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セコム(9735)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

セコムと言えばホームセキュリティの最大手。

自宅や勤務先でセコムのお世話になっている人も多いのではないでしょうか。

そんなセコムへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

しかし、セコムの株価分析はどのようになっているのでしょうか。

売上状況や配当金、株主優待はいかほどなのでしょうか。

そこで今回はセコムの株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

セコム(9735)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

セコム(9735)の株価分析

セコムの事業内容

セコムは警備業界の最大手。 積極的なCM戦略で知名度も抜群です。

しかし、セコムの手掛ける事業は警備だけにとどまりません。

実はセコムは警備以外にも複数の事業ポートフォリオを組んでいます。

具体的には「セキュリティ」「防災」「メディカル」「保険」「地理空間情報サービス」「BPO・ICT」「国際」「不動産」の8つです。

「セキュリティ」「防災」についてはなんとなくイメージできるかと思います。

一方で他のセグメントではどのような事業を手掛けているのか分かりにくいのではないでしょうか。 一例を挙げてみましょう。

たとえば、メディカル事業ではセコムはAEDのレンタルサービスを展開しています。

セコムへ警備を依頼している公共施設などは、あわせてAEDレンタルを依頼しているところが多数です。

そしてBPO・ICT事業では企業における災害発生時の事業継続計画の支援などを行っています。

このように、私達のイメージとは反してセコムの事業内容は実に多岐にわたります。

主力事業は警備・セキュリティではありますが、株価分析の際にはその他の事業にも一応は目を向けておくと良いでしょう。

セコムの売上の状況

セコムの2020年3月期の売上高は1兆0,600億円。

そこから各種経費を引いた経常利益は1,513億円です。

警備という業界柄、新型コロナウィルスの影響はそれほど受けてはいません。

ただし、日本経済の停滞はそのまま新規契約減や既存契約の解除などセコムの売上減少につながります。

新型コロナウィルスの流行が長期化すればセコムの業績悪化も免れないでしょう。

もっとも、足元の業績は決して悪くありません。

株価分析のうえでそれほど問題とする必要はないかと思います。

ちなみに、セコムの売上高に占める海外比率は高くはありません。

輸出貿易もしていないため為替レートも無関係です。

基本的にセコムの株価を考えるうえでは国内の経済動向だけを見ていても問題ないでしょう。

セコムの資産状況

2020年6月期におけるセコムの総資産は1兆7,770億円。

自己資本比率は58.3%です。

自己資本比率は総資産に占める株主資本と資本金等の占める割合。

高いほど財務的に安定しているとみなされます。

セコムの自己資本比率は5割超え。

これは十分に高い数字です。

基本的に株価分析でセコムの財務的な部分をネガティブ評価する必要はありません。

セコムの株価分析

セコムの株価は新型コロナウィルス拡大時に一次急落。

しかし、ほどなくして値を戻し、現在は以前の株価以上の水準近辺にあります。

ただ、日本経済全体の動向がセコムの業績にも関係してくるのは先に触れたとおりです。

これから冬場にかけて新型コロナウィルスがどのような様相を呈するのかが注目されるところです。

ただ一方で、10年という長期で見ればセコムの株価が右肩上がりであることは誰に目にも明らかです。

長期的なスタンスで投資するのであれば現状の株価で投資するのも悪くはないでしょう。

なお、セコムの株価は東京オリンピック開催決定後に急騰しています。

今後、東京オリンピックの開催予定がどうなるかによってはセコムの株価も大きく動く可能性があります。

万が一にもオリンピック開催の中止が決定すれば株価急落も十分にありえます。

基本的には有望な銘柄ですが、そういったリスクもあることは承知しておきましょう。

セコム(9735)の配当金

セコムの予想配当金は170円~175円。 金額で見れば高いですが、利回りで考えると1.83%と平均的な配当金です。

たとえば、セコムの現在の株価は10,000円前後。最低売買単位は100株です。

したがって投資するには最低でも100万円程度が必要になります。

それに対して100万円×1.83%=18,300円の配当金がもらえるわけです。

高くもなく低くもない妥当な金額といった印象です。

とはいえ、セコムは毎年配当金を増額しています。

事実、2012年に90円だった配当金が2倍になるのも間近です。

したがって、長期的に投資するのであればさらなる配当金収入を期待しても差し支えないと思われます。

セコム(9735)の株主優待

セコムの株主優待は自社グループ製品の優待価格販売です。

購入できる製品は「セコム・スーパーレスキュープラス」と「あったか非常時安眠セット」の2種類。 いずれも災害時に役立つ防災用品セットです。

あれば助かるものですが、あくまで優待価格販売でしかないというところが少しばかり残念です。

防災用品は使わずに済むのが一番ですが、そうなると無駄にもなってしまいます。

そう考えると、使うか分からない株主優待を貰うのに逆に出費が必要となるというのは微妙なところです。

株主優待についてはセコムにはそもそもないものと考えても良いかもしれません。

セコム(9735)の株価分析を競合他社と比較

セコムの競合他社と言えばもちろんアルソック、つまり綜合警備保障です。

綜合警備保障は警備業界においてセコムに次ぐ2位の地位を築いています。

金融機関の警備に強みがあるという特徴こそありますが、全体としてはセコムと同じ業態と考えて問題ありません。

しかし株価についてはセコムとは異なりいまひとつ冴えていません。

また、綜合警備保障は配当金の利回りはセコムと同等にもかかわらず株主優待がありません。

そのため投資の利回りとしてはセコムにあと一歩及びません。

一方で、株価が5,000円程度と比較的求めやすいところは評価できます。

業態としてはほぼセコムと同じであるため、資金力の関係でセコムに手の届かない人が代わりに投資する価値はあるでしょう。

ただ、綜合警備保障の時価総額はセコムの1/4にすぎません。

企業規模としては同列には語れないので、その点には注意しておきましょう。

セコム(9735)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

セコムの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

業態柄、新型コロナウィルスによる売上減少の影響は小さかったものの、株価はいまひとつ。

ただし、すでに回復基調にあるため今後の伸びはまだまだ期待できそうです。

一方で配当金は平均的、株主優待は自社製品の割引と微妙なところです。

もっとも、長期的にはセコムの株価が上昇トレンドにあることは明白です。

長期保有前提であれば十二分に投資する価値のある銘柄と言って良いでしょう。