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積水ハウス(1928)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

積水ハウスはハウスメーカーの筆頭格。

実際に積水ハウスで自宅を建築したという人も少なくないはずです。

そんな積水ハウスへ投資してみたいという人も多いことでしょう。

しかし、そもそも積水ハウスの株価分析は投資に値する結果と言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、そして株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は積水ハウスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

積水ハウス(1928)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

積水ハウス(1928)の株価分析

積水ハウスの事業内容

積水ハウスと言えば戸建住宅というイメージをお持ちの人が大半かと思います。

ただ実際のところ積水ハウスの事業は戸建住宅だけには依存していません。

積水ハウスの売上高に占める戸建住宅事業の割合は16%にすぎません。

積水ハウスは自身のビジネスモデルを「請負型」「開発型」「ストック型」「国際」の4つに分類しています。

そして戸建住宅は請負型に含まれます。

開発型は分譲住宅やマンション事業、都市再開発事業がメインの事業。

積水ハウスの売上高の16%を構成します。

ストック型はリフォーム事業と不動産フィー事業の2つ。

不動産フィーは資産家の人から不動産を一括借上げして賃貸に出すようなイメージの事業です。

この2つの事業で積水ハウスの売上高の約28%になります。

総じて、積水ハウスは不動産という事業の中でバランス良くビジネスモデルを分散させている印象です。

多角経営とは言えませんが株価分析の際にも一定の評価をしても良いのではないでしょうか。

ちなみに、積水ハウスとよく似た名前の企業としてセキスイハイムがありますが、これらはある種兄弟のようなものです。

積水ハウスはもともと積水化学工業の住宅部門が独立したのが起こり。

そして、セキスイハイムはその後にあらためて積水化学工業が起こした住宅部門です。

ただ、現在両者は製法も工法もまったく異なる独立した企業同士です。

一応、積水ハウスの株主に積水化学工業も名を連ねてはいますが、セキスイハイムとなんらかの提携関係にあるというわけではありません。

株価分析の際には積水ハウスとセキスイハイムは完全に別の企業、むしろ競合のひとつと考えておきましょう。

積水ハウスの売上の状況

積水ハウスの2020年1月期の連結売上高は2兆4,152億円。

そこから各種経費などを引いた経常利益は2,139億円です。

また、2021年1月期の売上は前期比横ばいと予測しています。

新型コロナウィルスの影響は積水ハウスの事業にも多大な影響があったことを考えるとやや強気な印象です。

企業や個人にとって固定費に当たる不動産市況は他の産業よりも遅れて景気が変動する傾向があります。

そう考えると現状まだ新型コロナウィルスの影響がすべて明るみに出たとは考えにくいところです。

積水ハウスの売上についても予断を許さない状況と言えるでしょう。

積水ハウスの資産状況

2020年4月期における積水ハウスの総資産は2兆5,189億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は49.9%です。

自己資本比率は高いほど財務的に安定しているとみなされる指標。

積水ハウスの49.9%という自己資本比率は不動産という業種のなかではかなり高めの数字です。

株価分析する上で財務的な部分を考慮する必要はないでしょう。

なお、積水化学工業の持ち分は積水ハウスの株式の5%程度にすぎません。

特に子会社にあたるわけではないのでその点の考慮も不要です。

積水ハウスの株価分析

積水ハウスの株価は明らかな下落トレンドです。

新型コロナウィルスの影響を脱して株価は回復したと見られたものの、その後にふたたび下落へと転じています。

これは積水ハウスが業績の下方修正を発表したことが大きな理由です。

また、同時に配当金の減額を決定したことも少なからずインパクトになっています。

これを一時的な株価下落と見るかどうかは難しいところです。

積水ハウスの株価を長期で見ると明らかに成長速度が落ちています。

今後一層の上昇を見込むにはなんらかの強い好材料が必要になるのではないでしょうか。

積水ハウス(1928)の配当金

積水ハウスの予想配当金は82円。 投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは4.62%です。

積水ハウスが配当金減額を決定したことは先に触れたとおりです。

しかし、それでもなおこの配当金利回りはかなり高い数字です。

現在の積水ハウスの株価はおよそ1,800円程度。

最低売買単位の100株で購入すれば18万円程度で投資可能です。

それに対して100株×82円=8,200円と1万円近い配当金が貰えると考えると実に割の良い投資です。

減額されたとは言え、まだまだ魅力的な配当金と言えるでしょう。

積水ハウス(1928)の株主優待

積水ハウスの株主優待は新潟県産コシヒカリ新米5Kgです。

お米はあって困るものではないから地味に嬉しい株主優待です。

ただ、残念ながら積水ハウスの株主優待は1,000株以上の保有者のみが対象です。

1,000株というと200万円近い資金が必要になってしまいますから、なかなかハードルが高いと言わざるを得ません。

株主優待目当てだけで投資するのは少し難しいでしょう。

積水ハウス(1928)の株価分析を競合他社と比較

積水ハウスの競合他社としてここでは大東建託と大和ハウス工業の株価分析と比較してみましょう。

まずは大東建託の株価です。

積水ハウスとは異なり大東建託の株価は右肩下がり。

大東建託は積水ハウスとは異なり建築設計までおこなう建設事業も主力。

もともと不調であったうえに新型コロナウィルスの影響が重なった結果でしょう。

次に大和ハウス工業の株価を見てみましょう。

大和ハウス工業の株価も厳しい結果です。

ただ、積水ハウスとは異なり持ち直しの動きは継続しています。

中長期的に見ても大和ハウス工業の現在の株価は安すぎる印象です。

配当金利回りも積水ハウスには及ばないものの3.14%と高め。

よりいっそうの戻りを期待して今のうちに投資しておくのも良いのではないでしょうか。

ちなみに、よく勘違いされるのですが大和ハウス工業と大和証券にはなんの関係もありません。

同じ「大和」を冠するものの資本的なつながりはおろか原点もまったく異なります。

株価分析の際には系列企業と混同しないように注意しておきましょう。

積水ハウス(1928)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

積水ハウスの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については新型コロナウィルスの影響を脱したかに見えましたが、売上の下方修正を契機に下落トレンドに転じています。

それでもまだ過去の株価にくらべると平均的な価格であることを考えると投資には慎重な判断を要すると思われます。

ただ、積水ハウスは条件は厳しいものの株主優待もあります。

また、配当金は減額後の現在でもまだかなり手厚い内容です。

中長期保有前提であればかなり割の良い投資となることが期待できるでしょう。