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パナソニック(6752)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

パナソニックと言えば経営の神様とも言われる松下幸之助が一代で築き上げた大企業。

そんなパナソニックへ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、パナソニックの株価分析は投資に問題ない結果と言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はパナソニックの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

パナソニック(6752)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

パナソニック(6752)の株価分析

パナソニックの事業内容

パナソニックというと白物家電というイメージをお持ちの人も多いのではないでしょうか。

たしかに、今もなお家電はパナソニックの事業では無視できない部分を占めています。

しかし現在のパナソニックはその他にも多彩な事業を展開しています。

具体的にはパナソニックは事業セグメントを「アプライアンス」「ライフソリューションズ」「コネクティッドソリューションズ」「オートモーティブ」「インダストリアルソリューションズ」と5つに分けています。

私達が一般にイメージする白物家電はアライアンスに含まれます。 ライフソリューションズはその他の家電、たとえば、空気清浄機やシステムキッチン、照明などです。

コネクティッドソリューションズはプロジェクターやPC、その他エンタメシステムなどを展開する事業セグメント。

オートモーティブは自動車関連部品など、そしてインダストリアルソリューションズは各種部品や乾電池などが含まれます。

このように、パナソニックの手掛ける事業は実にバリエーションに富んでいます。

売上比率もアプライアンスが3割、その他は1セグメントにつき10~20%程度とバランス良くポートフォリオが組まれています。

株価分析の際にはどれかひとつではなく、全体的な業績を分析していくようにしましょう。

パナソニックの売上の状況

パナソニックの2020年3月期の連結売上高は7兆4,906億円。

経費などを引いた経常利益は2,911億円です。

また、2021年度の売上高も大幅減収減益を見込んでいます。

これはやはり新型コロナウィルスの拡大の影響が大きな理由です。

空気清浄機の特需はあったものの、やはりその他の売上にとって新型コロナウィルスは逆風でした。

なお、パナソニックの売上の約半数は海外です。

したがって、株価分析においては国内の売上だけではなく海外の状況にも注意が必要です。

またあわせて為替レートにも要注意です。

現状、パナソニックは売上予測のベースとして1ドル=109円と想定しています。

為替については読めない部分が大きいですが、これは若干楽観的すぎるような印象です。

想定以上の円高が続けば業績の下方修正も十分にありえますのでこの点にも注意しておきましょう。

パナソニックの資産状況

2020年6月期のパナソニックの総資産は6兆2,091億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は32.5%です。

自己資本比率は高いほど財務的に安定した経営ができているとみなされる指標。

パナソニックの自己資本比率32.5%は電気機器メーカーとしてはやや低めです。

ただ、近年は年々数字を上げているので、そこまで不安視する必要はないでしょう。

パナソニックの株価分析

パナソニックの株価は明らかな下落トレンドです。

一時期、反転の兆しもありましたが新型コロナウィルスの影響でその勢いも削がれたかたちです。

ただ、パナソニックは現在経営体質の強化を着実に進めています。

今後、ふたたび株価が上り調子になる可能性も低くはないでしょう。

実際、5年とやや長めに視点を広げるとパナソニックの現在の株価はあまりにも安すぎます。

本来、ふたたび上昇トレンドに切り替わるはずだったタイミングが遅れているだけと考えれば現在は良い買い場と言えるでしょう。

パナソニック(6752)の配当金

パナソニックの予想配当金は20円~30円です。

投資に値するリターンの割合で見ると2.25%です。

こういった利回りを一般的に配当金利回りと呼びます。

そして、パナソニックの配当金利回り2.25%は決して悪くない数字です。

また、パナソニックの現在の株価が900円程度と手頃なこともメリットです。

最低売買単位は100株なので10万円もあれば投資ができます。

そういった意味では、少額の投資でとりあえず配当金を貰ってみたいという人にもおすすめできる銘柄と言えるでしょう。

パナソニック(6752)の株主優待

パナソニックに株主優待はありません。

事業内容で触れたとおりパナソニックの売上のうち一般消費者向け製品は3割程度にすぎません。

こういったことを考えると株主優待がないのもやむを得ないでしょう。

またそもそも、株主優待は株主以外の消費者との公平性の観点から問題があるという意見もあります。

そのような背景も手伝って、今後パナソニックがなんらかの株主優待を設定する可能性も低いと考えられます。

ちなみに、どうしても家電関係の株主優待が欲しい人はソニーがおすすめです。

ソニーの株主優待は家電製品15%オフ、あるいはVAIO本体の5%割引とかなり手厚い内容になっています。

あるいは、メーカーにこだわらず家電を安く買いたいのであれば家電量販店の株主優待を狙うというのも良いでしょう。

パナソニック(6752)の株価分析を競合他社と比較

パナソニックの競合他社として日立製作所、シャープ、ソニーの株価分析と比較してみましょう。 まずは日立製作所の株価です。

大きな流れとしてはパナソニックの株価と似たような動きをしています。

ただ、足元の業績は良好です。 反転を期待して投資するのも悪くないでしょう。

次にシャープの株価です。

シャープの株価は厳しい状況です。

過去にパナソニック、シャープ、ソニー、日立と並んで評されていたときのような勢いはありません。

ブランド力こそまだあるものの、かつての勢いを取り戻すにはまだしばらくの時間を要するでしょう。 最後にソニーの株価です。

ソニーの株価はパナソニックとは対照的。 全体的に好調です。

ソニーも一時期は先行きを危ぶまれることもありましたが、ゲームや映画、金融など多角経営を展開して無事に持ち直しました。

今後も経営不振の心配は少ないでしょう。 ただ、株価自体が8,000円近くと高額です。

1,000円程度のパナソニックのように気軽に投資するにはやや値がさ株すぎることが難点です。

パナソニック(6752)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

パナソニックの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については新型コロナウィルスの影響による減収減益を反映して軟調。

これまでの株価と比較してもかなり安い水準で推移しています。

もっとも、先行きは決して暗くはありません。

割安な今のうちに投資しておくのも良い選択と言えるのではないでしょうか。

ただし、パナソニックは株主優待がないうえに配当金も平均的です。

それらについては過度な期待はしないでおきましょう。