これからNISAを始める人や、すでにNISAで株の運用を始めているという人の中には投資信託への投資に興味を持っているという人もいるのではないでしょうか。
「株式投資よりも損失を被るリスクが低い」「投資の知識がなくても運用しやすい」などの評判がある投資信託ですが、実際に投資信託がどのようなものなのかイマイチわからないという人もいますよね。
また投資信託の商品自体の種類が多すぎて、どれを選んでいいのかわからないという人もいるでしょう。
そこで今回は、NISAで取り扱われている投資信託とはなんなのかやNISAで取り扱われている投資信託などを紹介していきます。
NISAの投資信託を分かりやすく解説
NISAと投資信託をそれぞれ分かりやすく解説
「将来の資産形成のためにNISAで投資信託をやるのがおすすめ」といわれても、NISAも投資信託も全く意味がわからないという人もいるでしょう。
20代として思うことは、20代はあまりお金に対して知識がないこと。
もちろんお金を使うことが悪とは感じません。 しかし貯金が0とか積立NISAってなに?投資信託ってなに? こんな感じの人が多いです。 その割にお金がないとか言ってるので、それなら自らお金について学ぼうと自分は思う。 — shinyboy@“Tabigraph タビグラフ” ✈️ (@worldtripboy) September 7, 2019
NISAや投資信託について全く知らないという人もいるかもしれませんが、これは小中高など日本の教育においてお金の勉強をしていないので、意図的に興味を持たなければ学べないことです。
そのためNISAについても投資信託についても「わからない」という人は多くなっています。
しかしNISAは利用価値の高い制度ですし、投資信託も投資初心者向きの投資方法ですのでぜひ勉強してみるのがおすすめです。
NISAとは?
NISAとは正式名称が「少額投資非課税制度」という、国の定めた投資制度のことです。
NISAは制度であり、基本的な使い方としてはNISA口座を開設し、株式や投資信託などに利益を見込んでお金を掛ける「投資」を行っていきます。
NISA制度を利用して購入した株式や投資信託などの金融商品を保有し、配当金を受け取ったり価格が値上がりしたタイミングで売却することで利益を得ることで収益を得ることが可能です。
ここまでは、一般的な投資とNISA全く同じ流れとなります。
しかし通常、NISAではない株式投資や投資信託で収益を得た場合には、収益に対して20.315%の税金がかかってくるのです。
たとえば一般の投資で30万円の利益を得た場合には税率およそ20%が差し引かれるので、受取額が24万円になるでしょう。
一方NISAで得た収益に関しては、税金がかかりません。
たとえば NISAで30万円の利益を得た場合、税金の差し引きはありませんので、収益額30万円を全て受け取れるということになります。
このようにNISAで運用した収益に関しては、非課税となり税金の徴収がありませんので収益の全てを受け取ることができるというメリットがあるのです。
NISAは投資の制度ですので、投資先によっては損失を被るというリスクも、もちろんあるでしょう。
しかし投資信託などを活用しながらローリスクでコツコツと収益をあげていくことで、銀行などに貯金しておくだけよりも利益を増やせる可能性があるのです。
NISAの投資信託とは?
NISAの投資信託とは、NISA制度で活用できる投資可能商品の種類の1つを指します。
投資信託とは、たくさんの投資家から集めた資金をまとめて、運用の専門家が選んだ投資先に分散投資できる方法のことを指します。
たとえばNISA口座で株Aを120万円で購入した場合、株Aが暴落してしまえば損失を被り資産がマイナスになってしまいますよね。
しかし3人の人が集まって、それぞれが120万円を出し合計360万円という資金を投資の専門家に預け、株A・株B・株Cという3つの株に分散投資してもらう、これが投資信託という商品です。
たとえ株Aが暴落し損失を被った場合でも、株Bと株Cの株価が上昇していれば、リスクを軽減しながら投資を行うことができます。
株A・株B・株Cのセット売り商品のことを投資信託というと考えてください。
NISAと投資信託にはどんな種類があるのか
投資信託は株や債券などのセット売りのような投資方法ですので、色々な株や債券をセットにした商品が存在します。
そのためこれからNISAで投資を始める人の中には「投資信託の商品が多すぎて、実際にどれに投資したらいいのかわからない」という人も多いようです。
資産運用を難しくしている理由として「選択肢が多すぎること」はけっこう大きいんじゃないかと思います。
ETFや投資信託の種類が多すぎて、ほとんどの人は何に投資していいか分からないと思うんですよね。 米国株に投資したいならこれ!金ならこれ!みたいな定番商品だけあれば十分です。 — 上原@外銀→投資家 (@uehara_sato4) November 28, 2020
しかしNISAで投資信託を始めるのであれば、基本的に全ての投資信託商品をチェックする必要はなく、自分に合ったものをいくつか選んだ上で、そこから実際に投資するものを厳選していくのがよいでしょう。
どれに投資していいか全くわからない初心者ならインデックスファンドがおすすめ
投資信託の知識がないという投資初心者
リスクを抑えて安定性を重視したいならバランス型の投資信託がおすすめ
大きな収益を狙うよりもリスクを抑え、年数をかけながら確実に収益を増やしたいという人におすすめなのがバランス型の投資信託です。
バランス型の投資信託は、株式や債券など異なる資産が組み合わされた投資信託商品になっています。
資産の種類を複数に分散することで長期的な資産運用のリスクを軽減することが可能です。
リスクよりも値上がりや収益を重視したいなら利益追求型の投資信託がおすすめ
ある程度のリスクを許容できるという人で積極的に値上がりや収益を重視して投資していきたいという人には利益追求型の投資信託がおすすめになっています。
将来的に急成長が見込める新興国の株をまとめた投資信託や積極的な運用を行っているアクティブファンドなどがおすすめです。
ただし大きな収益を狙っていくということは、その分損失も大きくなる可能性がありますので、手持ちの資金などと相談しながら行っていきましょう。
NISAの投資信託を分かりやすく解説まとめ
NISAの投資信託を分かりやすく解説してきました。
NISAで取り扱われている投資信託とは、単一の株や債券をセット販売して複数の投資家で購入するという方法です。
投資信託の種類は数千あるといわれていますので、安定型の投資信託・初心者向きの投資信託・利益追求型の投資信託などさまざまなものが登場しています。
自分の投資スタイルに合うものを探してNISAで運用してみてくださいね。