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NTTデータ(9613)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

NTTデータは業界最大手のシステムインテグレーター。

個人がお世話になることは少ないですが、勤め先で関係する人も少なくないでしょう。

そんなNTTデータへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、NTTデータの株価分析は投資に値する結果と言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はNTTデータの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

NTTデータ(9613)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

NTTデータ(9613)の株価分析

NTTデータの事業内容

NTTデータの事業内容は多岐に渡ります。 そのため一言で表現するのは難しいところです。

それでもあえて言うならば、システムインテグレーションとネットワークシステムサービスがNTTデータの主要な事業です。

特にNTTデータは官公庁や教育機関などの社会インフラと金融機関向けのシステムインテグレーションに強みがあります。

ネットワークシステムサービスとしてはスマホのメールや決済サービスなどのシステム基盤の構築・運用などがNTTデータの事業のひとつとして挙げられます。

売上高の構成比で見ると、社会インフラと金融、そして法人向けソリューションがそれぞれ2割で合計6割。

残りの4割が海外の事業などです。

株価分析の際にも国内、海外、公共、金融というようにバランス良くそれぞれの市場を見ていくと良いでしょう。

ちなみに、NTTデータと似た銘柄として「NTTデータイントラマート」という企業も上場しています。

そちらはNTTデータ内の社内ベンチャー発祥の企業です。

そして率直に言って個人が投資するにはあまり魅力的な銘柄ではありません。

NTTデータと混同しないように注意しましょう。

NTTデータの売上の状況

NTTデータの2020年3月期の連結売上高は2兆2,668億円。

各種経費を引いた経常利益は1,202億円です。

また、2021年3月期の売上予測は前期比4.3%減の2兆1,700億円と予想しています。

様々な業種に多大なダメージを与えた新型コロナウィルスですが、NTTデータへの影響は比較的軽く済んでいます。

また、DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れが加速している昨今の状況はNTTデータにとって明らかな追い風です。

新型コロナウィルスが終息したあかつきには売上の状況も好転することが予測されます。

NTTデータの資産状況

2020年6月期におけるNTTデータの総資産は2兆6,626億円。

そのうち資本金と自己資本等の占める割合である自己資本比率は36.2%です。

自己資本比率は一般的に高いほど企業の財務面が安定しているとみなされる指標です。

NTTデータの36.2%という自己資本比率はシステムインテグレーション業界ではやや低めの数字です。

とはいえ、NTTデータの大株主は天下のNTT。

資金繰りでどうにかなることはないと思われます。

基本的に株価分析において資産状況を不安視する必要はありません。

NTTデータの株価分析

NTTデータの株価は新型コロナウィルス拡大を契機にいったん急落。

しかし、ほどなくして値を戻しています。

足元の業績は悪くないことを考えると、ただのパニック売りだったと考えて良さそうです。

まだ株価が十分に回復していない今のうちに投資しておくのも良いでしょう。

ちなみに、短期で見るとNTTデータの株価は2020年9月中旬に急騰しています。

これは首相交代により新たに「デジタル庁」の起ち上げが発表されたことを受けた株価急騰です。

こういった部分にNTTデータの主要顧客に官公庁が含まれていることが表れています。

なお、新首相は携帯料金引き下げも低減していますが、これはNTTデータとは無関係です。

NTTデータはあくまでシステムインテグレーションが主要な事業。

NTTグループで通信事業をおこなっているのはNTTドコモです。

投資の際には混同しないように注意しておきましょう。

NTTデータ(9613)の配当金

NTTデータの予想配当金は18円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.35%です。

配当金の利回りとしては平均よりやや低めの数字です。

ただ、NTTデータの株価は1000円台と手頃な価格です。

十数万円の元手があれば手軽に買えるため、とりあえず株式投資で配当金を貰ってみたいという人には投資しやすい銘柄と言えるでしょう。

また、NTTデータの配当金は一定ではなく業績によって変動します。

今後の売り上げ次第では配当金の増額も期待できるでしょう。

NTTデータ(9613)の株主優待

NTTデータに株主優待はありません。

そもそもNTTデータのビジネスが対企業であることを考えると株主優待がないのもしかるべきでしょう。

ちなみに、NTTグループの本家である日本電信電話に関しては珍しく「dポイント付与」の株主優待があります。

継続保有者限定ではありますが、NTT関連で株主優待が欲しいひとはそちらへの投資を検討してみるのも良いでしょう。

NTTデータ(9613)の株価分析を競合他社と比較

NTTデータの競合他社としてここでは日本ユニシスと野村総合研究所の株価分析と比較してみましょう。

日本ユニシスはシステムインテグレーション大手のひとつ。

金融に強みを持つ点もNTTデータと同じです。

株価の動きもよく似ています。

株価が3,500円とNTTデータよりも高いため最低投資額はやや高額になります。

ただ一方で、配当金利回りが2%弱と悪くありません。

資金力のある人はNTTデータの代わりに投資してみるのも良いでしょう。

次に野村総合研究所の株価です。 野村総合研究所というとコンサルティングファームというイメージをお持ちの人が大半かと思います。

しかし実は野村総合研究所の売上の大半は金融系のITソリューションです。 そういった意味では明らかにNTTデータの競合です。

そして野村総合研究所の株価は極めて堅調。

年初来高値を更新しています。

ただ一方で急速な株価上昇には過熱感も見られます。

NTTデータの代わりに投資するには向いていないでしょう。

また、純粋に野村総合研究所へ投資するにしてもいったん調整が入るまで様子見したほうが良いかもしれません。

NTTデータ(9613)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

NTTデータの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

足元の売上こそ悪くないものの株価については新型コロナウィルス流行を契機にいったん急落。

その後にかつての水準まで回復しましたが、まだ戻りきっていない印象です。

やや時間はかかるかもしれませんが上昇の余地は十分にあるため、中期的には良い買い場と言えそうです。

一方でNTTデータに株主優待はなく配当金もあまり高くはありません。

NTTデータについては純粋に値上がりを期待する投資スタイルを前提としたほうが良いでしょう。