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オムロン(6645)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

オムロンと言えばテルモと双璧をなす体温計の圧倒的なブランド。

オムロン製の体温計を使ったことのない人はほとんどいないのではないでしょうか。

そんなオムロンへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、オムロンの株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、売上状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はオムロンの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

オムロン(6645)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

オムロン(6645)の株価分析

オムロンの事業内容

オムロンと言えば体温計というイメージをお持ちの人が大半ではないでしょうか。

たしかに、オムロンの体温計は国内トップシェアです。

その点は間違いありません。

しかし、オムロンの主力事業はモノづくりを支える制御機器の製造・販売です。

その売上高はオムロンの総売上高の実に半数を占めます。

体温計の製造・販売はオムロンの事業のうちのごく一部にしかすぎません。

したがって、正確に言えば「オムロンと言えば体温計」なのではなく「体温計と言えばオムロン」なのです。

株価分析をするうえではオムロンは体温計製造メーカーではなく、工場などの生産設備向けの制御機器メーカーと考えておきましょう。

ちなみに、オムロンの社名の由来はかつて本社のあった京都市右京区の御室(おむろ)市。

現在の本社跡地は公園として整備され、そこには創業記念碑が建立されています。

オムロンの売上の状況

オムロンの2020年3月期決算の連結売上高は6,780億円。

そこから経費などを引いた経常利益は518億円です。

また、2021年3月期の売上予測は前期比13.0%減と予測されています。

オムロンを体温計などの検査機器メーカーと考えていると、新型コロナウィルスの流行はむしろ追い風ととらえがちです。

事実、商業施設や企業で続々と導入されている非接触型体温検査機器の多くはオムロン製です。

しかし、オムロンの主力事業は制御機器。

そのため自動車業界からの需要が急減した結果として全体の売上高は厳しい数字となりました。

このように、オムロンを単なる医療用検査用品メーカーと考えていると株価の予測も見誤ってしまいます。

オムロンにかぎらず、投資の際には一般的な企業イメージだけで判断するのではなく実際の事業内容も必ずチェックしておくようにしましょう。

オムロンの資産状況

2020年6月期におけるオムロンの総資産は7,426億円。

そのうち株主資本と資本金等が占める割合である自己資本比率は72.5%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる指標。

業種にもよりますが一般的には40%が安全ラインと言われています。

そしてオムロンの自己資本比率は7割超え。

オムロンについては財務的な部分に危ういところはないと言って良いでしょう。

オムロンの株価分析

新型コロナウィルスにより売上減の予測とされるもオムロンの株価は堅調。

年初来高値を更新しています。 ただ、現在が良い買い場かどうかというと難しいところです。

現在のオムロンの株価は長期的に見てもかなり高値の水準だからです。

世界経済の先行きが決して明るいわけでもない昨今の事情を考えても、これ以上の値上がりはやや行き過ぎた印象です。

どこかで調整が入ることを考えると短期的な利益を狙って投資するのは難しいかもしれません。

ただ、中長期的にはまだ上昇の余地はありそうです。

長期保有前提であれば今のうちにオムロンへ投資しておくのも悪くはないでしょう。

オムロン(6645)の配当金

オムロンの予想配当金は84円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.07%です。

そこまで悪い数字ではありませんが、お世辞にも割りが良いとも言えません。

そもそも現在のオムロンの株価は8,000円前後。

売買単位は100株ですから最低でも投資には80万円ほどかかる計算です。

そこそこまとまった金額が必須にもかかわらず1%程度の配当金利回りというのは、ハードルの高さと釣り合っていないような印象です。

配当金についてはあまり期待しないでおきましょう。

オムロン(6645)の株主優待

オムロンに株主優待はありません。

最新式の電子体温計が貰えたりしそうなものですが、そういった株主優待もありません。

そもそも、普通は体温計は各家庭に一本あれば事足りるものです。

株主としてはへたな株主優待を貰うよりは、オムロンにはその資金を活かしてよりいっそう事業へ励んでもらったほうが良いでしょう。

ちなみに、初めての株式投資で株主優待を貰ってみたいという人には家電量販店や百貨店、スーパーなどの銘柄がおすすめです。

それらの株主優待は非常に手厚く使い勝手の良いものばかりです。

さらに不要であれば金券ショップへ売却することも可能です。

オムロン(6645)の株価分析を競合他社と比較

オムロンの競合他社としてここでは三菱電機と安川電機、そしてキーエンスの株価分析と比較してみましょう。

まずは三菱電機の株価です。

オムロンとは異なり三菱電機の株価は軟調。

ただ、1,400円近辺でもみ合っていますが緩やかな上昇の流れも見受けられます。

株価の単価も安いのでオムロンの代わりに投資するのも良いかもしれません。 次に安川電機の株価です。

やはり安川電機の株価もオムロンとは様相が異なります。

悪くはありませんがそれほどの勢いはありません。

株価も4,000円前後と手頃というほどでもありません。

オムロンの代わりの投資先として考えるのは難しいでしょう。

最後にキーエンスの株価を見てみましょう。

キーエンスの株価についてはかなりオムロンと似た動きをしています。

やや高値水準ですがまだいっそうの上昇もありえるでしょう。

ただ、キーエンスの株価は45,000円から50,000円とかなりの高値。

投資には最低でも450万円ほどの資金が必要です。

オムロンの代わりに投資するには資金力のハードルが高すぎると言わざるを得ません。

ところで、ここでオムロンの競合と言えばテルモでは、とお考えの人もいるかもしれません。

しかし、繰り返し触れているようにオムロンの主力事業は制御機器。

医療機器に特化したテルモとは競合関係にあたりません。

テルモとオムロンはあくまで体温計市場にかぎっての競合です。

株価分析に関してはまったくの別業種と考えておきましょう。

オムロン(6645)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

オムロンの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は厳しい売上状況にもかかわらず堅調。

やや高すぎる印象はありますが、中期的には良い買い場と言えそうです。

ただ一方でオムロンは配当金の利回りもそれほど良くはなく株主優待もありません。

オムロンへ投資するときは副次的なリターンはあまり期待せず、純粋な株価の値上がりを待つスタイルを前提としておきましょう。