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オリンパス(7733)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

オリンパスと言えばキャノン、ニコン、ソニーと並んでミラーレスカメラで有名です。

そのクラシカルな外観から根強い人気を博しています。

そんなオリンパスへ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、オリンパスの株価分析は投資しても問題ない結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はオリンパスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

オリンパス(7733)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

オリンパス(7733)の株価分析

オリンパスの事業内容

クラシカルなデザインのデジタルミラーレスカメラで有名なオリンパス。

OLMPUS PEN(オリンパス ペン)を片手に出かけることが趣味という人も多いのではないでしょうか。

しかし、実はオリンパスの主力事業はカメラではありません。

オリンパスの事業は消化器内視鏡などの医療分野がかなめです。

その事業規模はオリンパス全体の売上高の約8割にものぼります。

また、消化器内視鏡に限定してみれば世界の70%のシェアを誇ります。

そもそも、オリンパスの原点は顕微鏡メーカー。 あくまでカメラ事業はそこから派生したにすぎません。

株価分析において、オリンパスは医療機器メーカーとして考えましょう。

ちなみに、オリンパスの社名の由来はギリシャ神話に登場するオリンポス山。

世界に通用する製品を作るという想いが込められています。

オリンパスの売上の状況

2020年3月決算のオリンパスの連結売上高は7,974億円。

経費などをのぞいた経常利益は778億円です。

なお、2021年の売上予測は新型コロナウィルスの影響により合理的な算定が不可能であるとして公開していません。

ただ、取引先への訪問中止や商談の延期などが発生したことにより今後の売上高の縮小は必至です。

いましばらくオリンパスにとっては厳しい経営環境が続くでしょう。

また、オリンパスはすでにグローバル企業のひとつです。

そのため為替の影響も売上高へ強い影響を及ぼします。

過度な円高が続くようであれば業績の下方修正もありえるとも心得ておきましょう。

オリンパスの資産状況

オリンパスの2020年6月期における総資産は1兆990億円。

そのうち資本金と株主資本などが占める割合である自己資本比率は32.8%です。

自己資本比率は企業の財務健全性をはかる一般的な指標。

オリンパスの32.8%は十分に良好な数字です。

ちなみに、のちほど詳しく開設しますが、かつてオリンパスは自己資本比率ひと桁台という危機的状況に陥ったことがあります。

それを考えるとこの財務健全性は株価分析においても高く評価して良いでしょう。

オリンパスの株価分析

オリンパスの株価は厳しい経営環境にもかかわらず堅調。

現在は年初来高値を更新しています。

これは新型コロナウィルスの影響による業績悪化はともかくとして、その要因をのぞけば足元の業績は悪くないからと思われます。

つまり、すでに新型コロナウィルス収束後の売上高回復が織り込まれているというわけですね。

そのため、これを少し高止まりしているととらえることもできます。

ただオリンパスの先行きが明るいことはほぼ間違いありません。

したがって現状で買いに走るのも悪い選択肢ではないでしょう。

ちなみに、20年という長期で見るとオリンパスの株価は2011年に急落しています。

出来高も異常な様相を呈しています。 これはオリンパスが粉飾決算をしていたことが明るみに出たことが原因です。

これを機にオリンパスはあわや上場廃止という瀬戸際へ立たされるにいたりました。

しかし、その後に信頼を回復して現在の株価まで戻しています。

底値から見ると実に4倍近い株価です。

これを考えると逆に底力の強さが感じられますね。

オリンパス(7733)の配当金

オリンパスの予想配当金は20円。

投資額に対する配当金の割合である配当金利回りは0.94%です。

率直に言って配当金としては今ひとつな数字です。

オリンパスの現在の株価はおよそ2,300円程度。

100株購入するとして23万円の投資です。

それに対して100株×20円=2,000円の配当金というのはいかにも寂しい印象です。

なお、オリンパスは直近の決算資料で「企業価値の向上」を前提としつつ「安定した株主還元」を目指すとしています。

金額はさほどでもありませんが、安定した配当金をもらいつつ株価上昇を気長に待つというスタイルには問題ないと言えるでしょう。

オリンパス(7733)の株主優待

オリンパスに株主優待はありません。

消化器内視鏡という事業内容を考えると株主優待がないのも仕方のないことでしょう。

ただ、カメラで馴染みのある人はなんらかのレンズフィルターやダスターなどの小物が貰えると嬉しいところなのではないでしょうか。

しかし、昨今は株主優待は株主以外の人との公平性の観点から廃止するところも少なくありません。

今後のオリンパスにも株主優待は期待できないでしょう。

オリンパス(7733)の株価分析を競合他社と比較

オリンパスの競合他社としてここではテルモと富士フイルムホールディングスの株価分析と比較してみましょう。

まずはテルモの株価です。

テルモと言えば体温計。

しかし、実際はオリンパスと同じく医療機関向けの機器の収益が売上高の大半を占めるメーカーです。

テルモの株価はオリンパスとほぼ同様。堅調に推移しています。

やはり新型コロナウィルスの影響はあるものの、中長期的には医療機器の需要は拡大していく見込み。

そのため今後の株価上昇の余地も広いと考えられます。

やや高値ではありますが今のうちに投資しておくのも良いでしょう。

次に富士フイルムホールディングスの株価分析を見てみましょう。

富士フイルムホールディングスは社名のとおりカメラ用フイルム製造から始まった企業です。

ただ、若い人はもはやカメラ用フイルムの存在を知らない人が大半でしょう。

それにともない富士フイルムホールディングスも現在は業態を大胆に転向。

その結果として、オリンパスと同様の医療機器事業も展開しています。

ただ、株価はオリンパスほど堅調とは言えません。

これはやはり富士フイルムホールディングスの事業内容が医療機器一辺倒ではないからでしょう。

富士フイルムホールディングスの手掛ける事業は医療機器以外にもデジタルカメラやスキャナー、オフィス消耗品など多岐にわたります。

そのためこれらの事業の業績悪化が足かせになったと思われます。

総じて、オリンパスと同じような考え方で投資するには不向きな銘柄と言えるでしょう。

オリンパス(7733)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

オリンパスの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は新型コロナウィルスによる売上減少の影響を受けつつも、すでにそれ以前の水準を超えるほどの高値に達しています。

やや過熱感は見られますが、それでも今後も医療機器への需要が細ることないでしょうから大変に有望な銘柄と言えます。

一方でオリンパスには株主優待がないうえに配当金も今ひとつ。

株主優待や配当金による株主還元はそれほど期待できません。

オリンパスへ投資する人は中長期的な株価上昇による売却益を狙っていきましょう。