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SGホールディングス(9143)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

SGホールディングスは佐川急便の持株会社。

日頃インターネットショッピングでお世辞になっている人も多いのではないでしょうか。

そんなSGホールディングスへ投資してみたいとお考えの人も少なくないでしょう。

しかし、SGホールディングスの株価分析は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はSGホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

SGホールディングス(9143)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

SGホールディングス(9143)の株価分析

SGホールディングスの事業内容

SGホールディングスの事業内容は宅配が8割。

その他物流が1割です。

そのほか不動産事業も手掛けていますが規模はそれほど大きくありません。

株価分析の際には宅配事業を中心に見ていけばそれで十分でしょう。

といっても、個人宅への宅配を見ているだけでは十分ではありません。

SGホールディングスの取り扱う宅配個数のうち約6割は法人対法人のBtoBです。

対個人の宅配も4割と大きいですが、同じかそれ以上に法人間取り引きの宅配取扱状況に注意しておきましょう。

なお、SGホールディングスはホールディングスの名がつくとおり持株会社です。

より詳細に業績等を調べたい人は子会社である佐川急便の決算資料を見てみると良いでしょう。

SGホールディングスの売上の状況

SGホールディングスの2020年3月期決算の連結売上高は1兆1,734億円。

そこから経費など引いた経常利益は805億円です。

新型コロナウィルスの影響によりBtoBの売上が減少したものの、在宅時間増加にともない個人向けの宅配が好調でした。

ちなみに、SGホールディングスはアジアを中心とした海外にも展開していますが、それほどの強みはありません。

そのため今回の新型コロナウィルスの影響も軽微に済んでいます。

海外展開の遅れは一般的には良い評価はできませんが、今回にかぎっては意図せず有利に働いたと言えるでしょう。

SGホールディングスの資産状況

2020年6月期におけるSGホールディングスの総資産は7,988億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は49.5%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性を示す一般的な指標。

SGホールディングスの49.5%という自己資本比率はとくに問題のない数字と言えます。

基本的にSGホールディングスに財務的な部分で憂慮すべき問題はないと考えて良いでしょう。

SGホールディングスの株価分析

SGホールディングスの株価は新型コロナウィルスを契機に右肩上がり。

もはやウナギ登りといって良い勢いです。

ただ、チャートを見てもらえば分かりますが、すでにかつての2倍近い株価に達しています。

たしかに足元の業績は悪くありませんが、さすがに行き過ぎた印象です。

バブルが弾けるようになにかのタイミングで株価が急落する可能性もあります。

この状態で手を出すのは少しばかり危険かもしれません。

なお、SGホールディングスの上場は2018年です。

したがって、それ以前の株価の動きが分からないという点も値動きの予測を難しくしています。

SGホールディングス(9143)の配当金

SGホールディングスの予想配当金は62円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.2%です。 この数字は配当金の利回りとしてはわずかに低めです。

ただ、SGホールディングスは上場後に連続して配当金の増配を続けています。

業績次第ではありますが、年々手厚い配当金となる可能性もあることでしょう。

SGホールディングス(9143)の株主優待

SGホールディングスに株主優待はありません。

物流・宅配がメインの事業と考えると株主優待がないことも仕方のないことでしょう。

ちなみに、仮にSGホールディングスに株主優待があったとして、その配送方法は自社の宅配サービスになるはずです。

そうすると宅配業者の人に自分が株主であることがバレかねません。

あくまで想像ですが、そういったこともSGホールディングスに株主優待がない理由のひとつなのかもしれません。

SGホールディングス(9143)の株価分析を競合他社と比較

SGホールディングスの競合他社と言えばヤマトホールディングスと日本通運、そして日本郵政です。

まずはヤマトホールディングスの株価分析と比較してみましょう。

ヤマトホールディングスの株価もまたSGホールディングスと同じく好調。

年初来高値を更新しています。 短期的には急落後の2倍とSGホールディングスと同じような勢いです。

ただ一方で、中期的に見ればまだ過去の水準にまではいたっていません。

ここからもSGホールディングスの株価の動きがやや行き過ぎていることが察せられます。

SGホールディングスへ投資するのが不安という人は代わりにヤマトホールディングスへ投資するのも良いのではないでしょうか。

次に日本通運の株価を見てみましょう。

日本通運の株価はSGホールディングスとはまったく様相が異なります。

株価は新型コロナウィルス以前の水準に戻していますがそれだけです。

これはやはり日本通運が比較的海外比率も高いことが理由と思われます。

また、宅配ではなくあくまで物流がメインということもあるでしょう。

いずれにしろ、日本通運に関してはSGホールディングスの代わりにはなりえません。

競合ではあることに変わりはありませんが、基本的には別物と考えておきましょう。

最後に日本郵便の株価です。

日本郵政の株価はSGホールディングスとは真逆の値動き。

下落の一途です。

これは日本郵政が郵便だけではなく保険や貯金といった多角経営をしていることが理由です。

そして、昨今の日本郵政は保険の不適切販売やそもそもの業績不振など問題が山積みです。

宅配部門に限定しても、とうていSGホールディングスの代わりの投資先にはなりえないでしょう。

ちなみに、宅配と聞いてウーバーイーツをSGホールディングスの競合として思い浮かべた人もいるかもしれません。

しかし、ウーバーイーツはあくまで食品に限定した宅配です。

また、個人に委託するという独特のビジネスモデルです。

さらに言えば、成長市場であるとは言えまだまだ市場規模も大きくありません。

当分のあいだSGホールディングスのライバルとはなりえないでしょう。

SGホールディングス(9143)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

SGホールディングスの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については好調な売上を反映して堅調。

それどころかいまやかつての2倍以上の高値となっています。

正直なところ、やや投機的な部分が見え隠れしているため投資するには慎重な判断が必要なところです。

また、SGホールディングスは株主優待はなく配当金も微妙です。

今後の配当金増額は期待できますが、現状それほど副次的なリターンは期待できません。

いずれ投資するにしても総じて今のところは様子見推奨の銘柄です。