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日本ペイントホールディングス(4612)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

日本ペイントホールディングスはその名のとおり塗料を扱う大手企業。

DIYが趣味の人であれば知らない人はいないのではないでしょうか。

そんな日本ペイントホールディングスへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、日本ペイントホールディングスの株価分析は投資するに値する結果と言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどうなっているのでしょうか。

そこで今回は日本ペイントホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

日本ペイントホールディングス(4612)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

日本ペイントホールディングス(4612)の株価分析

日本ペイントホールディングスの事業内容

日本ペイントホールディングスは総合塗料の最大手。

いまや世界においても塗料業界のトップブランドとしての地位を築いています。

事業内容のメインはもちろん、塗料。

自動車、家屋、建築物や家庭用のペンキなどあらゆる塗料の多くが日本ペイントホールディングスの製品です。

売上高の構成比としては建築用路用などの汎用塗料が約5割、自動車が2割、工業用塗料が1割です。

ここで株価分析をする際には新規住宅着工数、自動車販売数、公共事業などに注目すれば良いのではとお考えの人もいるかもしれません。

たしかにそのとおりですが、日本国内だけを見ていると分析を見誤ってしまいかねません。

実は日本ペイントホールディングスの売上高に占める日本の割合は3割弱にすぎません。

7割以上が海外での売上です。

日本ペイントホールディングスの株価分析をする際にはグローバルな視点で経済動向を見通すようにしましょう。

日本ペイントホールディングスの売上の状況

2019年度の日本ペイントホールディングスの連結売上高は6,920億円。

そこから経費などを引いた営業利益は780億円です。

ここ数年、日本ペイントホールディングスはアジア各国、中国での売上が好調で増収増益を続けています。

ただ、やはり新型コロナウィルスの影響により2020年度以降の売上は減少の見込み。

世界的な自動車販売台数の落ち込みが大きく影響したかたちです。

一方で、外出自粛の影響で一定数、自宅のリノベーション需要が拡大したため住宅用の汎用塗料の売上は好調でした。

新型コロナウィルスが収束すれば再び手堅い売上高が出せることを期待しても良いでしょう。

日本ペイントホールディングスの資産状況

日本ペイントホールディングスの2019年度における総資産は1兆4786億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は37.4%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる指標。

日本ペイントホールディングスの自己資本比率37.4%は汎用化学品の分野では高いとは言えませんが、十分に安全な数値です。

株価分析の際に財務的な部分を心配する必要はないでしょう。

日本ペイントホールディングスの株価分析

日本ペイントホールディングスの株価は右肩上がり。

もはや、うなぎのぼりとさえ言える状況です。

これは日本ペイントホールディングスの堅調な業績もありますが、2020年8月にシンガポールの塗料大手ウットラムグループとの資本関係強化が理由です。

これにより日本ペイントホールディングスは財務上、ウットラムの子会社化しています。

とはいえ、実際のところ日本ペイントホールディングスとウットラムの協業体制は長きにわたり、この資本関係も名目上のものでしかありません。

企業としての独立性が損なわれるような心配は不要です。

実際、ウットラムの代表は仮に日本ペイントホールディングスが自社株買いをして子会社化を解消しても構わないと公言しています。

そういった点も好感されて株価上昇につながっているものと思われます。

もっとも、これらの財務戦略はすでに株価分析に織り込み済みです。

そのため、日本ペイントホールディングスの株価はすでにかなりの水準まで値上がりしてしまいました。

ここで買うのはためらわれるというのが正直なところです。

日本ペイントホールディングス(4612)の配当金

日本ペイントホールディングスの予想配当金は45円。 投資額に対する配当金の割合である配当金利回りは0.42%です。

率直に言って、この配当金利回りはいまいちです。

仮に日本ペイントホールディングスの株を100万円分保有していても4,200円の配当金にしかなりません。

配当金狙いで行くのであれば他の銘柄を探したほうが良いでしょう。

日本ペイントホールディングス(4612)の株主優待

日本ペイントホールディングスの株主優待は「自社製品」「クオカード」「食品ギフト」から選べます。

それぞれ100株以上で500円~1,000円相当、300株以上で1,500円~3,000円相当です。

また、3年以上の長期保有者には優遇もあります。

自社製品は日本ペイントホールディングス製のホームクリーナーや汎用塗料。

DIYが趣味の人には地味に嬉しい株主優待です。

ただ、株主優待の金銭的価値を投資額で割った利回りはそれほどでもありません。

株価が急騰した現在ではなおさらです。

株主優待についてはオマケのようなものと考えておいたほうが良いでしょう。

日本ペイントホールディングス(4612)の株価分析を競合他社と比較

日本ペイントホールディングスの競合他社と言えば関西ペイントです。

自動車用塗料の分野で言えば日本ペイントホールディングスをしのぐ売上を誇ります。

しかし、株価のほうは全体的に好調ではあるものの日本ペイントホールディングスには及んでいません。

ただ、これは一方でまだ投資のチャンスが残されているということでもあります。

日本ペイントホールディングスに手が届かないという人は同じ塗料業界ということで変わりに投資するのも良いのではないでしょうか。

最低でも投資するのに100万円近い日本ペイントホールディングスとは違い、関西ペイントならば25万円程度から投資可能であることも大きなメリットです。

ただ、関西ペイントは配当金もあまり手厚くはないうえに株主優待もありません。

株価が順調に値上がりしないかぎり大きなリターンは狙えないので、その点は承知しておきましょう。

日本ペイントホールディングス(4612)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

日本ペイントホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については、順調な売上にプラスして大胆な資本戦略が好感され2020年8月に急騰。

やや手を出しにくい水準にまで上昇してしまいました。

一方で配当金はお世辞にも高いとは言えないものの、株主優待は人によっては悪くない内容です。

現状、積極的に買いに走るのに適切なタイミングかどうかはやや不透明です。

ただ、日本ペイントホールディングス製品に愛着のある人であれば株主優待をもらいつつ、さらなる株価上昇を期待して長期保有する価値はあるかもしれません。