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ソフトバンクグループ(9984)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ソフトバンクグループは今や知らない人のいない大手携帯キャリア会社のひとつ。

そんなソフトバンクの親会社であるソフトバンクグループに投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、ソフトバンクグループの株価分析はどのようになているのでしょうか。

また、配当金や株主優待はいかほどなのでしょうか。

そこで今回はソフトバンクグループの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

ソフトバンクグループ(9984)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ソフトバンク(9984)の株価分析

ソフトバンクの事業内容

ソフトバンクはソフトバンク単体だけではなくソフトバンクグループとしても上場しています。

ソフトバンク自体はソフトバンクグループの子会社に位置づけられます。

(※ 以後、ソフトバンク=ソフトバンクグループとします)

ソフトバンクの手掛ける主な事業セグメントは以下のとおり。

・ソフトバンク事業・・・日本国内での移動通信サービス、携帯端末販売事業

・スプリント事業・・・アメリカでの移動通信サービス事業

・アーム事業・・・マイクロプロセッサ関連事業

・プライトスター事業・・・海外での携帯端末流通事業

・その他・・・福岡ソフトバンクホークス関連事業

いろいろな事業を手掛けていますが、福岡ソフトバンクホークス関連事業以外はおおむね移動通信サービス事業にかかわるものです。

不動産や金融など他業種への積極的な進出は見られません。

株価分析においても移動通信サービス事業を主に見ていけば十分でしょう。

なお、ソフトバンク単体は銘柄コード9434で上場しています。

国内通信事業のみの株価分析をしたい人はソフトバンクグループと間違えずに、そちらの事業内容や業績を見るよう注意しましょう。

ソフトバンクの売上の状況

ソフトバンクの売上は6兆1851億円。経常利益は355億円です。

ただし、営業利益は1兆3,646億円の赤字です。

これはコロナショックにより、複数の企業に投資する事業であるソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資において1兆円以上の評価損失が出ていることが理由です。

ソフトバンクの通信事業に限定して言えば営業利益は前期比7%プラスと堅調です。

しかしながら、株価分析においてこの投資の評価損失はあまり重視されていないという印象です。

実際に株価の推移を見れば分かりますが、業績に反してソフトバンクの株価はそれほど下落していません。

ソフトバンクの資産状況

ソフトバンクの総資産は37兆2572億円。

そのうち自己資本は5兆9千億円、自己資本比率は15.9%です。

自己資本はソフトバンクの資本金と株式の時価総額の合計値。

それ以外の資産は借入金なども含みます。

これはつまりソフトバンクの資産の80%以上が借り入れなどの負債ということです。

ただし、これをもってソフトバンクの経営が危ういというわけではありません。

ソフトバンクの経営者である孫正義氏は攻めの経営の名手として名を馳せています。

これはつまり自己資金の6倍の資産をもっていろいろな投資をしているということです。

したがって、この投資が実ればまた大きく成長する可能性もあります。

ときに借金王などと揶揄されることもあるソフトバンクですが、こういった経営方針についても投資判断に含めることが株価分析では重要です。

ソフトバンクの株価分析

2020年8月下旬現在、ソフトバンクの株価はここ数年でも高い水準にあります。

これはソフトバンク事業が好調なことと大規模な資産売却による財務体質の改善が理由と考えられます。

コロナショックからの急反発がやや行き過ぎているようにも思えますが、長期的に見れば株価は緩やかな右肩あがりで推移しています。

今後、いったん調整が入ると予想されるのでその時が買い時かもしれません。

中期的には6,000円から6,500円のあいだがよい買い場と考えて良さそうです。

ただし、楽天モバイルがあらたに通信事業に参入してきたことが国内通信事業にどこまで影響するのかは注視しておく必要があるでしょう。

また、ソフトバンクグループとしてあらたなファンド設立や資金調達の発表があると大きく株価も動きます。

決算説明会前後の値動きには注意しておきましょう。

ソフトバンク(9984)の配当金

ソフトバンクの配当金は例年40円程度、配当性向は3~10%程度でした。

配当性向は利益の何%を配当金に回しているのかの指標。

ソフトバンクの配当性向はやや低めです。

また、大きな赤字を計上した場合には配当金は下がる可能性があります。

場合によっては配当金がないこともありえるでしょう。

実際、孫正義氏の発言にはソフトバンクグループについては今しばらく配当金は期待しないほうがよいとの言葉も見られます。

ちなみに、ソフトバンクグループの子会社であるソフトバンク(9484)の配当金は86円~89円、配当利回り5.8%と利回りも高くなっています。

配当金狙いでいくのであればソフトバンクグループではなくソフトバンク単体の銘柄も視野に入れるとよいのではないでしょうか。

ソフトバンク(9984)の株主優待

ソフトバンクに株主優待はありません。 ソフトバンクは配当金もあまり期待できないうえに株主優待もありません。

短期的なリターンは望まないほうがよいでしょう。

ソフトバンクに投資する人は純粋に株価の値上がり、そして十分に成長したあとの配当金による還元を期待しましょう。

ソフトバンク(9984)の株価分析を競合他社と比較

ソフトバンクを株価分析すると競合他社に比べてあまり優位性は見いだせません。

KDDIやNTTドコモとくらべて業績も財務状況もあまり芳しくありません。

とはいえ、このソフトバンクの株価分析はソフトバンクグループとしてのものです。

ソフトバンク単体で見ればまた違った結果となるでしょう。

そもそも、ソフトバンクグループの銘柄は長期的な視点で評価すべきものと考えられます。

ソフトバンクグループとして買収した企業やあらたな事業が実を結ぶかどうかといった懸念こそありますが、花開けば大きな収益が期待できます。

ソフトバンクグループについては単なる通信事業を営む企業ではなく、持株会社、一種の投資会社と考えておきましょう。

繰り返しになりますが、ソフトバンクに投資するつもりの人はある程度長い目で投資期間を見ておくことをおすすめします。

ソフトバンクグループ(9984)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

ソフトバンクの株価分析は指標上ではあまりよい数値を見いだせません。

また、配当金もそれほど高くなく株主優待もありません。

ただ、今回解説したソフトバンク(9984)は幅広い事業を手掛けるソフトバンクグループとしてのものです。

ソフトバンク単体では配当金も高く利回りも悪くありません。

純粋な株価の値上がりではなく配当金を期待する人はそちらの銘柄を見ることをおすすめします。