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丸紅(8002)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

丸紅は日本の5大総合商社のひとつ。

食料やエネルギーなど生活全般にかかわる事業を展開しています。

そんな丸紅へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、株主優待や配当金、そして直近の売上状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は丸紅の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

丸紅(8002)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

丸紅(8002)の株価分析

丸紅の事業内容

丸紅は日本の5大総合商社のひとつ。

しかし、そもそも商社の仕事がいまひとつイメージできないという人も多いのではないでしょうか。

商社の仕事はひとことで言えば貿易。 様々な商品の仲介が主な事業内容です。

一般的には、丸紅のように様々な商品を扱う商社を総合商社、逆に特定の分野に特化した商社を専門商社と呼びます。

また、ひとくちに総合商社と言っても得意とする領域が異なります。

そして、丸紅が得意とする領域は「エネルギー・金属」「電力・インフラ」「社会産業・金融」「食料」の4つ。 なかでも食料、電力に強みを持ちます。

ここで、電力は貿易とは無関係ではとお考えの人もいることでしょう。

実際、丸紅の電力事業は貿易ではありません。 国内外で発電した電力は現地で消費されています。

一応、商社の仕事の本筋は貿易であることに変わりはありません。

しかし、現在の総合商社は貿易という枠組みを超えて、利益の出せる事業ならばなんでも手掛けるようになっています。

したがって、総合商社の株価分析をする際はざっくりとした事業内容ではなく、個別に事業を詳しく見ていく必要があります。

丸紅以外の総合商社へ投資する際は「貿易」とひと括りにせず、あらためてその事業内容を調べるようにしましょう。

丸紅の売上の状況

丸紅の2020年3月期決算の売上高は前年同期比7.8%減の6兆8,276億円。

そこから経費などを引いた経常利益は1,659億円の赤字です。

米中貿易摩擦や新型コロナウィルスの流行などが主な要因です。

世界的な景気悪化により丸紅の事業も総崩れ。

厳しい結果となりました。

直近の2021年度第2四半期の決算でも累計の売上高は前年同期比16.6%減の3兆460億円。

依然として厳しい状況が続いています。

とはいえ、丸紅は2021年度の通期業績予想を1,500億円の黒字と予想。

期初の予測を上方修正しています。 修正どおり後半にうまく持ち直せるかに注目です。

丸紅の資産状況

2020年6月期における丸紅の総資産は6兆1,716億円。

そのうち株主資本等が占める自己資本比率は25.1%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

丸紅の自己資本比率25.1%はやや低めの数字です。

ただ、丸紅のような総合商社の事業には大規模な投資が必要になることが普通です。

したがって、自然と自己資本比率も他業種にくらべて低くなるものです。

基本的に株価分析の際に自己資本比率の低さを憂慮する必要はありません。

丸紅の株価分析

厳しい経営環境を受けて丸紅の株価は軟調。

新型コロナウィルス流行前の水準への回復にはいましばらくの時間がかかりそうです。

しかし、緩やかではあるものの反転の兆しは見て取れます。

短期的に、とはいかないでしょうが、今のうちに投資しておけば手堅いリターンも期待できるのではないでしょうか。

5年、10年といった中長期で見れば株価700円~800円ほどが当面の目標でしょう。

ただ、総合商社はグローバルにビジネスを展開しているため為替レートの影響が強いことには注意が必要です。

仮に新型コロナウィルスが収束しても為替市場が逆風となる可能性もあります。

投資の際にはその点にも注意しておきましょう。

具体的には、丸紅は2021年3月期の業績見通しの前提として為替レートを1ドル=106円と想定しています。

為替レートが想定から大幅に乖離するようであれば業績悪化を警戒しておくと良いでしょう。

丸紅(8002)の配当金

丸紅の予想配当金は22円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは3.61%です。

この配当金利回りはかなり高い数字と言えます。

株価こそ低迷していますが、配当金を目当てに中長期保有するというのも悪くないでしょう。

ちなみに、丸紅は配当金についても当初は大幅減額の15円としていました。

しかし、第2四半期の決算を受けて22円へと変更。

新型コロナウィルスの影響も当初の予想ほど深刻ではなかったことがうかがわれます。

丸紅(8002)の株主優待

丸紅に株主優待はありません。

とはいえ、丸紅の配当金の利回りが良いことは先に触れたとおりです。

株主優待こそありませんが、株主還元は十分であると言って良いでしょう。

ただ、初めての株式投資でどうしても株主優待を貰ってみたいという人もいるかもしれません。

そういった人は家電量販店やスーパーなどのリテール銘柄を探してみることをおすすめします。

それらの株主優待は割引特典や商品券など使いやすものばかり。

不要であれば金券ショップへ売却することも可能です。

丸紅(8002)の株価分析を競合他社と比較

丸紅の競合他社と言えばその他の5大総合商社です。

その中で、ここでは伊藤忠商事と三井物産に焦点をあてて株価を比較してみましょう。

まずは伊藤忠商事の株価です。

伊藤忠商事は食品、繊維に強みを持つ総合商社。

また、近年はファミリーマートやプリマハムの子会社化など多角経営をしています。

それゆえか株価の動きは丸紅とは異なる様相を呈しています。

新型コロナウィルスの影響はすでになく年初来高値の水準です。

やや高値感はありますが、これから投資するのも悪くないでしょう。

次は三井物産の株価を見てみましょう。

三井物産は鉄鉱石・原油に強い総合商社。

石油、エネルギーなど資源価格低下が響き株価は軟調。

しかし、すでに回復の兆しは見られます。

先行きに不透明感は残りますが、いま投資するのも悪くないのではないでしょうか。

こうして見ると、総合商社のなかでも丸紅の株価は回復に明らかな遅れが見られます。

ただ、足元の業績はそれほど悪いとも思えません。

比較的割安な今のうちに投資しておくという判断も十分にありなのではないでしょうか。

丸紅(8002)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

丸紅の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については厳しい経営環境を反映して今ひとつ力強さがありません。

しかし、明らかな回復の兆しも見て取れます。

比較的割安な今のうちに投資するのも良いでしょう。

また、丸紅は株主優待こそありませんが、配当金の利回りが高めです。

株価回復まで時間がかかったとしても、そのあいだ配当金でそれなりのリターンが期待できるでしょう。