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大塚商会(4768)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

大塚商会は法人向けのシステムインテグレーションを主力とする企業。

お勤め先でシステム担当をしている人は大塚商会と縁がある人も少なくないことでしょう。

そんな大塚商会へ投資してみたいというひとも多いことでしょう。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのででしょうか。

また、配当金や株主優待、売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は大塚商会の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

大塚商会(4768)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

大塚商会(4768)の株価分析

大塚商会の事業内容

大塚商会の主たる事業は企業のシステムインテグレーションです。

そしてそれにともなう保守やサポートも大塚商会の事業のひとつです。

サービス&サポート事業としてはITサポートに特化した「たよれーる」、通販に特化した「たのめーる」が主力です。

特に「たよれーる」については昨今の新型コロナウィルスの影響によりテレワークを導入した中小企業の多くが利用したものと思われます。

ここで中小企業と限定したように、大塚商会の強みは中小企業向けのシステムインテグレーションです。

あるいはまた学校向けのシステム、いわゆる文教ソリューションもまた大塚商会の得意とする領域のひとつです。

株価分析の際には中小企業や学校法人向け事業の成行きに注目しておくと良いでしょう。

なお、大塚商会はホテル事業も手掛けていますが、そちらの規模は大きくありません。

基本的にはシステムインテグレーション事業だけを見ておけば十分です。

大塚商会の売上の状況

大塚商会の2020年12月期の通期連結売上高は8,865億円。

そこから各種経費を引いた経常利益は637億円です。

これは前期比で29.3%増に当たります。

ただ、当初前期比プラスを予想していた2020年12月期の売上予測は直近の四半期決算で下方修正されました。

売上のマイナス幅は6.4%と決して小さくはありません。

この点は大塚商会の株価分析においても明らかなネガティブ評価とせざるを得ないでしょう。

また、現在、大塚商会は一部の学校法人向け事業において独占禁止法の疑いがあるとして公正取引委員会の立入検査を受けているところです。

それほど大きなダメージとはならないと思われますが、ひとつのリスク要因として一応の注意は払っておいたほうが良いでしょう。

大塚商会の資産状況

2020年6月期における大塚商会の総資産は4,620億円。

自己資本比率は55.9%です。

自己資本比率は企業の総資本に占める株主資本等の割合。

高いほど財務的に安定していると判断される指標です。

大塚商会の自己資本比率55.9%は十分に高い数字です。

基本的に財務的な部分を心配する必要はないでしょう。

大塚商会の株価分析

大塚商会の株価は新型コロナウィルス後に急騰。

これはやはりテレワーク対応のためのシステムインテグレーション需要の増加が主たる理由かと思います。

ただ、その後の勢いは強くありません。

やはり業績予測の下方修正が響いているのでしょう。

とはいえ、株価の下落率は意外と小さめ。

それほどのインパクトをもって受け取られてはいなかった印象です。

投資判断は難しいところですが、ふたたびの反転を期待して今のうちに買いに走るのも決して悪くないでしょう。

大塚商会(4768)の配当金

大塚商会の予想配当金は年間115円。

業績予測の下方修正があったものの期初設定の配当金は据え置き。

結果として11期連続の配当金増額が予定されています。

なお、大塚商会の配当金利回りは2.35%。

配当金としてはやや高めの利回りです。

また、現在の株価も4,900円前後とそれなりに手頃です。

50万円~100万円ほどの資金で初めての投資をするという人にもおすすめの銘柄と言えるでしょう。

大塚商会(4768)の株主優待

大塚商会に株主優待はありません。

法人向けのシステムインテグレーションという事業内容を考えればそれも仕方のないことでしょう。

ただ、はじめて株式投資をするという人の中には株主優待を貰ってみたいという人も少なくないことでしょう。

そういった人には家電量販店や交通系の銘柄がおすすめです。

これらの株主優待は店舗で使える商品券や運賃の大型割引など破格なものが珍しくありません。

大塚商会へどうしても投資したいのでなければ、そういった株主優待の手厚い銘柄も調べてみることをおすすめします。

大塚商会(4768)の株価分析を競合他社と比較

大塚商会の競合他社としてここではオービックとオービックビジネスコンサルタント、アスクルの株価分析と比較してみましょう。

オービックは大塚商会と同じく中小企業向けのシステムインテグレーションも扱う企業。

株価については大塚商会以上に好調です。

ただ、オービックは18,000円前後と値がさ株です。

投資するには最低でも180万円ほどの資金が必要になると考えると大塚商会の代わりの投資先にはしづらいでしょう。

次にオービックビジネスコンサルタントの株価を見てみましょう。

オービックビジネスコンサルタントはオービックの子会社にあたる企業。

多くの人がオービックと聞いてイメージする勘定奉行はオービックビジネスコンサルタントが販売しています。

株価については比較的大塚商会の値動きに似ています。

6,000円近くと単価も同程度です。 ただ一方でオービックビジネスコンサルタントの配当金利回りは1%以下です。

その点を考えると大塚商会の代わりとしてはやや不向きな印象です。

最後にアスクルの株価分析を見てみましょう。

アスクルは事業所向けのオフィス機器や消耗品の通販大手。

大塚商会の「たのめーる」と競合関係に当たります。

それゆえか株価は大塚商会と同じような動きをしています。

しかし、アスクルの場合はあまりにも急騰しすぎている印象が否めません。

すでに調整局面に入りつつあるようにも見えますが、今しばらく様子を見ておいたほうが良いでしょう。

総じて、競合他社と比較すると大塚商会の株価は堅実な値動きをしている印象です。

また、配当金利回りについても頭一つ抜きん出ています。

慎重な判断は必要ですが、現状、これらの銘柄の中ではもっとも投資ししやすい銘柄と言えるのではないでしょうか。

大塚商会(4768)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

大塚商会の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

売上については新型コロナウィルスの影響で厳しい数字が予測されています。

しかし、それにもかかわらず株価の下落は限定的。

ここに大塚商会の底堅さが見えている印象です。

また、大塚商会は株主優待こそないものの配当金の利回りは2%超えと悪くありません。

少しばかり先行きに不透明感は残りますが、今後の反転を期待して配当金をもらいつつ投資するのも良いかもしれません。