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村田製作所(6981)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

村田製作所は電子部品を主力とする事業では世界トップクラスの企業。

一般消費者向けに製品を販売していないため知名度はいまひとつですが、いまや村田製作所の部品は電子機器の製造ではなくてはならない存在です。

そんな村田製作所へ投資してみたいという人も少なくないでしょう。

しかし、村田製作所の株価分析は実際のところどのようになっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待はあるのでしょうか。

そこで今回は村田製作所の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

村田製作所(6981)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

村田製作所(6981)の株価分析

村田製作所の事業内容

村田製作所は実に様々な製品に利用される電子部品を設計・製造している企業。

携帯電話をはじめとして自動車や家電などいろいろな製品にその技術が使われています。

製品としては、コンデンサやインダクタ、抵抗期や温度センサなど、普通に生活していると馴染みのないものばかりです。

そのため村田製作所の名を知らないという人も少なくないようです。

名前から土木工業のような事業内容をイメージする人も珍しくありません。

しかし、村田製作所の制作するものは名前の印象とは反対に各種電子デバイスです。

たとえば、村田製作所のデバイスはほとんどのスマホには欠かせない部品ですし、セラミックコンデンサ分野では世界トップのシェアを誇ります。

また、村田製作所は高い技術力にも定評があります。

10年以上前になりますが、村田製作所は自転車を操作できる「ムラタセイサクくん」の発表で世間を騒がせたことがあるほどです。

村田製作所の売上の状況

村田製作所の2020年3月期決算の売上高は1兆5,340億円。

経費などをのぞいた最終的な経常利益は2,540億円です。

これは前期にくらべると微減です。 理由は様々ありますが、円高の影響が強く出ている印象です。

村田製作所の2021年3月期決算の売上高予測も1兆4,300億円とやや控えめ。

予測の際の想定為替レートは1ドル=107円です。

それ以上の円高がつづけばさらに売上予測が下方修正される可能性もあります。

村田製作所の株価分析では為替に特に注意しておきましょう。

村田製作所の資産状況

2020年3月期決算における村田製作所の総資産は2兆2500億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める自己資本は1兆6,940億円です。

自己資本比率で言えば75.3%になります。

自己資本比率は財務健全性を表す指標。

村田製作所の75.3%は極めて健全な数値です。

電子部品業界のなかで村田製作所の自己資本比率はトップ10に並びます。

株価分析をするうえで財務面の心配は不要と言ってよいでしょう。

村田製作所の株価分析

村田製作所の株価は3年間の中期で見ると大きく上下しています。

新型コロナウィルスの影響以前にも同程度まで落ち込んでいることがあります。

そのなかで現在の株価はやや高止まりしているように見受けられます。

10年という長期で見てもこの傾向は同様です。

大きな波形を描きつつも長期的に成長していますが、その流れは緩やかです。

短期売買で売買差益を狙うには良いですが、中長期の資産運用としては村田製作所はやや不向きと言えるのではないでしょうか。

なお、村田製作所は創業1代目で世界的企業として名を挙げて以降、親族で経営を続けてきました。

しかし、現在の経営陣は代表取締役社長以外に村田家出身者がいません。

今後、経営陣が刷新することでどのように経営方針が変わってくるかも株価分析に大きく影響してくると考えられます。

村田製作所(6981)の配当金

村田製作所の予想配当金は110円。

村田製作所の株価を6,500円とすると6,500円×100株=65万円の投資に対して110円×100株=11,000円の配当金です。

まずまずの利回りといったところでしょうか。

なお、村田製作所は配当政策として明確な数字を示していません。

たとえば、利益に対する配当金の割合である配当性向は年によって異なります。

一例を挙げると、純利益が2,000億円であった2016年の配当性向は21%であるのに対して、1,830億円の利益であった2020年の配当性向は34%です。

ただこれは裏を返せば、業績が芳しくないから配当金を縮小するわけではないということでもあります。

村田製作所はある程度安定した配当金を期待しても問題ないでしょう。

村田製作所(6981)の株主優待

村田製作所に株主優待はありません。

電子機器のモジュールなどを開発する事業内容を考えれば仕方のないことでしょう。

むしろ、株主としてはオリジナルカレンダーや商品券などをもらうよりは本業に集中して配当金の増配や株価上昇に努めてもらいところです。

村田製作所に関しては株主優待は期待しないでおきましょう。

村田製作所(6981)の株価分析を競合他社と比較

村田製作所と大陽誘電、そしてTDKの株価分析を比較してみましょう。

太陽誘電は村田製作所と同じくセラミックコンデンサの大手です。

株価の値動きも村田製作所とよく似ています。

ただ、単価は3,000円程度と投資しやすい水準です。

配当金は30円とやや低めですが、資金力に乏しい人にとっては十分に村田製作所の変わりの投資先候補となりえるでしょう。

ちなみに、太陽誘電は太陽光発電事業もおこなっていますが、事業規模は微々たるものです。

あくまで太陽誘電の主力事業は電子部品です。 次にTDKです。

TDKというと昭和生まれの人にとってはカセットテープというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、現在のTDKは村田製作所と同カテゴリーの電子部品の大手です。

株価の動きは村田製作所、太陽誘電のいずれとも酷似しています。

ただ、単価は村田製作所の倍近い10,000円超え。

個人には少しばかり投資しづらい銘柄と言えるでしょう。

とはいえ、足元の業績は非常に力強く、市場参加者の予想を上回る利益を出しています。

資金力に余裕がある人はさらなる成長を見込んで投資するのも良いかもしれません。

ちなみに、ここで紹介した電子機器企業は村田製作所と同様にのきなみ為替によって業績が大きく左右されます。

より詳しく株価分析したい人は円ドルの為替チャートとこれらの株価を見比べてみることをおすすめします。

村田製作所(6981)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

村田製作所の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については為替の影響を受けつつも上昇基調です。

ただし、その流れは極めて緩やかなため長期運用には不向きな印象です。

配当金はまずまずですが、株主優待はありません。

村田製作所のような電子機器メーカーはどうしても為替の影響を受けて価格が上下しやすいという特徴があります。

総じて、村田製作所は中長期運用というよりは短期売買で差益を狙うのに向いている銘柄と言って良いのではないでしょうか。