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三井物産(8031)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

三井物産は「三井」の名を冠する財閥系の大手総合商社のひとつです。

仮に商社とは縁遠くともその名を聞いたことのない人はいないでしょう。

そんな三井物産へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、三井物産の株価分析は投資に値する結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は三井物産の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

三井物産(8031)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

三井物産(8031)の株価分析

三井物産の事業内容

三井物産は鉄鉱石、原油に強みを持つ総合商社です。

ただ、商社という仕事は今ひとつイメージがつかないという人もいるかもしれません。

商社の仕事は一言で言えば貿易です。

しかし、三井物産のような総合商社の場合、事業内容は単なる貿易にとどまりません。

現地での施設開発や現地企業への投資、コンサルティングなど貿易周りの仕事を幅広く手掛けます。

あるいは物流にともなう保険などのファイナンス分野もまた三井物産の手掛ける事業のひとつです。

ちなみに、三井物産のほか、三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、丸紅を加えて5大商社と呼び、それぞれ得意分野が異なります。

たとえば伊藤忠商事の得意分野は食料品、対して三菱商事の売上の多くは石油・化学製品です。

株価分析をする際には同じ商社といってもこのような違いがあることはおさえておきましょう。

三井物産の売上の状況

三井物産の2020年3月期決算の連結売上高は6兆8850億円。

前期比で725億円の減少です。

内訳としては金属資源、エネルギー、インフラで増益な一方で化学品、生活産業セグメントの売上が振るいませんでした。

この段階ではまだ新型コロナウィルスの影響はそれほど出ていません。

ただ、2021年度は新型コロナウィルス拡大のほか歴史的な資源価格の下落など売上に悪影響を与える要因が多数あります。

また、三井物産は世界を股にかけて展開する総合商社であるため為替レートの変動も売上に大きく関わります。

現時点で三井物産は2021年度の売上予測を1ドル=108円で想定しています。

しかし、この想定はやや楽観的にすぎる印象です。

したがって今後の為替の状況によっては業績の下方修正、ひいては株価の下落も十分にありえるでしょう。

三井物産の資産状況

2020年6月期における三井物産の総資産は11兆4860億円。

自己資本比率は33.7%です。

自己資本比率は総資産に占める資本金と株主資本などの割合。

企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標です。

三井物産の33.7%という自己資本比率は総合商社としては高めの数値です。

ただ、他の業種とくらべると低めではあります。

もっとも、総合商社は一般的な業種にくらべると自己資本比率が低めに表れるという特徴があります。

三井物産の自己資本比率が他の企業にくらべて低いからといって財務的な部分を株価分析に反映させる必要はないでしょう。

三井物産の株価分析

現在の三井物産の株価は新型コロナウィルスの影響を脱して以前の水準にまで戻しています。

やや方向感が乏しい印象もありますが足元の業績は手堅く、今後も株価は順調に推移していくと予想できます。

投資判断としては「買い」と言って良いのではないでしょうか。

ただ、10年という長期で見ると株価2,000円がひとつの壁になっています。

2,000円を突破できるかどうかが三井物産の株価が上昇トレンドに乗れるかどうかのひとつの試金石と言えるでしょう。

三井物産(8031)の配当金

三井物産の予想配当金は80円。

金額で見るといまひとつといった印象があるかもしれません。

しかし、投資額に対するリターンの割合である配当金利回りで見ると4.27%です。

これは配当金の利回りとしてはかなり優秀な数字です。

たとえば、仮に三井物産の株を100万円分保有していたとしたら年間で4,2700円の配当金が貰えるわけです。

このように具体的に考えてみると、かなり割の良い配当金ということが分かるのではないでしょうか。

なお、三井物産はここ数年は60円~80円の配当金を安定して実施しています。

もちろん業績にもよりますが、基本的には今後も同様の配当金を期待しても問題ないでしょう。

三井物産(8031)の株主優待

三井物産に株主優待はありません。

ただ、三井物産の配当金が手厚いことは先に解説したとおりです。

株主優待こそありませんが、株主還元策は十分であると言って良いでしょう。

ちなみに、株主優待は昨今、株主以外の人との公平性の観点から廃止する企業も珍しくありません。

このことからも今後三井物産がなんらかの株主優待を設定する可能性は極めて低いと思われます。 株主優待をもらいたい人は別の銘柄を探しましょう。

三井物産(8031)の株価分析を競合他社と比較

三井物産の競合他社としてここでは三菱商事と伊藤忠商事の株価分析を比較してみましょう。

まずは三菱商事の株価です。

三菱商事の株価は三井物産よりもやや軟調といったところです。

三菱商事はメタルやエネルギーのほか、自動車関連は天然ガスなど多彩な商材を扱っています。

そのなかで自動車関連事業が新型コロナウィルスの影響により大きなダメージを受けたことが株価へも波及していると考えられます。

株価の単価や配当金利回り自体は三井物産と同水準なので配当金狙いで投資するには良いですが、同じような値動きは期待しないほうが良いでしょう。

次に伊藤忠商事の株価を見てみましょう。

伊藤忠商事の株価は三井物産以上に好調。

新型コロナウィルス拡大以前の水準を超える価格で推移しています。

これは伊藤忠商事が新型コロナウィルスの影響をうまく抑え込み、市場予測を上回る業績を上げたことが大きな理由です。

三井物産と同じように良い買いのタイミングと言って良さそうです。

ちなみに、三井物産を含む5大商社へは投資の神様として知られるウォーレン・バフェットも投資しています。

そしてその投資スタイルは長期保有。

株価は上下しつつも企業の持つ本来の価値に収れんするという信念に基づくものです。

5大商社の銘柄に関してはウォーレン・バフェットにならって長期保有を前提とすると、なお勝率も上がるでしょう。

三井物産(8031)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

三井物産の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は新型コロナウィルスの影響を受けて一時急落したものの、すでに以前の水準にまで回復しています。

方向感が乏しい部分はありますが、足元の業績は悪くありません。

今後、より一層の株価上昇も期待できるでしょう。

また、三井物産は株主優待こそありませんが、配当金の利回りが非常に良いという特徴があります。

株価の値上がりは気長に待つとして、そのあいだに配当金を貰っておくというのも良いのではないでしょうか。