ゼロ株

ゼロから株を知りたい方向に情報を発信しています

NEC(6701)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

NECと言えば日本を代表する電機メーカー。 かつてNEC製の家電のお世話になった人も多いのではないでしょうか。

そんなNECへ投資してみたいという人もいるはずです。

しかし、NECの株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、昨今の売上状況はどのようになっているのでしょうか。

あるいは配当金や株主優待の有無を知りたいという人もいるかもしれません。

そこで今回はNECの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

NEC(6701)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

NEC(6701)の株価分析

NECの事業内容

NECの事業は官公庁・法人向けのシステムインテグレーションです。

かつてNECはPC事業で国内トップシェアを誇りました。

いまもなおNECブランドは健在でLavie(ラヴィー)を愛用している人もいるのではないでしょうか。

しかし、現在NECのブランドを掲げているのはNECそのものではなくNECパーソナルコンピューターという別企業。

そして、現在のNECパーソナルコンピューターは中国の企業であるLenovo社の完全な子会社です。

NECはPC事業を中国企業へ売却して現在は純粋なシステムインテグレーターとなったのです。

なかでもNECは官公庁向け、教育機関向けのシステム構築に強みがあります。

その特徴はNECの掲げる事業ポートフォリオの名称にも表れています。

NECの事業セグメントは「社会公共」「社会基盤」「エンタープライズ」「ネットワークサービス」「グローバル」「その他」の6つ。

「社会」という単語を含むセグメントが2つもあることが分かります。

ただ、NECはこのセグメントのひとつに依存しているわけではなく、それぞれバランス良く展開しています。

あくまで官公庁向けのシステム構築でNECは一日の長があるというだけ。

株価分析の際には「官公庁向け」という点にとらわれる必要はないでしょう。

NECの売上の状況

NECの2020年3月期決算の連結売上高は3兆952億円。

そこから経費などを引いた経常利益は1,240億円です。

2021年3月期決算の予想売上高は前期比2.1%減3兆300億円を見込んでいます。

ただ、テレワークなどの新しい働き方の浸透や政府のデジタル化推進などNECを取り巻く事業環境は決して悪くありません。

今期と次期の売上減少は一過性のものと考えても良いでしょう。

また、NECは現在、次世代通信インフラの開発でNTTグループ、そして楽天モバイルと提携しています。

この5Gの関連の事業の成行きにも注目しておきたいところです。

NECの資産状況

2020年6月期におけるNECの総資産は2兆9,696億円。

そのうち株主資本と資本金等が占める割合である自己資本比率は30.7%です。

自己資本比率とは企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

NECの自己資本比率30.7%ややや低めの数字です。

ただ、NECほどの大企業となるとそうそう資金繰りに窮するということもありません。

基本的に株価分析の際にそれほど財務面を心配する必要はないでしょう。

NECの株価分析

新型コロナウィルスを契機に一度急落したNECの株価はほどなくしてその影響を脱しました。

むしろテレワークの推進や教育機関での遠隔授業の普及はNECにとって追い風となりました。

ただ、短期的には現状の株価には過熱感が見られます。

単純に今が良い買いのタイミングと見て良いかどうかは難しいところです。

しかし一方で、長期的に見れば現在のNECの株価は安値の水準です。

これを機にかつてのNECのような勢いを取り戻せるかどうかが今後の株価予測の要となるでしょう。

NEC(6701)の配当金

NECの予想配当金は80円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.4%です。

良くも悪くもない平均的な配当金利回りと言えるでしょう。

現在のNECの株価はおよそ5,700円。売買単位は100株からです。

したがって、最低投資額は約57万円。

それに対して100株×80円=8,000円の配当金です。

決して悪くはないのですが、もう一声欲しいところです。

なお、NECは株主還元方針として配当性向30%程度を掲げています。

配当性向とは利益の何割を配当金へ回すかという指標です。

一応の数値目標はあるので、理由もなく配当金ストップという可能性は極めて低いと思われます。

金額はそこそこですが、安定した配当金が貰えるという点は悪くないポイントと言えるでしょう。

NEC(6701)の株主優待

NECに株主優待はありません。

昨今、非株主との公平性の観点から株主優待を廃止する企業も珍しくありません。

今後もNECに株主優待は期待できないでしょう。

ちなみに、NEC関係で株主優待を貰いたい人はNECキャピタルソリューションがおすすめです。

NECキャピタルソリューションはリース事業を主力とした企業。

100株以上保有で2,000円相当のカタログギフトが株主優待として貰えます。

また、配当金利回りも3.35%とかなり高めです。 株価も1,800円程度と手頃。

子会社ではなく、あくまでNECの持分法適用会社にすぎませんがある意味では代わりに投資するのも良いのではないでしょうか。

NEC(6701)の株価分析を競合他社と比較

NECの競合他社としてここでは沖電気工業と富士通の株価分析と比較してみましょう。

まずは沖電気工業の株価です。

NECとは対照的に沖電気工業の株価は冴えていません。

株価は1,000円程度と手頃で配当金利回りも3.65%と良いのですがNECの代わりの投資先としては少々難しいでしょう。

次に富士通の株価を見てみましょう。

富士通もまたNEC同様に官公庁向けITサービスに強みを持つ企業です。

そのため株価もまたNECと良く似た動きをしています。

ただ、株価が14,000円程度と高いのが難点です。

140万円程度の資金が必要になるため気軽に投資するにはややハードルが高いと言わざるを得ません。

配当金利回りも1%台とNECとそう変わりありません。

明確な理由がなければあえて富士通へ投資する必要もないでしょう。

ちなみに、富士通は官公庁だけではなく銀行などの金融機関向けのITソリューションにも強いという特徴があります。

NECと差別化して考える際にはその点を詳しく調べてみると良いでしょう。

NEC(6701)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

NECの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

前期の売上は微減であったものの株価は堅調。

新型コロナウィルスによる働き方の変化や政府のデジタル化推進が追い風となった結果です。

一方でNECは株主優待もなく配当金利回りもそれほど高くありません。

副次的なリターンについてはあまり期待しないほうが良いでしょう。