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三菱商事(8058)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

三菱商事は財閥系の名を冠する総合商社。

その他の代表的な総合商社の売上高も含めると日本のGDPの1/4にも達するとさえ言われています。

そんな三菱商事へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、三菱商事の株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待は期待できるのでしょうか。

そこで今回は三菱商事の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

三菱商事(8058)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

三菱商事(8058)の株価分析

三菱商事の事業内容

一言で言ってしまえば、三菱商事の事業内容は貿易です。

ただし、三菱商事のような総合商社の仕事はただの貿易にとどまりません。

総合商社は取引先となる国へ投資して事業開発をおこなったり、現地企業のコンサルティングまでをも請け負います。

また、三菱商事の事業領域はエネルギーや金属などを含めて全10種類のグループ体制を敷いています。

基本的にあらゆる商品を国際的に扱っていると考えて良いでしょう。

ちなみに、三菱商事のほか、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅を加えて5大商社と呼びます。

そして、それぞれ得意とする領域が異なります。

たとえば、三菱商事の得意とする領域は石油・化学事業。

対して、伊藤忠商事は食料、エネルギー・化学品をメイン事業としています。

株価分析においては、ひとくちに総合商社といっても、こういった主力事業の違いがある点には注意しておきましょう。

三菱商事の売上の状況

三菱商事の2020年3月決算の売上高は14兆7797億円。

経費などを引いた経常利益は6,489億円です。

ただし、三菱商事は2021年3月決算を6割減の純利益2,000億円と大幅減と予想しています。

言うまでもなく、これは新型コロナウィルスの影響によるものです。

具体的には世界的な自動車需要の落ち込みが大きな痛手となっています。

また、そもそも金属資源、天然ガス事業においても資源価格下落が大きな悪材料となっています。

全体的に現在の経済状況は三菱商事にとって大きな逆風となっています。

三菱商事の資産状況

三菱商事の2020年6月期の総資産は17兆8010億円。

そのうち資本金と株主資本などが占める割合である自己資本比率は29.3%です。

自己資本比率は経営の財務的健全性をはかる指標。

三菱商事の29.3%という自己資本比率は商社という括りでは五本指に入る水準です。

そして、そのトップ5はすべて5大商社で占められています。

基本的に三菱商事の財務上の問題を株価分析へ考慮する必要はないでしょう。

三菱商事の株価分析

三菱商事の株価は緩やかに下落していましたが、新型コロナウィルスを契機に急落。

しかし、その後ほどなくして値を戻しています。

また、以前の水準にまで及んではいませんが、中期的に見ればここから反転して上昇トレンドとなる可能性も低くありません。

良い買いのタイミングと言ってもよさそうです。

ただ、もう少し長期的に見るとまだ底とは言えない部分も否めません。

とくに三菱商事のような総合商社は世界経済の動向に大きな影響を受けます。

新型コロナウィルスの影響が予想外に長引いたり、米中貿易摩擦が再燃したりするともう一段の下げもあるかもしれません。

基本は強気な予測ですが、ある程度のリスクは捨てきれないといったところでしょうか。

三菱商事(8058)の配当金

三菱商事の予想配当金は134円。

投資した金額に対するリターンの割合である配当金利回りは5.2%です。

この数字はかなり割の良い投資であることを意味します。

三菱商事の現在の株価はおよそ2,550円。 売買単位は100株からです。

したがって、2,550円×100株=255,000円の投資に対して100株×134円=13,400円の配当金が貰えることになります。

この投資額であれば新卒社会人でも手が届く金額であるうえに1万円以上の配当金です。

これから投資を始めるという人でも気軽に投資対象として選びやすい銘柄と言えるでしょう。

また、三菱商事は株主還元方針として業績に応じて配当金を増配する累進配当を採用しています。

事実、2016年に80円だった配当金は増配を繰り返し現在の134円にまでなりました。

長期保有で配当金を継続して貰うのにも適した銘柄と言って良いでしょう。

三菱商事(8058)の株主優待

三菱商事に株主優待はありません。

総合商社という事業内容を考えるとこれも仕方のないことでしょう。

ただ、三菱商事は配当金利回りが高いことは先に触れたとおりです。

また、業績向上による増配も期待できます。

株主優待がないからといって株主還元が不十分ということはありません。

そもそも、三菱商事の株価が上がれば株式を売却してまとまった利益を得ることも可能です。

そのため、むしろ一人の株主としてはへたな株主優待を貰うよりは本業に資金を割いてさらなる成長を期待したいという人も多いのではないでしょうか。

三菱商事(8058)の株価分析を競合他社と比較

三菱商事の株価分析を比較するのであれば、やはり対象は5大商社です。

そのなかで今回は伊藤忠商事と三井物産に絞って比較していきましょう。

まずは伊藤忠商事です。

伊藤忠商事の株価は三菱商事とはかなり様相が異なります。

すでに新型コロナウィルスの影響を脱して、それ以上の株価となっています。

これは三菱商事と伊藤忠商事の事業内容の違いによるものです。

伊藤忠商事の主力は食料品や繊維、化学品。

そのため、自動車のような新型コロナウィルスによる需要減少の憂き目をある程度免れていることが大きな要因のひとつです。 次に三井物産です。

三井物産もまた新型コロナウィルスにより一時期株価が急落しています。

しかし、三菱商事とは異なりすでに以前の水準まで戻しています。

新型コロナウィルスの影響で全体的に需要が落ち込んだことは三菱商事と同様ですが、三井物産は鉄鉱石価格の上昇が損失をある程度カバーできたことが大きいようです。

総じて、三菱商事は他の総合商社に比較して新型コロナウィルスの影響を強く受けている傾向にあります。

ただ一方で、それにも関わらず配当金の増配を維持していることを評価する株価分析も少なくありません。

株価分析の項目でも触れましたが、一定のリスクさえ織り込めば割安である現在は良い買い場といっても良さそうな印象です。

三菱商事(8058)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

三菱商事の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は新型コロナウィルスの影響によって急落したのち、緩やかに回復しつつあるもののいまだ以前の水準には達していません。

それにも関わらず三菱商事は手厚い配当金を維持しています。

株主優待こそありませんが、今後も高い配当金利回りを期待して良さそうです。

また、株価もお手頃で投資しやすい金額です。

三菱商事は資金力に不安のある人でも継続的に配当金をもらいつつ成長を気長に待つのに適した銘柄と言って良いでしょう。