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塩野義製薬(4507)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

塩野義製薬は日本を代表する製薬会社のひとつ。

頭痛薬で日頃お世話になっている人も少なくないのではないでしょうか。

そんな塩野義製薬へ投資してみたいという人も多いことでしょう。

しかし、塩野義製薬の株価分析は投資に値すると言える結果なのでしょうか。

また、売上や配当金、株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は塩野義製薬の株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

塩野義製薬(4507)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

塩野義製薬(4507)の株価分析

塩野義製薬の事業内容

塩野義製薬の事業は医薬品の研究開発・製造・販売です。 一般用医薬品としては「痛くなったらすぐ~」のCMで有名な頭痛薬が代表的です。

あるいは、新型コロナウィルス関連のニュースで一時期話題にのぼったイソジンも塩野義製薬の製品です。

ただ、これらの一般用医薬品は塩野義製薬の事業のほんの一部にすぎません。

塩野義製薬の売上の大部分は一般用医薬品ではなく医療機関用の医療用医薬品が占めています。

一般用医薬品の売上も株価分析のうえでは無視できませんが、それよりも医療用医薬品の業績を重視して分析しましょう。

ちなみに、塩野義製薬の社名の由来は創業者の塩野義三郎氏から来ています。

シオノギ・サブロウではなくシオノ・ギサブロウです。

ただ、現在の塩野義製薬の経営陣にすでに塩野家はいません。

現在の塩野義製薬のトップは若干48歳で塩野家から経営を引き継いだ生え抜きのエリートです。

塩野義製薬の売上の状況

塩野義製薬の2020年3月期の連結売上高は3,334億円。

そこから各種経費などを引いた経常利益は1,585億円です。

売上の状況としては芳しくありません。

これはやはり新型コロナウィルスの影響によるものです。

具体的には感染拡大防止のための営業活動の停滞や新型コロナウィルス関連の研究開発費の増加が大きな原因です。

また、塩野義製薬は海外売上比率も6割と高めであるため、渡航制限や円高なども少なからず売上に影響しています。

とはいえ、新型コロナウィルスの影響をのぞけば、新薬の開発など本業は比較的順調です。

中長期的にはそれほど暗くない見通しと言って良いでしょう。

塩野義製薬の資産状況

2020年6月期における塩野義製薬の総資産は8,645億円。

自己資本比率は88.9%です。

自己資本比率は企業の総資本に占める株主資本と資本金等が占める割合。

一般的に高いほど財務的に健全とみなされます。

資本金等の自己資本比率はほぼ9割に達していますから、財務的には十分すぎるほどに健全です。

株価分析のうえで財務的な部分を不安視する必要はないでしょう。

また、事業内容でも触れましたが、塩野家は塩野義製薬の経営からは退いています。

資本関係を見ても大株主に塩野家の名前はありません。

お家騒動で株価が下がるような心配もないでしょう。

塩野義製薬の株価分析

塩野義製薬の株価は比較的短期間にかなりの値幅で動いています。

まずは新型コロナウィルスの拡大を契機に急落。

そして、新型コロナウィルスのワクチン開発開始の報道を受けて急騰。

しかし材料出尽くしと判断された6月あたりから株価はふたたび下落に転じています。

ただ、中期的に見ても現在の株価5,500円はやや下がりすぎな印象です。

そもそも、決して塩野義製薬の今後の先行きは暗くありません。

ここが本来の株価と考えればよりいっそうの株高も十分に目指せるでしょう。

事実、10年という長期で見れば塩野義製薬の株価が順調に値上がりしていることは間違いありません。

やや上昇スピードの鈍化も見られますが、まだまだ上昇の余地はあるでしょう。

ただし、塩野義製薬は海外売上比率が高めであることは先に触れたとおりです。

そのため為替の動向によっては株価も大きく下がることがあります。

もっとも、塩野義製薬は決算資料における今後の売上予測について具体的な想定為替レートは示していないものの、円高を織り込んでいるとしています。

よほどの円高とならないかぎりは業績の下方修正による株価下落といった事態にはならないと思われます。

当面の間は、念のため為替レートにも注意しておくといったスタンスで十分かと思います。

塩野義製薬(4507)の配当金

塩野義製薬の予想配当金は106円です。

投資額に対する配当金の割合である配当金利回りは2.0%。

配当金利回りとしては平均的な水準です。

なお、塩野義製薬は株主還元方針としてDOE4%を掲げています。

DOEとは株主資本の何パーセントを配当金として回すかの指標です。

株主資本には本業で得た利益も含まれますから、これは単純に塩野義製薬の業績が上向けば配当金も増額されるということです。

今後の業績次第ではさらなる配当金を期待しても良いでしょう。

塩野義製薬(4507)の株主優待

塩野義製薬に株主優待はありません。

日頃、塩野義製薬の医薬品のお世話になっている人も多いかと思いますので、そういった製品が株主優待として貰えればとお考えの人もいるかもしれません。

しかし、自分の症状にまったく関係のない医薬品を貰っても意味がありません。

また、医薬品は一般人が他人に譲渡したりもできません。

こういったことを考えると塩野義製薬に株主優待がないのも仕方のないことでしょう。

塩野義製薬(4507)の株価分析を競合他社と比較

塩野義製薬の競合他社としてここでは第一三共とエーザイの株価分析と比較してみましょう。 まずは第一三共の株価です。

第一三共の株価は中期的には右肩上がりですが、いったん調整局面に入っているように見受けられます。

ただ、株価上昇のトレンドは変わらないと予想できます。

また、株価の価格も塩野義製薬の約半値であるため購入しやすいというメリットもあります。

割安な今のうちに塩野義製薬代わりに投資しておくというのも良いでしょう。

次にエーザイの株価を見ていきましょう。

エーザイの株価を見ると2019年にやや特殊な動きをしていることが分かるかと思います。

これは新薬の治験が開始されたこと、そして中止されたことによる株価急騰・急落です。

このような値動きはエーザイだけではなく医薬品の研究開発をおこなう企業では珍しくありません。

もちろん、塩野義製薬もその例に漏れません。

製薬業界へ投資するときはこういったリスクがあることは念頭に置いておきましょう。

塩野義製薬(4507)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

塩野義製薬の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については新型コロナウィルスによる売上減少もあったものの、すでに下げ止まっています。

今後の回復を期待して投資する価値は十分にあるでしょう。

ただ、塩野義製薬に株主優待はありません。

配当金もそれほど手厚いというわけでもありません。

そういった副次的なリターンについてはあまり過度な期待はしないでおきましょう。