ゼロ株

ゼロから株を知りたい方向に情報を発信しています

日東電工(6988)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

日東電工はテープ技術をベースにした総合材料メーカー。

あまり日常生活で目にすることはありませんが、知る人ぞ知るニッチな製品ではトップシェアを誇る企業です。

そんな日東電工へ投資してみたいという人も少なからずいることでしょう。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は日東電工の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

日東電工(6988)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

日東電工(6988)の株価分析

日東電工の事業内容

日東電工は粘着・塗工技術をベースにした総合材料メーカーです。

日東電工は事業セグメントを「インダストリアルテープ」と「オプトロニクス」「ライフサイエンス」に分けています。

インダストリアルテープは主に産業用のテープを扱う事業領域。

なかなか日東電工を代表する製品を挙げるのは難しいのですが、基本となる共通点はテープであることです。

たとえば梱包用のクラフトテープ、工業用の絶縁テープなどがインダストリアルテープの例として挙げられます。

あるいは医療用のサージカルテープや、使い捨てカイロなどにも日東電工の素材が使用されています。

オプトロニクスは液晶表示用材料やタッチパネル用材料を扱う事業。

テープから始まった日東電工ですが、液晶用光学フィルムは中核事業となりました。

ライフサイエンスについては戦略事業のようなものです。

いま現在はまだ日東電工全体の業績に大きな影響はありません。

株価分析の際には「インダストリアルテープ」と「オプトロニクス」を見ておけば十分でしょう。

ちなみに、日東電工の社名の由来は「日東電気工業」。

戦前に電気工事用の絶縁材料を作っていた企業が原点です。

日東電工の売上の状況

日東電工の2020年3月期の連結売上高は7,410億円。

そこから経費などを引いた経常利益は690億円です。

2021年3月期の通期連結売上高は前年比3.5%減の7,150億円と予想されています。

これは前年期末の当初予測から上方修正されています。

日東電工の取引先は多岐に渡るため単純な物言いはできないのですが、自動車関連の売上は減少したものの医療用素材の需要でカバーできたことが大きく影響しています。

また、新型コロナウィルスの影響により日東電工の工場も一時休業を余儀なくされていましたが、現在はすべて再稼働済み。

冬にかけて若干の不透明感は残りますが、おおむね日東電工を取り巻く事業環境は回復に向かっています。

日東電工の資産状況

2020年6月期における日東電工の総資産は8,767億円。

自己資本比率は75.1%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に安定していると判断されます。

日東電工の自己資本比率75.1%は十分すぎるほど高い数字です。

株価分析のうえで不安材料となることはないでしょう。

日東電工の株価分析

日東電工の株価は堅調です。

新型コロナウィルスの流行時に急落したものの、ほどなくして回復。

その後も順調に値上がりを続けています。

特に過熱感もなく安定した印象です。

上半期は先行きが不透明なため弱気な見方が多かったようですが、現在の勢いをみるかぎりは良い買い場と言っても良さそうです。

5年、10年といった中長期で見ても現在の日東電工の株価はかなり割安です。

当面は10,000円を目標に中期的にホールドしておくのも良いかもしれません。

日東電工(6988)の配当金

日東電工の予想配当金は200円。

投資額に対するリターン割合である配当金利回りは2.54%です。

この配当金利回りは高い部類に入ります。

日東電工の株価は8,000円近辺と決して手頃な価格ではありません。

しかし、最低売買単位の100株でも800,000円の資金が必要になります。

ただ、800,000円の投資に対して100株×200円=200,000円の配当金が貰えると考えるとそれなりに割りの良い投資です。

資金力のある人は高めの配当金利回りを当てにして投資するのも良いでしょう。

日東電工(6988)の株主優待

日東電工に株主優待はありません。

日東電工はあくまでも素材メーカーであるということを考えると株主優待がないのも仕方のないことでしょう。

ただ、これが初めての株式投資だから一度は株主優待を貰ってみたいという人もいるかもしれません。

そういった人は家電量販店の株を買ってみてはいかがでしょうか。

家電量販店の株主優待の多くは店舗で使える商品券。

利回りも悪くありませんし、株の購入に必要な資金もそれほどかかりません。

たとえばビックカメラの現在の株価は1,200円低度。

15万円もあればとりあえず株主優待を貰う経験ができます。

これはあくまでも一例ですが、いずれにせよ株主優待目当てで投資するつもりの人はメーカーではなく小売業を中心に銘柄を探すことをおすすめします。

日東電工(6988)の株価分析を競合他社と比較

日東電工の競合他社としてここでは富士フイルムホールディングスと東レ、そして旭化成の株価分析と比較してみましょう。

まずは富士フイルムホールディングスの株価です。

富士フイルムホールディングスの株価はだいぶ日東電工とは様相が異なります。

これは現在の富士フイルムホールディングスが単なるフイルム製造企業ではなく、医療やヘルスケアも手掛ける多角経営をしているからです。

そのため、新型コロナウィルス関連の新薬開発の状況などで株価も乱高下しているのです。

日東電工の変わりの投資先としては不適格と言わざるを得ないでしょう。

次に東レの株価です。

東レの株価は日東電工とは対象的に明らかに下落基調。

これは新型コロナウィルスの影響により自動車樹脂や衣料用素材の需要が減少したことが主要因です。

最後に旭化成の株価を見てみましょう。

旭化成の株価も同様です。

日東電工とは違い冴えていません。

これもやはり自動車向けの樹脂やゴムの需要が落ち込んだことが大きな理由です。

このように、日東電工と他社では同じ素材メーカーであっても取引先が異なることで業績にも大きな違いが出ていることが分かります。

メーカーの株価を比較する際は単に化成品や素材といった括りで見るのではなく、具体的な事業内容まで見るようにしておきましょう。

日東電工(6988)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

日東電工の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

売上については新型コロナウィルスの影響で厳しい状況が続いています。

しかし、足元の業績は悪くなく次年度の売上予測の上方修正を受けて株価は回復しています。

また、日東電工は株主優待こそありませんが配当金利回りが2%超えです。

先が見えない部分は残るものの、中長期保有で配当金を貰いつつじっくりと株価回復を待つのも良いのではないでしょうか。