ゼロ株

ゼロから株を知りたい方向に情報を発信しています

ニトリホールディングス(9843)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

「お、ねだん以上。」で有名なニトリ。 ニトリホールディングスはその名のとおりニトリを始めとしたインテリア販売を生業とする企業です。

そんなニトリホールディングスへ投資してみたいという人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、ニトリホールディングスの株価分析はどのようになっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待は期待できるのでしょうか。

そこで今回はニトリホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

ニトリホールディングス(9843)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ニトリホールディングス(9843)の株価分析

ニトリホールディングスの事業内容

言うまでもなくニトリホールディングスの主な事業内容は家具の製造・販売です。

傘下に、ニトリ、ニトリパブリック、ホームロジスティクスなど複数の企業を持ち、それぞれで物流、広告宣伝、施設管理などを一貫してグループ企業で手掛けています。

また、ニトリホールディングスの事業は個人向けの家具販売にとどまりません。

法人向け事業やリフォーム事業など住まいの環境に関わる事業を広く展開しています。

ちなみに、ニトリホールディングスは商品企画から製造、物流・販売までを一貫して自社でおこなうSPA(製造小売業)の先駆けです。

単なる小売業とは一線を画しているのでその点は株価分析の際には留意しておきましょう。

ニトリホールディングスの売上の状況

ニトリホールディングスの2020年2月期決算における連結売上高は6,423億円。

各種経費などを引いた経常利益は1,095億円です。

また、2021年度の売上予測は前年比1.7%増の6,532億円としています。

新型コロナウィルス拡大は大半の業界にとっては大きな売上減の結果となりました。

しかし、ことニトリホールディングスに関しては巣ごもり需要の高まりを受けて収納製品、ホームオフィス家具の売上増加につながりました。

実際、テレワークの導入で慌ててデスク周りをニトリホールディングスの製品で用意したという人も少なくないのではないでしょうか。

ニトリの製品はネット販売もしていますが、寸法などが詳しく記載されているため来店せずとも配置イメージがつかみやすいという特徴があります。

こういった丁寧なサイトの作り込みが、結果として巣ごもり需要にうまく応えて売上増加につながったのだと考えられます。

ニトリホールディングスの資産状況

2020年5月期におけるニトリホールディングスの総資産は6,961億円。

そのうち資本金と株主資本などが占める割合である自己資本比率は84%です。

自己資本比率は企業の財務健全性をはかる一般的な指標。

ニトリホールディングスの自己資本比率は実に80%を超えています。

これは借入金に頼ることなくほぼ自力で事業を拡大していることを意味します。

株価分析においてこの点は極めて高く評価できます。

ニトリホールディングスの株価分析

ニトリホールディングスの株価は明らかな右肩上がり。

新型コロナウィルスが流行し始めたころに一度下げてこそいますが、その後に急伸しています。

その上がり方はもはやうなぎのぼりと言って良いほどです。

これは売上の状況で触れたように巣ごもり需要の高まりにうまく応えられたことが大きな理由です。

ただし、10年といった長期で見るとニトリホールディングスの現在の株価はやや高すぎる印象もあります。

巣ごもり需要が一時的な特需で終わるのか今後も継続して売上増につながるのか。

このあたりは新しい働き方のスタイルの定着度合いを見て慎重に見極める必要があるでしょう。

ニトリホールディングス(9843)の配当金

ニトリホールディングスの予想配当金は115円~120円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.52%です。

配当金の利回りとしてはこの数字は残念な部類です。

仮にニトリホールディングスの株を100万円分持っていたとしても配当金はわずか5,000円程度です。

加えて言えば、ニトリホールディングスの現在の株価がおよそ22,000円と高額なことも大きなデメリットです。

最低売買単位は100株ですから約220万円も初期投資に必要な計算です。

200万円を単一銘柄に簡単に投資できる人はそうはいないでしょうから、投資のハードルはやや高めと言わざるを得ません。

純粋に配当金を目当てに投資するのであればニトリホールディングス以外の銘柄を探したほうが良いでしょう。

ニトリホールディングス(9843)の株主優待

ニトリホールディングスの株主優待は10%割引券が5枚です。

1年以上の長期保有者に関しては10枚に増えます。

株主優待券はニトリ、またはデコホームの店舗で「1枚につき10万円の買い物を上限」に利用できます。

上限一杯で5枚の株主優待を使うとすると5万円の価値があります。

現在の株価22,000円で考えると50,000円÷220万円=2.27%の利回り。

配当金と合わせると約2.8%の利回りです。

したがって、株主優待をフルに活用できるというのであれば平均的な利回りを出すことも可能です。

ただ、やはり株価の単価が高いことが大きなネックです。

総じて、現在のニトリホールディングスは資金力のある人向けの銘柄と言って良いでしょう。

ニトリホールディングス(9843)の株価分析を競合他社と比較

ニトリホールディングスの競合他社としてここでは良品計画の株価分析と比較してみましょう。

良品計画は無印良品のブランドで生活雑貨から家具までを販売している小売業。

ニトリホールディングスと同じSPA(製造小売業)のひとつです。

しかし、株価はニトリホールディングスとは対照的に軟調。

現在の株価は急落後の水準まで戻しています。

しかしその勢いは強くはありません。

良品計画もオンラインストアの売上は好調でしたが、外出自粛の影響を打ち消すほどではなかったことが原因でしょう。

むしろかなりのダメージを受けているとさえ言えます。

事実、アメリカの子会社はこの新型コロナウィルス禍で経営破綻しています。

また、良品計画は配当利回りも低いうえに株主優待もありません。

ニトリホールディングスとは違い株価自体は安いですが、代わりの投資先としては今ひとつ魅力に欠けるところです。

ニトリホールディングス(9843)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

ニトリホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について解説していきました。

株価は新型コロナウィルスによる巣ごもり需要の高まりを受けて堅調。

年初来高値を更新しています。

また、株主優待と配当金をあわせた利回りも悪くはありません。

ただ一方で株価が20,000円を超えているため投資には200万円以上の資金が必要です。

たしかにニトリホールディングスは有望な銘柄ではあるのですが、資金力のある人以外にはなかなか投資しにくいかもしれません。