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三井不動産(8801)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

社名のとおり三井不動産は旧財閥である三井が手掛ける不動産を扱う企業です。

そんな三井不動産へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、三井不動産の株価分析の結果は投資に適していると判断できるものになっているのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は三井不動産の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

三井不動産(8801)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

三井不動産(8801)の株価分析

三井不動産の事業内容

三井不動産の事業は主に「賃貸」「分譲」「マネジメント」「その他」の4つに分類されます。

賃貸は個人向けではなくオフィスビルや商業施設などのビジネス向けの賃貸物件がメインです。

一方で分譲は個人向けの住宅販売が主たる事業です。

マネジメントは資産運用や土地建物の管理などを手掛けています。

たとえば駐車場の三井のリパークなどは三井不動産のマネジメント事業のひとつです。

土地持ちの資産家が三井不動産のマネジメントのもと駐車場を運営しているというわけです。

あるいは三井のリハウスもマネジメント事業の一種です。

その他の事業は三井不動産リフォームが手掛けるリフォーム事業や三井ガーデンホテルなどで知られるホテル事業などが含まれます。

総じて、三井不動産はその名の表すとおり不動産にかかわるもの事業を幅広く手掛けています。

これは逆に言えば、株価分析のうえでは不動産だけを見ていけば十分ということでもあります。

複数の事業ポートフォリオを持つ企業よりは比較的分析もしやすいと言えるでしょう。

ちなみに、不動産関係の企業としては三井不動産と並んで三菱地所が有名どころです。

ただ、三菱地所はその売上のかなりの部分を丸の内エリアから得ているという違いがあります。

おおまかには三井不動産は商業・住宅、三菱地所はオフィスというように考えておくと良いでしょう。

また、より広く不動産関連銘柄を探したいという人は「住友不動産」「東急不動産」「野村不動産」なども見ていくと良いでしょう。

三井不動産の売上の状況

三井不動産の2020年3月期の連結売上高は1兆9,056億円。

そこから経費などを引いた経常利益は2,585億円です。

また、2021年の売上予測は前年比2.9%減の1兆8,500億円と予想しています。

新型コロナウィルスの影響も今のところは軽微で基本的に足元の業績は悪くありません。

これはオフィスビルなどの契約は長期契約が基本であるため短期的な賃料低下が生じていないからと思われます。

ただ、長期的な経済の停滞はテナントの撤退などで不動産市況の悪化を招きます。

したがって、新型コロナウィルスの影響が三井不動産の売上にどう影響してくるかは今後の経済動向次第という側面もあります。

直近でそれほど悪くない数字だとしても一定の注意はしておきましょう。

三井不動産の資産状況

2020年6月期における三井不動産の総資産は7兆6,538億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は31.6%です。

自己資本比率は企業の財務面の安定性をはかる一般的な指標。

高いほど安全と判断されます。 三井不動産の自己資本比率31.6%は一般的な企業とくらべるとやや低めです。

とはいえ、それをもって三井不動産が財務的に厳しい状況であると判断するのは誤りです。

三井不動産のような不動産業界は自己資本比率が低めになるのが普通だからです。

個人で考えても住宅をローン無しの一括払いで購入する人はほとんどいないと思います。

不動産ビジネスにおいても借入金などを原資にして投資するのが普通と考えれば、自己資本比率が低めになるのも納得できるのではないでしょうか。

三井不動産の株価分析

売上こそそれほど落ちていないものの三井不動産の株価は軟調です。

新型コロナウィルスを契機に下落した株価はまだまだ低い水準を維持しています。

やはり新型コロナウィルスの影響が不動産業界へ波及するのには時間がかかると、市場参加者の多くがそのような見方をしているのでしょう。

しかし、5年、10年といったスパンで見ると現在の三井不動産の株価はあまりにも下げ過ぎです。

また、肌感覚では新型コロナウィルスの影響が不動産業界へそれほど大きく響くような印象もありません。

実際に市場の不安が取り除かれれば一気に株価が戻る可能性も低くはないでしょう。

いずれにしろ、中長期的に見れば現在の三井不動産の株価はほぼ底値です。

良い買いのタイミングと考えて良いのではないでしょうか。

三井不動産(8801)の配当金

三井不動産の予想配当金は44円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは2.29%です。

これは配当金の利回りとしては悪くない数字です。

現在の三井不動産の株価が2,000円前後と手頃な価格であることもメリットです。

20万円程度の投資であればそれほど投資へのハードルは高くないかと思います。

とりあえず株式投資で配当金を貰ってみたいという人にとっても三井不動産は投資しやすい銘柄と言って良いでしょう。

三井不動産(8801)の株主優待

三井不動産に株主優待はありません。

不動産という事業特性を考えると株主優待がないのも仕方のないことでしょう。

三井のリパークの駐車サービス券などが株主優待として貰えればとお考えの人もいるかもしれません。

しかし、普段は車に乗らない都心部の人にとって駐車券の株主優待は意味がありません。

そして東京を含む一都三県だけでも日本の総人口の約30%にものぼります。

そういったことも考えると今後、三井不動産がなんらかの株主優待を実施する可能性も低いかと思います。

株主優待狙いで投資するつもりの人は三井不動産以外の銘柄を探しましょう。

三井不動産(8801)の株価分析を競合他社と比較

先にも触れましたが三井不動産の競合と言えば三菱地所です。

くらべて見ると分かりますが、三菱地所の株価の動きは三井不動産とほぼ同じです。

丸の内に特化した三菱地所のビジネスモデルも世界的に同時に流行した新型コロナウィルスの影響の前には無関係だったということでしょう。

株価、配当金利回り、株主優待を見ても三菱地所と三井不動産にそれほど大きな違いはありません。

今のところはどちらに投資してもそれほどの差は出ないかと思われます。

三井不動産(8801)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

三井不動産の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

売上こそそれほど落としていないものの株価は軟調。 新型コロナウィルス以前の水準はまだ遠いと言った現状です。

ただこれは逆に言えば現状の三井不動産の株価は割安であるということでもあります。

三井不動産には株主優待はありませんが、配当金も悪くありません。

今のうちに投資して、配当金を貰いつつ株価回復を気長に待つというのも良いのではないでしょうか。