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NTTドコモ(9437)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

NTTドコモといえば携帯キャリアの雄。

いまやその名を知らない人はいないでしょう。

そして、スマホが一般に広く普及した現在、そんなNTTドコモへ投資したいと考えるのも自然な発想です。

しかし、実際のところNTTドコモの株価分析はどのようになっているのでしょうか。

また、配当金はいくらなのでしょうか、あるいは株主優待はもらえるのでしょうか。

そこで今回はNTTドコモの株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

NTTドコモ(9437)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

NTTドコモ(9437)の株価分析

NTTドコモの事業内容

NTTドコモは言わずとしれた日本最大手の携帯キャリア。

日本電信電話グループのひとつです。

携帯電話の契約数シェアでは約45%を誇ります。

意外と知られていませんが、NTTドコモは携帯キャリア事業だけではなくクレジットサービス、通信販売、音楽ソフト、ホテル向けインターネットやモバイル広告などの事業も展開しています。

ただ、事業規模としてはやはり携帯キャリアがメインです。

株価分析において付随する事業はあまり重視する必要はないでしょう。

NTTドコモの売上の状況

NTTドコモの2020年3月期の売上高は4兆6,513億円。

経費等を抜いた経常利益は8,680億円です。

これは前期比で3.9%の減少にあたります。

売上減少の主な理由は新料金プランの導入による通信料金の引き下げと顧客還元キャンペーンの拡大です。

この一時的な売上減少はNTTドコモ自身の戦略に織り込み済みの計画的なものです。

そのためキャンペーンが一段落して売上の戻りを期待したいところですが、実際はそうもいきません。

今後のNTTドコモの売上状況がどうなっていくかはコロナウィルスの影響もあり不透明だからです。

一応、NTTドコモ自身は2021年3月期の売上を4兆9,000億円と予想しています。

しかし、やはりどうしても不確実性は残るためその数値をもとに株価分析をするには不安が残ります。

NTTドコモの資産状況

NTTドコモの総資産は7兆5,359億円。

そのうち資本金と株主資本の占める自己資本比率は69.7%です。

自己資本比率は低いほど財務状況が悪いと評価される指標です。

NTTドコモの約7割という自己資本比率は極めて財務的に健全ということを表しています。

株価分析をするうえで資金繰りの悪化で倒産といった心配を考慮する必要はないでしょう。

NTTドコモの株価分析

NTTドコモの株価分析は難しいというのが正直なところです。

中期的なチャートを見てもとくに割安といった判断はしかねます。

では短期ではどうでしょうか。

やや短期で見ると上昇傾向も見られるため買い場のようにも思えます。

しかし、実際のNTTドコモの業績や経済動向を考えると予断は許しません。

コロナウィルスによるドコモショップの営業時間短縮が業績に悪影響を及ぼすことは確実です。

また、海外旅行者の減少により国際通信ローミングはほぼゼロになっているはずです。

一応、在宅ワークの増加による光通信の利用増加は見込まれますが、それがどの程度ほかの業績悪化をカバーできるかは未知数です。

総じて、決して悪い投資先ではないもののあまり強気にはいけない銘柄、というのがNTTドコモの率直な印象です。

NTTドコモ(9437)の配当金

NTTドコモの予想配当金は125円。 投資金額に対する配当金の割合である配当金利回りは4.01%です。

利益に対する配当金の割合である配当性向も50%を超えています。

この数値はかなり優秀です。

たとえば、現在のNTTドコモの株価はおよそ3,100円程度。

単元は100株なので3,100×100=310,000円ほどから投資可能です。

その31万円に対して毎年「100株×125円=12,500円」の配当金がもらえるわけですから、これはかなり手厚いと言ってよいでしょう。

当然、株価が値上がりすれば売却して譲渡益を狙うことも可能です。

業績不透明とはいえ、配当金が手厚いことを考えれば仮に業績が悪化してもホールドしつづけておけばよいのです。

長期的に見ればNTTドコモは極めてよい投資先と言ってよいのではないでしょうか。

NTTドコモ(9437)の株主優待

NTTドコモに株主優待はありません。

dポイントの優遇などはあっても良さそうなものですが、そういった優遇もありません。

ただ、先に触れたとおりNTTドコモは株主優待がない代わりに配当金が高くなっています。

株主還元はそちらに集中させているということなのでしょう。

ちなみに、株主優待というわけではありませんが、NTTドコモは株主限定のイベントを開催しています。

災害対策に関する取り組みの紹介や移動基地局の見学など楽しいものではありませんが、腰を据えてNTTドコモへ長期投資したいという人には実りある体験となるでしょう。

いずれにしろ、NTTドコモは株主に対して極めて真摯で誠実な態度を常にとっているといった印象です。

今後、突如として配当金を激減させるような心配はないでしょう。

NTTドコモ(9437)の株価分析を競合他社と比較

NTTドコモの競合他社といえばもちろんau(KDDI)とソフトバンクです。

まずはKDDIの株価分析と比較してみましょう。

KDDIの株価は3,300円前後とNTTドコモとほぼ同水準。

配当金も120円と同じくらいです。

ただ、KDDIは「au PAYマーケット」のカタログギフトという株主優待があります。

配当金と株主優待を重視するのであればNTTドコモよりもお得な銘柄と言えるでしょう。

次にソフトバンクです。

ソフトバンクは単体ではなくソフトバンクグループとしても上場していますが、ここでは単体の銘柄で株価分析します。

実際の取り引きする際は両者を混同しないように注意しましょう。

ソフトバンクはNTTドコモと異なり値動きの幅が大きいという特徴があります。

これは大本であるソフトバンクグループの経営も大きく影響しているからでしょう。

株価自体は1,500円程度と求めやすい価格です。

しかし、配当金は90円程度、株主優待もないなどNTTドコモにくらべて旨味は少なくなっています。

孫正義氏の戦略によっては大きく成長する可能性もありますが、NTTドコモのように安定した投資先とは言い難いところがあります。

通信系インフラ銘柄の安定感に魅力を感じて投資したいのであればNTTドコモがKDDIを選んだほうがよいでしょう。

NTTドコモ(9437)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

NTTドコモの株価分析はコロナウィルスの影響もあり、少々不透明なところがあります。

今が買い時とは強く言えないというのが正直なところです。

ただ、NTTドコモは株主優待こそないものの配当金が非常に手厚いという特徴があります。

また、通信系インフラであるため安定した経営を期待できるという特徴もあります。

配当金をもらいつつじっくりと値上がりを待つ長期投資のスタイルであればたいへん魅力的な銘柄と言ってよいのではないでしょうか。