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P&G(PG)の株価分析と配当金・決算を分かりやすく解説

P&Gは日用品の世界的な大手。

日本でも実に多くのブランドを展開しています。

そんなP&Gへ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、直近の決算や配当金などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はP&Gの株価分析と配当金、決算について分かりやすく解説していきます。

P&G(PG)の株価分析と配当金・決算を分かりやすく解説

P&G(PG)の株価分析

P&Gの事業内容

P&Gは世界最大手の日用品メーカー。 洗剤、消臭剤からヘアケアや化粧品など多彩な商品群を揃えています。

パンテーンやSK-Ⅱ、アリエールにパンパースなどはすべてP&Gのブランドです。

カミソリのジレットも実はP&Gの製品です。

売上の構成比としてはファブリック&ホームケアが約30%、次いでベビーケアやファミリーケアが25%、ビューティーが約20%です。

地域別ではアメリカ国内が44%、海外が55%です。

このようにP&Gは日用品としてのカテゴリーでは手広く事業を展開しています。

ただ、株価分析の際に注目すべきは商品力ではありません。

P&Gの特徴はそのマーケティング手腕です。

P&Gはいわゆるコンテンツマーケティングと呼ばれる手法の先駆け。

マーケティングの教科書では必ずと言ってよいほどその優れたマーケティング手法が取り上げられます。

詳しい手法まで知っておく必要はありませんが、業績動向を探るときは現在P&Gがどういったマーケティングを展開しているのかに注目すると良いでしょう。

ちなみに、P&G出身の敏腕経営者を指してP&Gマフィアと呼んだりもします。

なぜマフィアなのかは分かりませんが、もしかすると「ヒット商品を作る=ヒットマン」という連想でマフィアなのかもしれません。

P&Gの売上の状況

2020年6月期におけるP&Gの売上高は709億ドル。

日本円にして約7兆円です。

そこから各種経費などを引いた経常利益で見ても158億ドル。

1兆6,000億円ほどになります。 また、P&Gは2021年6月期の通期売上高も729億ドルと強気な予測。

新型コロナウィルスは多くの業種にとって痛手となりました。

しかし、こと日用品メーカーであるP&Gに関してはむしろ追い風。 増収増益の結果をもたらしました。

P&Gの資産状況

2020年6月期におけるP&Gの総資産は1207億ドル。

総資産のうち株主資本等が占める自己資本比率は37.8%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

高いほど安全とみなされます。

P&Gの自己資本比率37.8%はごく平均的な数字と言えます。

株価分析の際に特になんらかの注意をしておく必要はないでしょう。

P&Gの株価分析

P&Gの株価は極めて堅調。

少しばかり過熱感も見られますが、今のところは調整も入っていません。

しかし、このまま高値で推移しつづけるとも思えません。

業績こそ好調ですがどこかのタイミングで調整が入る可能性もあるでしょう。

投資するにしても参入タイミングには注意しておいたほうが良いでしょう。

P&G(PG)の配当金

P&Gの予想配当金は年間3.17ドル。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは2.26%程度です。

配当金の利回りとしては悪くありません。

株価の値上がりについては未知数だとしても、配当金だけを目当てに投資するのも良いかもしれません。

また、P&Gはなんと63年連続で配当金を増額しています。

時期についてもこの業績であれば十中八九増配となるでしょう。

そういった意味では長期保有にうってつけの銘柄と言えるでしょう。

ただ、シンプルに配当金重視で行くのであればP&G以上の利回りの銘柄は珍しくありません。

そういった人はもう少し幅広い銘柄を見てみるのも良いかもしれません。

P&G(PG)の配当月

P&Gの配当金は「3月、6月、9月、12月」に確定します。

およそ0.75ドルの配当金が四半期ごとに確定する計算です。

ここでお気づきかと思いますが、最大でも年2回の日本株とは違い米国株(アメリカ株)の配当金は四半期ごとに貰えます。

また、配当月のパターンも一定ではありません。

「4月、7月、11月、1月」「2月、5月、8月、11月」といったパターンも存在します。 したがって、P&Gと配当月の異なる銘柄へ同時に投資すれば配当金が貰える頻度も高められます。

組み合わせによっては毎月配当金を貰うことも可能です。

資金力のある人は色々なパターンの銘柄を組み合わせて見るのも良いのではないでしょうか。

P&G(PG)の決算

P&Gの2020年第1四半期決算の売上高は前年同期比9%増の193億ドル。

全体的に各事業セグメントはのきなみプラスですが、特にファブリック&ホームケアがプラス14%と顕著な伸びを見せています。

これはやはり感染防止の為の衛生用品への需要が高まったことが大きな理由です。

新型コロナウィルスの収束にいましばらくの時間を要することを考えると、引き続きP&Gの決算も好調な結果が続くことと思われます。

なお、普通にP&Gの決算を調べるとP&Gの日本法人の情報しか出てきません。

そして日本法人の売上はP&Gの業績のほんの一部に過ぎません。

またそもそもP&Gの日本法人は上場していません。

米国株(アメリカ株)のP&Gの業績を調べるときは必ずニューヨーク証券取引所に上場している米国法人の業績を当たるように注意しましょう。

P&G(PG)の株価分析を競合他社と比較

P&Gの競合他社としてここではユニリーバ、エスティーローダーの株価分析と比較してみましょう。

まずはユニリーバの株価を見てみましょう。

ユニリーバの株価も基本的には好調です。

ただ、P&Gほどの勢いは見られません。

一方でユニリーバは配当金利回例が4%近くというメリットがあります。

株価も60ドル近辺と手頃。

資金力の関係でP&Gへの投資が難しいという人は代わりに投資するのもありでしょう。

次にエスティーローダーの株価を見てみましょう。

エスティーローダーの株価もまた好調です。

ただ、株価は240円程度と単価が高め。

米国株(アメリカ株)は日本株とは異なり1株からでも投資できますが、それでもやはり安いに越したことはありません。

日用品というカテゴリーであれば素直にP&Gへ投資したほうが良いでしょう。

P&G(PG)の株価分析と配当金・決算を分かりやすく解説 まとめ

P&Gの株価分析と配当金、決算について解説してきました。

株価は好調な決算を受けて上昇中。

しかし、過熱感が見られるため高値掴みの恐れが捨てきれません。

ただ、P&Gは比較的手厚い配当金も期待できます。

短期的に高値掴みしたとしても配当金を貰いつつ回復を待つということも可能です。

総じて、P&Gはバランスのとれた投資しやすい銘柄と言って良いのではないでしょうか。