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パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは2019年に社名を変更した企業。

もとは株式会社ドン・キホーテです。

そんなパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスへ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、株価分析の結果は投資に値すると言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株価分析

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの事業内容

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスというと耳慣れないかもしれませんが、要するにドン・キホーテです。

事業内容のメインはもちろんドン・キホーテの運営。

くわえて近年パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは積極的な買収戦略を実施し、ユニーと長崎屋を傘下に入れ、長崎屋、アピタ、ピアゴの運営もしています。

また、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスはその名のとおりパン・パシフィック、つまり環太平洋地域への出店を加速しています。

これは人口動態、経済構造的に日本での消費市場が縮小することが確実と見込んだ戦略です。

そもそも、この海外展開戦略への並々ならぬ想いがもとでドン・キホーテは2019年に社名をパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスへと変更したのです。

ちなみに、ドン・キホーテの原点は1978年に開業した、わずか18坪の個人商店。

そこから1代で50年と経たずに1兆円を超える売上を叩き出すまでの大企業へと成長しています。

高度経済成長期という追い風があったとは言え、驚きの急成長です。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの売上の状況

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの2019年6月期決算の連結売上高は1兆3,289億円。

そこから経費などを引いた経常利益は682億円です。

また、2020年6月期決算の売上は前期比24.2%増の1兆6,500億円と予測しています。

新型コロナウィルスによる訪日外国人の減少が痛手となったものの、海外の売上高が好調。

業績予測の下方修正こそありましたが、前期比プラスを維持しました。

ちょうど社名をパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスへと変更し海外展開に注力していたことが意図せず功を奏したかたちです。

また、買収して間もないユニーも巣ごもり需要へ応えることで好調な業績を維持できたことも少なからず影響しています。

どちらも狙ってできる対応ではありません。

やはり一代で組織を急成長させるようなリーダーは強運の持ち主なのでしょうね。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの資産状況

2020年6月期決算におけるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの総資産は1兆2,989億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は28.8%です。

自己資本比率は起業の財務的な健全性をあらわす指標。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの自己資本比率28.8%は小売業としては平均的な数字です。

基本的に株価分析の際に不安視する要素にはなりません。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株価分析

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株価は堅調。

新型コロナウィルスの影響も軽微で順調に株価は上昇を続けています。

この右肩上がりの株価の傾向は5年、10年といった長期で見ても変わりありません。

単純に考えればいつ投資しても良いタイミングと言えそうです。

ただ、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの経営体制を考えると一抹の不安は残ります。

2013年から2019年のあいだの急成長を支えたのは創業者をドン・キホーテ1号店出店から支えてきた生え抜きの社長。

その敏腕経営者が2019年に社長を退任。

それどころかパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの経営から一切身を引いてしまったのです。

こうした経営体制の変更は今のところ目立って株価には反映されていません。

しかし、経営方針の変更による影響はいまだ未知数。

油断はできないでしょう。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の配当金

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの予想配当金は16円~18円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.7%です。

好調な売上を考えると、この配当金の利回りはいかにも寂しい数字です。

率直に言って配当金については期待できません。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株主優待

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスに株主優待はありません。

業績が好調であるにもかかわらず株主優待はなし。

さらに配当金も低め。

総じて、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは業績が良いにもかかわらず株主還元が不十分な印象です。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株価分析を競合他社と比較

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは独自の経営戦略をとっているため明らかな競合の設定が難しいところです。

ここではあえてエンターテイメント性の高い売場構成という切り口でヴィレッジヴァンガードコーポレーションの株価分析と比較してみましょう。

ヴィレッジヴァンガードの株価はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスとはまったく異なる動きをしています。

やはり新型コロナウィルスの影響が大きな痛手となっているからです。

さらに言えばヴィレッジヴァンガードは現在国内店舗の大量閉店を実施しているところです。

海外攻勢を強めるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスとは対照的ですね。

とうてい代わりの投資先に適しているとは言えないでしょう。

いずれにせよ、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは極めて独自性の高い経営をしています。

あまり他社を意識せずに単体で株価分析をしたほうが良いでしょう。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については好調な売上を反映して堅調。

明らかな右肩上がりを継続しています。

ただ一方でそれらは配当金と株主優待には表れてきません。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスには株主優待もなく配当金利回りも低めです。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスへ投資するときは純粋な株価上昇によるリターンを中心に考えておきましょう。