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SMC(6273)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

SMCは空気圧制御システムを製造・販売するグローバル企業。

その領域では圧倒的なシェアを誇ります。

そんなSMCへ投資してみたいという人も少なからずいることでしょう。

しかし、SMCの株価分析はどのようになっているのでしょうか。

また、十分な配当金や株主優待は期待できるのでしょうか。

そこで今回はSMCの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

SMC(6273)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

SMC(6273)の株価分析

SMCの事業内容

SMCの事業内容は空気圧制御システムの製造・販売。 空気圧制御システムはその名のとおり空気圧をコントロールするシステムです。

主に一般消費者向け製品ではなく、製品を作る機械の部品として使われます。

その技術は産業を問わず活用されています。

事実、SMC製品の国内の売上構成は「自動車」「半導体」「電機」「工作機械」「食料」「医療」と多岐にわたります。

特に昨今は医療や介護分野からの空気圧制御システムの需要が増しています。

なかなか身近にはとらえにくいSMCの製品ですが、生活になくてはならないものであることは間違いありません。

今後、SMCの製品が求められない状況になることはないでしょう。

ちなみに、SMCの社名の由来は「焼結濾過体金属」を意味する英単語「Sintered Metal」と「Company」の頭文字です。

正直、聞いてもまったくピンと来ませんね。

SMCの売上の状況

SMCの2020年3月期決算の売上高は5,260億円。

経費などをのぞいた経常利益は1,585億円です。

これは前期比で売上高9%減、経常利益は20%減にあたります。

原因はやはり新型コロナウィルスの流行です。

ただ、その影響も他の業種にくらべれば限定的。

株価分析にはすでに業績回復が織り込まれていると考えられます。

なお、SMCの売上高は7割以上が海外に依存しています。

そのため、中国などの大規模市場の設備投資の動向が強く業績に反映します。

SMCの株価分析では日本ではなく世界中の景気動向に注意を払っておきましょう。

SMCの資産状況

2020年3月期におけるSMCの総資産は1兆3905億円。

自己資本比率は89.9%です。

自己資本比率は総資産のうち資本金と株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に健全ということを意味します。

言うまでもなくSMCの自己資本比率89.9%は優れた数字です。

有利子負債もあるにはありますが総資産にくらべれば微々たるもの。

SMCの株価分析をするうえで財務面の不安を考慮する必要はありません。

SMCの株価分析

SMCの株価は新型コロナウィルスの流行期に急落後、ほどなくして回復し現在は年初来高値を更新しています。

やや期待感が加熱して割高な印象はありますが、全体的に良い買い場と言って良さそうです。

それでもできるだけ安く買いたいという人は55,000円~57,000円がここ3ヶ月の下値抵抗線に見えますので、そのあたりを狙っていくと良いでしょう。

また、5年、10年といった中長期で見てもこの傾向は同様です。

若干の波こそありますが、SMCの株価が右肩上がりであることは明らかです。

長期保有前提であれば投資しておいて損はないでしょう。

ただし、先に触れたとおりSMCの売上高の7割以上は海外に依存しています。

そのため業績には為替レートが強く影響してきます。

歴史的な円高などが訪れれば大きく業績が悪化するリスクがあることは心得ておきましょう。

なお、SMCは2021年業績予想の想定為替レートを公表していません。

ただ、多くの企業は1ドル=105円~107円と予想しています。

それ以上の円高が続くようであればSMCの業績予想も下方修正する可能性があると考えておいたほうが良いでしょう。

SMC(6273)の配当金

SMCの予想配当金は400円。 金額だけ見ると高く見えます。

しかし、SMCの株価が55,000円程度であることを考えると利回りはいまひとつです。

簡単に言ってしまうと配当金利回りは1%を下回ります。

SMC株の売買単位は100株から。

したがって、55,000円×100株=550万円が最低投資額になります。

それでも貰える配当金は5万円以下です。

このように、SMCは配当金に関しては期待できません。

配当金狙いで投資するのであれば他の銘柄を探すことをおすすめします。

SMC(6273)の株主優待

SMCに株主優待はありません。

配当金が安いことも加味すると全体的にSMCは株主をあまり手厚く遇していない印象です。

ただ一方で、これまで蓄積した利益を一気に株主還元に回すのではといった期待も高まっています。

株主還元方針の転換は多くの場合、株価を急騰させる結果となります。

仮に配当政策の変更がなくともSMCが順調に成長すれば株を手放すことで売却益も狙えます。

未確定情報にすぎませんが、資金力のある人は配当政策変更を見越してSMCへ投資しておくというのも良いかもしれません。

SMC(6273)の株価分析を競合他社と比較

空気圧制御システムで言えば国内にSMCの競合他社はいません。

それどころか世界的に見てもSMCのシェアは群を抜いています。

ただ、どことも比較しないのでは正確な株価分析も難しくなってしまいます。

そこで今回はSMCと同じような機械向け電気機器メーカーであるファナックの株価と比較してみましょう。

ファナックの株価はSMCとは対照的にやや軟調。

新型コロナウィルス直前の株価まで戻していますが、それだけです。

SMCと同じような投資をするのに向いているとは言えないでしょう。

ただ、今回ファナックを比較対象としたのには別の理由があります。

実はファナックは業績が良いにもかかわらず株主還元が不十分と見られる企業のひとつでした。

これは現在のSMCも同様です。

しかし、2015年にファナックは株主還元方針を転換し、手厚い配当金を目指す旨を発表したのです。

その結果として、ファナックの株価は2015年上期に急騰したという過去があるのです。

仮にSMCが株主還元方針の転換を発表したとしたら再び同じような値動きをする可能性も低くないはずです。

投資というよりは投機に近くなりますが、そういった期待で投資してみるのもひとつの手段としてはありでしょう。

SMC(6273)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

SMCの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

SMCの株価は新型コロナウィルスの影響をすでに脱して年初来高値を更新しています。

やや割高感があることは否めませんが、買いには悪くないタイミングと言えそうです。

株主優待と配当金についてはSMCは期待できません。

株主優待もなく、配当金も高くありません。

ただ一方で、蓄積した利益をそろそろ配当金へ回すのではといった期待も高まっています。

配当政策の変更は多くの場合、株価にポジティブな影響を与えます。

未確定情報にすぎませんが、そういった可能性にかけてSMCへ投資してみるの良いかもしれません。