良いかもしれません。

もっとも、中長期的にはさらなる株価上昇の可能性は低くありません。

中長期保有前提であれば今から投資しておいても良いでしょう。

協和キリン(4151)の配当金

協和キリンの予想配当金は44円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.68%です。

この配当金利回りは平均的な数字と言って良いでしょう。

協和キリンの現在の株価はおよそ2,600円。売買単位は100株です。

したがって、最低投資額は約26万円。

それに対して100株×44円=4,400円の配当金と考えればまずまずの見返りです。

配当金だけで大きなリターンとはなりませんが、値上がりを待つあいだに付随するリターンと考えれば決して悪くない金額と言えるでしょう。

協和キリン(4151)の株主優待

協和キリンに株主優待はありません。

協和キリンがバイオ医薬品メーカーであることを考えると株主優待がないことも仕方のないことでしょう。

そもそも医薬品は医師の処方箋なしには譲渡できないと法で定められています。

そして協和キリンは純粋な医薬品メーカー。

ヘルスケア商品の開発などの多角経営はしていません。

したがって、今後も協和キリンがなんらかの株主優待を実施することはないでしょう。

協和キリン(4151)の株価分析を競合他社と比較

協和キリンの競合他社としてここでは塩野義製薬と中外製薬の株価分析と比較してみましょう。

まずは塩野義製薬の株価です。

塩野義製薬は日本を代表する製薬企業のひとつ。

しかし、協和キリンとは違い株価は冴えていません。

もっとも、現状の塩野義製薬の株価は中長期的に見ても下げすぎな印象です。

割安な現在のうちに投資するのも悪くないでしょう。

次に中外製薬の株価を見てみましょう。

中外製薬は協和キリンと同じくバイオ医薬品に強みを持つ企業。

ただ、株価はいったん天井をつけた後に下げへと転じています。

これは中外製薬の親会社であるロシュが新型コロナウィルスの臨床試験で期待された成果が出せなかったことに起因します。

現状、注目度が高い銘柄ゆえ協和キリンの代わりとして投資するには微妙な銘柄です。

このように、同じ製薬企業であっても取り扱う薬品によって株価の値動きはまちまちです。

また、新薬の開発状況によって激しく値動きしやすいという特徴があります。

協和キリンにかぎらず医薬品にかかわる銘柄へ投資するときはそういった特徴的な値動きの要因には注意しておきましょう。

協和キリン(4151)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

協和キリンの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は新型コロナウィルスを契機に一時急落したものの好調な売上を受けて反発。

現在も高値水準を維持しています。

ただし、いっそうの高値が狙えるかどうかは不透明。

上値を探る展開が予想されます。

ただ、協和キリンに株主優待はないもの配当金利回りはそれなりです。

中長期的なスタンスを前提とすれば、十分なリターンを期待しても良いと言えるのではないでしょうか。