子供の教育費や親の介護資金、自分の老後の生活費など将来必要になるであろう資金を確保するためにNISAをこれから始めてみたいと考えている人も多いでしょう。
少額投資非課税制度として導入されているNISAですので、投資で得た収益が非課税になるという部分が最大の強みではありますが、投資を行うのであれば投資商品の購入にどれくらいの手数料がかかるのかも気になるところです。
NISAで投資商品を購入しても手数料負けなどを起こしてしまう心配がないのか不安な方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、NISAの手数料について分かりやすく解説していきます。
NISAの手数料を分かりやすく解説
NISAの手数料はNISA口座を開設する金融機関によって異なる
NISAの手数料というのは、基本的にNISAで行う投資の取引で発生する手数料のことを指します。
一般の株式投資などを行う場合、株式の売買には売買手数料が発生するのと同じしくみです。
しかしNISAで発生する手数料に関しては、NISA口座を開設する金融機関によっても条件が異なってくるでしょう。
NISAは年間の投資額の最大値が120万円となっている少額投資制度ですので、売買手数料が高すぎる金融機関でNISA口座を開設してしまうと手数料負けを起こして収益がだしにくくなってしまいます。
そのため開設するNISA口座を手数料の条件から選ぶのも1つの方法だといえるでしょう。
NISAの手数料を金融機関ごとに比較
それでは実際にNISA口座を開設して発生する手数料を、金融機関ごとに比較してみましょう。
SBI証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...0円
- 30万円...0円
- 50万円...0円
- 80万円...0円
- 120万円...0円
※取扱銘柄...国内株・米国株・中国株・韓国株・ロシア株・アセアン株 楽天証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...0円
- 30万円...0円
- 50万円...0円
- 80万円...0円
- 120万円...0円
※取扱銘柄...国内株・米国株・中国株・アセアン株 マネックス証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...0円
- 30万円...0円
- 50万円...0円
- 80万円...0円
- 120万円...0円
※取扱銘柄...国内株・米国株・中国株 GMOクリック証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...0円
- 30万円...0円
- 50万円...0円
- 80万円...0円
- 120万円...0円
※取扱銘柄...国内株 DMM.com証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...0円
- 30万円...0円
- 50万円...0円
- 80万円...0円
- 120万円...0円
※取扱銘柄...国内株・米国株 auカブコム証券の1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...0円
- 30万円...0円
- 50万円...0円
- 80万円...0円
- 120万円...0円
※取扱銘柄...国内株 松井証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...0円
- 30万円...0円
- 50万円...0円
- 80万円...0円
- 120万円...0円
※取扱銘柄...国内株 立花証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...80円
- 30万円...240円
- 50万円...240円
- 80万円...470円
- 120万円...570円
※取扱銘柄...国内株 SMBC日興証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...125円
- 30万円...250円
- 50万円...400円
- 80万円...800円
- 120万円...1500円
※取扱銘柄...国内株 野村証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...139円
- 30万円...300円
- 50万円...477円
- 80万円...953円
- 120万円...1905円
※取扱銘柄...国内株 内藤証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...167円
- 30万円...381円
- 50万円...381円
- 80万円...686円
- 120万円...953円
※取扱銘柄...国内株・中国株・米国株(ただし米国株は窓口のみ/ネット不可) 岩井コスモ証券のNISAの1約定ごとの株式売買手数料(税込)
- 10万円...1000円
- 30万円...1000円
- 50万円...1000円
- 80万円...1000円
- 120万円...1000円
※取扱銘柄...国内株・米国株(ただし米国株は窓口のみ/ネット不可)
NISAを手数料だけで選ぶならネット証券が圧倒的におすすめ
ここまでNISA口座の金融機関ごとの手数料を各証券会社で比較してきましたが、圧倒的にネット証券の手数料が安いことがわかるでしょう。
銀行の名義変更のときに、つみたてNISAのパンフレットを見つけて手に取ったら 「ご興味ありますか?ご説明させていただきます!」 「あ、もうやってます」 「どちらの銀行さんですか?他行より手数料が安いですよ!」 「ネット証券口座です。」 「あ。そうなんですね」 もう何も言って来なかった😇
— きゅうちゃ🌸公務員×投資で目指すサイドFIRE (@Qchan33) January 2, 2021
店舗窓口を持つ銀行や証券会社の場合、どうしても店舗で対応を行うスタッフの人件費が発生してきます。
そのため手数料もネット証券に比べて割高になってしまうというデメリットがあるのです。
特ににSBI証券・楽天証券・マネックス証券などのネット証券は、NISA口座のシェア率のほとんどを占めていますので興味のある人は実際にそれぞれの証券会社について調べてみるのもよいでしょう。
つみたてNISAの始め方のDMを頂きましたが何度もお伝えしてる通り、❶楽天証券❷楽天カード決済❸楽天銀行引き落としがおすすめ。①手数料業界最安値水準②1%年間4000ポイントバック③利率はメガバンク100倍0.1%。ポイント投資も可能。積立投資は運用期間を長くすることが最大の秘訣。まずは環境整備。
— おでん (@oden_biz) February 20, 2021
たとえば「普段から楽天市場で買い物をする」「楽天銀行や楽天カードを利用している」という楽天経済圏の人であれば、ポイント還元などの観点からも楽天証券を利用するのがおすすめです。
このように自分の普段利用しているポイントなどが利用できる証券会社などがあると、より手数料などをお得にNISA運用ができるようになるでしょう。
NISAの手数料を分かりやすく解説まとめ
今回は、NISAの手数料について分かりやすく解説してきました。 NISA口座を開設するのに手数料だけをみていると、圧倒的にネット証券でのNISA口座開設がお得になることがわかるでしょう。
しかし「窓口で相談できる方が安心感がある」「取引する銘柄を相談しながら決めたい」など、手数料以外に重点をおくのであれば、店舗窓口のある証券会社や銀行のNISA口座がおすすめです。
手数料を含め、取扱銘柄、会社の個人への対応など総合的に自分に合った金融機関を探していきましょう。