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日本電産(6594)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

日本電産は大手精密小型モーターを製造する企業。

なんらかの製造業に携わる人であればどこかで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな日本電産へ投資してみたいとお考えの人も少なくないことでしょう。

しかし、日本電産の株価分析は投資するに値する結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はあるのでしょうか。

そこで今回は日本電産の株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

日本電産(6594)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

日本電産(6594)の株価分析

日本電産の事業内容

日本電産は世界最大手の精密小型モーター製造業。

さらにその事業分野は用途ごとに細分化されています。

・精密小型モーター・・・PCやHDDなど

・車載用・・・パワステなど

・家電・商業・産業用・・・エアコン、冷蔵庫など

このように、クルマやPC、家電など日本電産の製品は生活のそこかしこに利用されています。

モーターとは電気エネルギーを運動エネルギーに変換する装置。

電気が生活の基盤になっている現在、日本電産の製品は生活に欠かせないものとなっています。

ちなみに、日本電産の創業は1973年。 50年にも満たない経営でここまで成長してきた理由はカリスマ経営者とも言われる永守重信会長の強力なリーダーシップによります。

創業当初、従業員3人だった日本電産も積極的なM&A戦略を繰り返し、いまや1兆円以上の売上高を誇るグローバル企業です。

数字だけを見ても、いかに永守会長の経営手腕が日本電産の業績に寄与してきたかが分かるのではないでしょうか。

日本電産の売上の状況

日本電産の2020年3月期決算の売上高は1兆5,348億円。

経費などを抜いた経常利益は1,069億円です。

結果としては前年比で増収減益、売上高が上がったものの営業利益に結びつきませんでした。

これは日本電産が前期、大規模な先行投資をしたことが影響しています。

足元の経営がおぼつかないというわけではありませんので、その点の心配は不要です。

ただ、2021年の売上高はやはり新型コロナウィルスによるネガティブな影響を避けられません。

しかし、永守会長はこの危機をむしろ経営体質を改善するよい機会ととらえ、日本電産グループ全体の収益構造の抜本的な改革に着手しています。

株価分析においてはこの改革の成り行きを慎重に見守りたいところです。

日本電産の資産状況

日本電産の2020年3月期決算における総資産は2兆1,140億円。

そのうち資本金と株主資本の占める割合である自己資本比率は44.9%です。

約半分が自分の資本であるため財務的には極めて健全と言えます。

株価分析をするにあたって財務的な部分に不安材料は皆無と言ってよいでしょう。

なお、日本電産は年々自己資本比率を高めています。

これは将来の大型M&Aや大規模設備投資に備えているからです。

守りの姿勢ではなく攻めるために力を貯めているといったイメージです。

この点もまた株価分析ではポジティブな評価ができるのではないでしょうか。

日本電産の株価分析

日本電産の株価はすでに新型コロナウィルスによる急落前の値に値を戻し、さらに上昇基調にあります。

ここでいったんの調整を待ってから投資するというのも良いですが、長期的に見るとあまりおすすめではありません。

5年、10年といった長期的な時間軸で見ると、日本電産の株価は9,000円の壁を超えて新しいフェイズに進みつつあると考えられます。

さらなる値上げを期待して今のうちに投資しておくほうが良いかもしれません。

ただし、日本電産の特徴は会長である永守氏の強力なリーダーシップです。

たとえば永守氏が体調不良で経営から身を退くとなったら業績にも大きく影を落とす可能性があります。

もっとも、永守会長にそのような傾向はまったくありません。

いましばらくは経営体制変更によるリスクは小さいと考えてよさそうです。

株価分析の際は、とりあえずは収益構造の改革がうまくいくかどうかに注視しておけば十分かと思います。

日本電産(6594)の配当金

日本電産の予想配当金は60円。 投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.63%です。

配当金の利回りとしてはそれほど優秀な数字ではありません。

株価も9,000円前後と安くはないため、初期投資にも100万円近くの資金が必要になります。

そのため配当金狙いで投資するにはやや手を出しにくいところです。

ただし、日本電産は業績に応じて配当金も増配しています。

実際、2010年に21円だった配当金は年々増配を続け、現在はほぼ3倍にまでなっています。

今後、日本電産が成長を続ければ、まとまった配当金収入も期待できるようになるでしょう。

日本電産(6594)の株主優待

日本電産の株主優待は以下のとおりです。

・自社子会社オルゴール記念館無料入館リーフレット

・抽選で100名に5,000円相当のオルゴール

・抽選で50名に国内自社事業所見学会招待

オルゴール記念館無料入館リーフレット以外の株主優待は3年、または10年以上の長期保有者限定です。

いずれにせよ、日本電産の株主優待はあくまでオマケ程度のものです。

金券ショップで売却しても数百円の価値にしかなりません。

手厚い株主優待は期待しないほうがよいでしょう。

しかし、モーター生産企業である日本電産の株主優待がオルゴールというのはある意味で洒落ていますね。

日本電産(6594)の株価分析を競合他社と比較

日本電産の競合他社として安川電機とマブチモーターの株価分析と比較してみましょう。

まずは安川電機です。

安川電機は日本電産とは異なり、株価は4,000円前後でもみ合っています。

一次は6,000円近くの値を付けたこともありますが、そこまで回復するかは不透明。

日本電産と同じように考えるのは難しいでしょう。

マブチモーターもまた同様です。

日本電産のように分かりやすい上昇基調とはとうてい言えません。

ただ、株価は日本電産の半値程度。反転の兆しも見えるので投資してみる価値はあるでしょう。

ちなみに、安川電機とマブチモーターのモーター事業の売上高は合計しても日本電産の1/3程度です。

このことからも日本電産が以下にモーター事業分野で大きなシェアを誇るかが分かるのではないでしょうか。

日本電産(6594)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

日本電産の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

日本電産はモーター事業では世界的な大手。

株価も中長期的には右肩上がりのため、やや長い目で見れば十分に買い時と言ってよさそうです。

配当金は高くはありませんが業績応じて増配を繰り返しています。

長期的には配当金によるまとまった利益も期待できるでしょう。

一方で株主優待はあるものの、それほど魅力的な内容ではありません。

日本電産に関しては株価の値上がりによる売却益と配当金を狙って投資したほうが良いでしょう。