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三菱地所(8802)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

三菱地所は財閥系の総合不動産。

三井や住友と並んで総合不動産の大手のひとつに数えられます。

そんな三菱地所へ投資してみたいという人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、三菱地所の株価分析の結果は投資に値すると言えるものなのでしょうか。

また、売上や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は三菱地所の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

三菱地所(8802)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

三菱地所(8802)の株価分析

三菱地所の事業内容

三菱地所の事業内容は広く不動産にかかわる全般。 商業ビルからマンション、果ては空港などの施設も手掛けています。

このような総合的な不動産開発をする企業を一般的にデベロッパーと呼びます。

そして三菱地所は数あるデベロッパーの中でも最大手のひとつです。

なお、三菱地所の事業の割合はビルが約4割、住宅が3割です。

そのなかでも関東の都心部に強みを持っています。

たとえば、丸ビルや丸の内オアゾは三菱地所によるものです。

あるいはアクアシティお台場やみなとみらいなども三菱地所によって開発されています。

ただ、いずれにしろ三菱地所はバランス良く事業を分散させています。

株価分析の際には上記、ビルと住宅を中心に見ていくと良いでしょう。

また、不動産という事業柄、海外売上比率は低めです。

したがって、海外の経済動向や為替レートについてはそれほど重視する必要はありません。

三菱地所の株価分析で注意しておく必要があるのは金利や税制です。

特に税制は不動産取得の需要を大きく変動させる要因です。

不動産関連にかかわる税制改正の動きがないかは注意しておきましょう。

三菱地所の売上の状況

三菱地所の2020年3月期の連結売上高は1兆3,022億円。

そこから経費などを引いた経常利益は2,196億円です。

新型コロナウィルスの影響によるダメージはあるものの、賃料改定などの施策によってうまくカバーできています。

ただ、今後の売上も同じように確保できるかどうか、確かなことは言えません。

三菱地所のような不動産を扱うビジネスの売上は国内の景気動向に大きく左右されるからです。

たとえば、今回のコロナ禍で職を失った人が多ければ住宅用不動産の需要も当然ながら落ち込みます。

あるいは廃業を余儀なくされた経営者がいればオフィス用テナントの空きも生じてしまいます。 昨今の日本はお世辞にも景気が良いとは言えません。

三菱地所の今後の先行きについても楽観視できない状況と言えるでしょう。

三菱地所の資産状況

2020年6月期における三菱地所の総資産は5兆8,982億円。

自己資本比率は29.3%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本と資本金等が占める割合。

一般的に高いほど財務的に安定しているとみなされます。

三菱地所の自己資本比率29.3%は不動産業界としてはごく平均的な値です。

特に株価分析において財務的な危うさを注意しておく必要はないでしょう。

三菱地所の株価分析

三菱地所の株価は新型コロナウィルスの流行を契機に急落。

その後に回復の動きもありましたが、足取りは重い状況です。

売上こそ悪くないものの、それらが株価にはそれほど反映されていないかたちです。

ただ、足元の業績は悪くありません。

今後の先行き不透明感はありますが、現在は良い買いのタイミングと言えるのではないでしょうか。

また、5年とやや広めに視点を広げてみても、三菱地所の株価は売られすぎの印象です。

現状を考えると2,000円くらいまでは遅からず回復しても不自然ではないと考えられます。

そういった意味では短期的な売買差益で利益を狙うことも十分に可能でしょう。

三菱地所(8802)の配当金

三菱地所の予想配当金は25円~26円です。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.54%。

配当金としてはごく平均的かあるいは少し低い利回りです。

ただ、三菱地所の配当金は一定ではありません。

三菱地所は配当政策で配当性向30%を掲げています。

配当性向とは利益の何割を配当金へ回すかという指標です。

したがって、三菱地所が順調に利益を上げれば配当金も増配されることとなります。

配当金については今後の増配に期待しましょう。

三菱地所(8802)の株主優待

三菱地所に株主優待はありません。

不動産という事業領域を考えれば株主優待がないもの仕方のないことでしょう。

ただ、タマホームやミサワホームのような住宅用不動産の銘柄に関しては工賃や住宅本体価格の割引ができる株主優待もあります。

シンプルに不動産取得の株主優待を利用したいのであればそちらへ投資するのも良いでしょう。

もっとも、これらの銘柄はデベロッパーではなく純粋な住宅用不動産を主力事業としています。

デベロッパーである三菱地所の代わりにはならないのでその点は注意しておきましょう。

三菱地所(8802)の株価分析を競合他社と比較

三菱地所の競合他社として、ここでは東急不動産ホールディングスと三井不動産、住友不動産の株価分析と比較してみましょう。

まずは東急不動産ホールディングスの株価です。

おおむね三菱地所と同じような値動きをしています。

ただ株価は500円程度とかなり手頃な価格です。

配当金利回りも3.24%とかなり優秀です。

資金力の関係で三菱地所へは投資しにくいという人は代わりとるすのもありかもしれません。

ただ、東急不動産ホールディングスは東急と名のつくものから想像できるとおり多角経営をしています。

純粋な不動産事業の業績だけで株価が動くのではないのでその点は心得ておきましょう。 次に三井不動産の株価を見てみましょう。

やはり三菱地所とほぼ同じような値動きです。

株価も2,000円程度とそれほど手頃ではありません。

なお、三井不動産もまたデベロッパーの中では最大手のひとつに数えられる企業です。

三菱地所の代わりに投資するというよりは二者択一の選択肢となるでしょう。

最後に住友不動産の株価です。

値動きの傾向としては三菱地所とさほど変わりありません。

ただ、三井不動産は不動産開発というよりは賃貸や新築そっくりさんのような戸建てリフォームがメインの事業です。

同じ不動産関係ではありますが、三菱地所とあわせて投資してもいくらかのリスク分散は期待できるでしょう。

三菱地所(8802)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

三菱地所の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については売上減少が軽微ながらそれがいまひとつ反映されておらず冴えない水準です。

ただこれは株価と実態に乖離が見られるということでもあります。

割安な今のうちに投資しておくのも良いでしょう。

ただ一方で三菱地所には株主優待はなく、配当金の利回りもいまいちです。

こられについてはあまり期待せず、オマケのようなものと考えておいたほうが良いでしょう。